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3月25日(日)

2012年03月25日 23時26分49秒 | 2012年

  5時半起床。6時半過ぎに家を出て、小田原へ。今日は、小田原の青物町商店街で、「かながわ朝市サミット」が開催される。県内各地の朝市から100以上の出店者が集まる、年に1度の大規模な朝市である。

  8時に現地に到着し、上司や先輩と合流して会場の準備。机を出したり、受付の手順を確認したり。そのうちに、段々と出店者が集まってくる。私たちは出店者の受付を担当したので、たくさんの事業者さんと接して、何となく全体の雰囲気を感じることが出来た。

搬入前の様子。

  11時から朝市が開始。開始と同時に、会場はたくさんの来場者で溢れ返った。私たちは午後から別会場で行われるシンポジウムの準備のためにほとんど見て回ることは出来なかったが、結局1万5千人近い来場者があったらしい。


子どもたちも元気に商品を売っている。


子どもたちに大人気だった飴細工。


マグロの解体ショーには、たくさんの人だかりができていた。

  昼食は、シンポジウム会場である「小田原宿なりわい交流館」の隣にあるラーメン屋「鯵壱北條」で「鯵醤油ラーメン」を食べる。本来は朝市の店舗で何かを食べたかったのだが、時間の関係で難しかった。しかし、このラーメンも魚の出汁がよく利いていて、美味しかった。

  午後からは、「朝市を活用した商店街の活性化」をテーマとしたシンポジウム。私は機材の運搬で終始走り回っていたので内容は全くといっていいほど聞いていないのだが、立ち見が出るほどの盛況だったようだ。

  シンポジウム終了後、その後の出店者交流会まで少し時間があったので、上司と先輩と一緒に少し散策に出掛ける。松原神社に立ち寄ったり、和菓子屋「菜の花」で「うさぎどら焼き」を食べたり、わずかな時間だったがゆっくりと時間を過ごすことが出来た。特に、「うさぎどら焼き」は中にバターが入っていて、ずっしりとした餡子がほどよくマイルドに調和され、非常に美味しかった。


「菜の花」の店内に、本物の桜の枝が飾ってあった。そうか、もうそんな季節か。

  出店者交流会では出店者の方々からそれぞれ挨拶があり、その内容や充実した表情からも今回の朝市が大成功に終わったことが伺えた。しかし、シンポジウムの中心的な話題のひとつにもなっていたようだが、問題は明日からどうやって商店街に人を呼ぶかという「継続性」である。今日どんなに人が集まっても、明日からまた元の寂しい商店街に逆戻りでは何の意味もない。大切なのは、今日をきっかけに、商店街の人々がより積極的に自分のお店の魅力向上や商店街全体の活性化に取り組むことである。それと同時に、私たち支援機関の人間も、具体的にどういうお手伝いが出来るのかを考えていかなければならない。


朝市が終わると、そこにはまた朝と同じ閑散とした商店街の姿があった。

  せっかく小田原まで来たので、帰りに上司と先輩と一緒に「天史郎寿司」で夕食。軽くビールをひっかけ、地魚握りを食べる。ここのお寿司は相変わらず素晴らしく、お2人も気に入ってくださったようだった。先輩は、今度は魚好きなご主人を連れてくるそうだ。私も、今度はこれまた魚好きな彼女を連れて来よう。

  20時過ぎに帰宅。今日の朝市で、今年度の実施事業が全て終了した。そして、明日は来年度の組織体制が発表される。出来れば来年度も今の上司や先輩方と一緒に仕事がしたいが、こればかりはどうしようもない。どうなろうとも、与えられた場所で、与えられた仕事を一生懸命頑張ろう。

最後は、小田原駅から見た小田原城。