たねまきびより ~いとえのバイオダイナミック農場日記~

小さな1つぶのたねから
ぐんぐん伸びていくその姿
ずっとながめていたくなる

脱都会!いとえ、英国の農場へ行く!

I can't stop ceaselessly flowing tears.

2011年12月25日 | コミュニティーライフ

12月25日 日曜日 クリスマス

HAPPY MERRY CHRISTMAS! EVERYONE!!

「クリスマスキャロルを聴いた牛たちは翌朝ミルクの量が変わるらしい。」

そんな噂を聞いていたので期待に胸を膨らませてミルキングに向かう。

ワクワク♪♪ 増えるかな~~♪♪

結果、、、。

変わらん!!!!ガックシ、、、。

 

クリスマス。

朝食にシュトーレン(マジパン入りのレーズンパン)を食べ、ヨーロッパのクリスマスの朝を堪能。

のんびり始まった1日。

みんなへのプレゼントのラッピング作業にとりかかりました。

 

外は、空と雲の色合いがとってもきれい☆☆

眺めているだけだと、とてもステキな天気☆だけど、実は暴風!!!

お家の中でおとなしくラッピングをしながら過ごしました。

 

午後16時から始まった昼食兼夕食のディナー。

ハウスマザーが七面鳥を発注し忘れ、チキンのクリスマスディナー☆

七面鳥って未だに食べた事がないいとえなので実は七面鳥を期待していたのですが、、、f(^-^;)

今年もおあずけ、、、。

でも、「チキンの方がおいしい!!」ってよく聞くので、よしとします♪

 

そして、クリスマスプディング☆

レーズン、カカオたっぷりのケーキにブランデーをかけ、火をつける。

ほんのりブランデーの香るケーキにクリームとアイスクリームを添えていただきます♡

ブランデー風味の効いたレーズンのお菓子って、なんて美味しいんでしょう♡

 

ゆっくりたっぷり時間をかけて食事を楽しみ、みんな一言ずつあいさつをし、

ハウスファザーがクリスマスストーリーを読んでくれました。

 

ステキな家族と、ステキな仲間で囲むクリスマステーブル。

みんなの一言ずつのあいさつが暖かくて、みんなのみんなを愛する心が暖かくて、

ストーリーに耳を傾け、ときおり笑い声があがるその空気が暖かくて、、、。

クリスマスって、こんなに暖かかったんだぁって。

家族ってこんなに暖かいんだぁって。

 

ハウスファザーには申し訳ないけど、せっかく読んでくれていたストーリーはちっとも耳に入らなかった。

ただ、ただ、その空気の暖かさが美しくて、みんなの表情が美しくて、その時間が美しくて、

気づいたら、頬をつたってしょっぱい雫が流れてはじめ、

どれだけこらえようとしても、そのこぼれ落ちる雫を止める事ができなかった。

 

"愛"って、"幸せ"って、"美しい"んだ。

 

ストーリーが終わって、表情を隠すように食器洗いに走った。

クリスマスディナーの食器洗いは大仕事。無事に涙もおさまりお片づけ終了。

 

そして、プレゼントのシェアリング。

それぞれが用意したプレゼントがツリーの下に並びます。

ひとつづつに名前が書いてあり、プレゼントをあけていきます。

それぞれみんなが、それそれを考えて選んだプレゼント。

みんなの思いが詰まった、愛情こもったプレゼント。

 

一つ一つから、それが伝わってくるのです。

もう、ダメね。いとえ。

 

涙がまた溢れ出て止まらないのです。

 

人を思う気持ち、人を愛する気持ちって、美しいのです。

愛に溢れるって、本当にステキなことなのです。

"愛"って、"幸せ"って、"美しい"んです。

 

ここのお家にステイさせてもらっていることに、感謝。

ここの家族の、この愛に感謝。

この2011年のクリスマスに感謝。

 

暖かくて、幸せで、その時間が美しくて、、、、

 

そのことを考えて文字にしている今も、こぼれ落ちる涙がとまらないのです。

 

すてきな、すてきな、クリスマス。


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2 コメント

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With tears and many smiles (Toru)
2011-12-30 02:21:47
クリスマスって、本当にすてきな時間ですよね。
そんな素敵なクリスマスを過ごせたことは、
一生の宝物になりますよね。
僕も昔アメリカにいたころ、
ツリーの下に日ごとに集まって増えてくる
プレゼントとともに、
クリスマス当日までのワクワク感が盛り上がって楽しい思い出でした。
家族や大切な人たちと過ごす、
キラキラした、いとおしい時間。
日頃の感謝を伝えるとても大切な日。
おいらクリスチャンじゃないけど、そして仏教徒だけど、
そんな日が1日でもあっていいんじゃないかと思います。

牛小屋でのキャロリングっておもしろい!!
ほかの場所(国)でもやっている習慣なのかな?
それとも、このvillageだけ?
どちらにしても、牛たちに感謝の気持ちを捧げるって、素敵ですね。
牛にもちゃんと、気持ち通じてるよね!(でもミルクの出は別か……)
人間だけでなく、生きるものすべてに、感謝する気持ちを大切にしたいよね。

クリスマスプディング、美味しそうな写真だね~~
ブランデーの香りが伝わってきてます(笑)
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Beautiful time (いとえ)
2012-01-02 18:15:59
>Toruさん
アメリカのクリスマスって、スケール大きそうですよね!
アメリカ在住の友人のブログ写真で脚立に乗って装飾してるのを見ました。

本当、一緒に住んでいるボランティアの子、子供たち、家族、そしてヴィレジャー。
みんなみんな良い人たちで恵まれてるなぁ、ラッキーだなぁって思っています。
愛に溢れているのを実感でき、愛されていることもじっかんできるのです。
それにどうにか応えたいと自然に私自身も色々とフツフツなにかしよう!という気持ちがわいてきます。
”誰かを思って行動する”ってやっぱり気持ちのよい時間なんですよね。

牛小屋のキャロリング、キャンプヒルコミュニティーでは毎年行うようです。
英国の讃美歌集の31番(本によって違うかも)に“gloucestershire wassail”という、クリスマス~新年用の曲があります。
その歌は8番までの編成で、
2&3には馬の名前(Cherry, Dobbin)が、4~6には牛の名前(Broad May, Fillpail, Colly)が入っていて、農場で各動物たちに囲まれながらの宴の曲になっています。
他の農場(外国含)が、クリスマスイブに動物達に讃美歌を歌うかどうかはわかりませんが、我々東京で生活している者たちと比べると動物達との密接度はかなり高いですよね。
そこにはきっと感謝も愛もあるでしょうし、クリスマスに彼らに何かしらしていても不思議ではないと思います。

このクリスマスプディングを食べながら、ダークチョコとドライフルーツをつまみに久しぶりにコニャックでまったりしたい、、、なんて、また飲ん兵衛な事を考えてしまったのはナイショのはなし、、、f(^-^*)

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