社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

3月18日(日)

2012年03月22日 23時55分24秒 | 2012年

  10時起床。今日は、一日中家の中で過ごした。もうインフルエンザの感染力はなくなっているし、せっかくなのでどこかへ出掛けようかとも思ったのだが、結局タイミングを逃してしまった。

  あまりに書くことがないので、今話題になっていることについて。「巨人が1997-2004年度に6選手と新人契約金の最高標準額を超える契約を結んでいた」とされる報道がなされ、巨人は「最高標準額は、契約金等の上限ではなく、緩やかな目安」という言い訳をしている。しかも、逆切れして法的手段に出るらしい。1億5千万円と10億円の違いが緩やかな目安の誤差の範囲と言ってのける、しかも報道機関を親に持つ組織が言ってのける姿にはもはや言葉も出ないが、私はそれ以上にこの出来事に関する報道に消極的な他の報道機関の姿勢に不信感を抱いた。そもそも取り立てて扱うほどのことではないのかとも考えたが、どの機関も同等レベルかもっとどうてもいい話題に数多くの時間を割いている。今回はたかだが野球の話だから構わないが、もっと重要な事項についても同様の姿勢を取る可能性を考えると、マスコミ報道に対するこちら側の姿勢も考え直さなければならない。もちろん、全てのマスコミが胡散臭いなどと言うわけではないが。

  話を野球に戻そう。私はアンチ巨人なので、今回のようなニュースは大好物なのだが、本音を言えば別に怒りは感じない。プロ野球人気の低迷が続く昨今、今の巨人がこういう姿勢を貫いて徹底的にヒール役に徹することで世間の注目を集めることが出来れば、それはそれでプロ野球が盛り上がる可能性もあると思う。もちろん、野球離れが加速する可能性も大いにあるし、どちらかというと一般的にはそれを危惧する声が多い。しかし、殿様的態度を続ける巨人とそれを擁護し続ける巨人ファン、それに対抗意識を燃やす他球団及びそのファン(+一般人)という構図が明確に提示できれば、結構面白いと思うのだ。そして、そのための前提として、巨人がある程度強くないといけない。お金をばら撒いて補強して強くなるが、2年に1回は日本一になっても、もう1回はクライマックスシリーズもしくは日本シリーズで接戦の末敗れるぐらいがちょうどいい。それなら巨人ファンも嬉しいし、他球団ファンもワクワクするし、プラスアルファの一般人も結構食いついてくるのではないだろうか。

  そんなことを言いながらも、「でも実際には巨人が6位になったほうが気分良いなー」などと思っている自分もいる。だって、アンチ巨人だもの。


3月17日(土)

2012年03月22日 07時38分32秒 | 2012年

  8時起床。今日で熱が下がってから2日になるので、実家へ戻る。職場の規定で来週の月曜日までは休まなければならないので、火曜日までは実家でゆっくり過ごすことが出来る。

  午後から、サッカーJリーグ第2節、清水エスパルスvs.サンフレッチェ広島の試合(@日本平)を見る。エスパルスは前半開始から前線が走り回り、9分にアレックス選手のゴールで先制。その後は広島に押される展開になるものの、後半開始からはまた立て直し、51分に高木選手のゴールで追加点を挙げる。その後、再び広島にペースを握られ、終了間際にコーナーキックから1点を返されたが、そのまま逃げ切って2-1で勝利を挙げた。得点を取ったあとに受身になり、中盤を支配されてしまったことは反省材料だが、そんな中でも勝ち切ったということに大きな意味がある。広島の選手が転ぶと全てファール&イエローカードを出すという、もはや低レベル過ぎてあっぱれな木村博之主審の嫌がらせを受けながらも、新戦力の林、吉田、李、河井の4選手も躍動感あるプレーを見せていたし、アレックス選手の献身的なプレッシャーも素晴らしかった。そして、何より1ボランチに入った村松選手の潰しが効いていた。開幕の名古屋戦でも素晴らしい奮闘を見せていたそうだが、「一体彼に何があったんだろう」と思うぐらいの変身っぷりである。失礼な言い方かもしれないが、これは嬉しい誤算だ。新戦力も機能し、既存の選手も着実に成長しているエスパルス。ヒーローインタビューで高木選手が「狙うは優勝のみ」と断言していたように、どうやら今期は面白いことになりそうだ。

  今日知ったのだが、吉本隆明さんが亡くなった。彼のことをほとんど知らない私は、「吉本隆明=共同幻想論の人」という狭い認識しか持っていないのだが(それも上野千鶴子さんの影響だ)、実はその「共同幻想論」すら最後まで読んでいない。せめてこの本だけは、きちんと読もうと思う。