社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

8月24日(土)

2013年08月26日 23時52分07秒 | 2013年

  9時半起床。昨晩寝たのが遅かった割には、比較的早い時間に目が覚めた。

  角田光代さんの小説『八日目の蝉』を読み終える。直木賞を受賞した『対岸の彼女』と同じくらい有名な作品で、永作博美さん主演で映画化もされているため、何となくストーリーの概略程度は知っており、それ故これまで避けていたのだが、とにかく傑作だった。本当に、読んで良かったと思う。浮気相手の子どもを誘拐して育てる女性の物語であると同時に、誘拐されたことを知らずに幼少期を過ごした女性の物語であるわけだが、そこに溢れんばかりの愛情が表現されていて、涙が止まらなかった。特に、ついに警察に捕まり、子どもと引き離される際に彼女が叫んだ言葉に、これまで聞いたことがない(読んだことがない)ほどの愛情が凝縮されていた。こんなに心揺さぶれた小説は初めてである。

  昼過ぎに家を出る。特に何かしたいことがあったわけではないのだが、とりあえず川口駅へ。私の実家の最寄駅は西川口なのだが、なぜか私は川口駅周辺の景色が好きだ。もしかしたら、学生時代に3年以上この駅の中にある喫茶店でアルバイトをしていたから、そして、そこで出会った女性と人生初めての「恋愛」をしたからかもしれない。とにかく、ここに来ると、何だか心がすっきりする。

  勢いで川口まで来たものの、特にやることもないので、駅前の献血ルームへ。本を読みながら、1時間ほど掛けて成分献血をする。久しぶりなので針が長いこと腕に刺さっている不快感が気になったが、たまには人様のお役に立たないと。

  川口駅近くの銀座通り商店街にあるタイレストラン「バンコク」へ。名前の付け方が安易過ぎて笑ってしまうが、雰囲気が良さそうで前々から気になっていた。注文は、カオマンガイと米粉プリン。ここのカオマンガイは鶏肉が分厚く、食べごたえがある。タレの辛さも、本場っぽい。米粉プリンの甘さも良い意味で雑な感じで美味しい。タイの方が経営しているだけある。

  もう少し本を読みたかったので、川口駅前から草加駅行のバスに乗り、往復する。こういう時、普通は喫茶店に行ったりするのだろうが、私の場合はついつい飲み食いに熱中してしまうので、電車やバスに乗る。というよりも、そういう時にしか本を読めない(あとは、寝る前くらいか)。

  草加往復バス読書旅から戻ったら、川口駅前の広場で盆踊りが行われていた。周囲の景色とのミスマッチさが面白くて、しばらく眺めてしまう。なかなか良い光景だ。せっかくなので会場も1周したが、最近は金魚すくいとかあんず飴とかはないんですね。どこへ行っても、ケバブ、ケバブ。この規模で3つもケバブ屋さんが必要ですかね。日本の的屋さん、頑張ってください。

  帰宅は21時過ぎ。その後は、実家でサンとゆっくり過ごす。


8月23日(金)

2013年08月26日 22時42分28秒 | 2013年

  7時起床。

  直行で湘南台へ。午前中は、基本的な事務処理の案件。先方も気さくな方なので、ペチャクチャと雑談をしながら作業を進める。

  午後からは、以前公的施策の認定を取得した事業者さんのフォローアップ調査と、新たな事業への挑戦についてのヒアリング。こちらもまた気さくな社長さんなので、結局今日は一日中喋って笑っていた気がする。

  19時過ぎに帰宅し、少し休憩をしてから、地元へ戻る。

  友人と待ち合わせ、ファミレス&銭湯へ。彼と会うのはかれこれもう数ヵ月ぶりだったので、近況(特に恋愛関係の)についての話で盛り上がった。