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中学受験に異変 早慶より日東駒専“中堅付属校”人気急上昇の理由

2020年07月10日 23時30分16秒 | 受験のこと
中学受験に異変 早慶より日東駒専“中堅付属校”人気急上昇の理由


中学受験で、早慶やMARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)の付属校人気は頭打ちです。今年のトレンドは、日東駒専など中堅校になります」

【画像】早稲田は低迷 オリラジ藤森、山本美月など明治が大躍進! 芸能界“大学別勢力図”

こう語るのは、森上教育研究所所長の森上展安氏だ。2月1日から中学受験が本格化する。だが森上氏によると、例年と違う現象が起きているという。早稲田や慶応というトップクラスの付属校より、日東駒専(日大、東洋、駒沢、専修)などの中堅の付属校に人気が集まりそうなのだ。森上氏が続ける。

「’18年から始まった文部科学省による定員の厳格化により、大規模私立大学は一斉に難化しました。それまで合格者数の定員超過率は1.2倍以内でしたが、1.1倍以内に引き下げられたんです。各大学で合格者が減少。倍率が一気に上がりました。親世代は『大学入試が厳しいなら息子や娘を中学から付属校に入学させよう』と考え、2~3年前から早慶の付属校の倍率が上がります。昨年はMARCHの付属校が難化しました。早慶やMARCHの倍率は、それまでの2~3倍から5~6倍に上昇。そのため上位校を敬遠した受験生の人気が、日東駒専など中堅校に集まっているんです。今年は東洋大京北(東京・文京区)や、日出学園から校名を変えた目黒日大(同目黒区)の倍率が上がりそうです」

中堅附属校に入学するメリットは、エスカレーターで大学に上がれるだけではない。進学校としての魅力もあるという。

「早慶やMARCHの付属校の生徒は、大半が系列の大学に進学します。早稲田実業や慶応中等部の生徒は、90%以上の生徒が早大や慶大へ入学するんです。しかし中堅校の内部進学率は高くない。例えば日大二中の内部進学率は、30%ほどしかありません。東北大や筑波大などの国公立をはじめ、早慶にも多数の合格者を出しています。国学院大学の附属校である国学院久我山などは、毎年、東大に5人前後の合格者を出している。中堅校では系列大学へ進学しなくても、さらに上のクラスの大学を目指せるんです」(森上氏)

森上氏はOBの考えも強いと考える。

「日大は日本でもっともOBが多い学校です。早慶に合格できる実力がなければ、息子や娘を日大の付属校に入学させたいと考える母校愛の強いOBはかなりいます。日大付属校の生徒の中には、親も日大出身というケースがたくさんあるんです。実際、昨年アメリカンフットボール部の悪質タックルで日大がバッシングされても、付属校の倍率は下がりませんでした。卒業して日大OBの幅広いネットワークを利用できるのも、大きなメリットでしょう」

日東駒専以外の中堅校付属校にも、早慶にはない魅力があるという。

「例えば成蹊大学の附属中学は、説明会での親たちへのプレゼンテーションがうまい。通常は進学実績や最新の設備など、自分の学校の長所をとうとうと説明します。成蹊は違います。進学実績などは、ほとんど話さない。部活や留学で生徒がいかに楽しそうに、輝いた学校生活を送っているか、映像をまじえ伝えるんです。東大合格者数など、難関校と同じレベルの説明をしても保護者の心に響きません。中堅校に親が求めるのは、息子や娘がどれだけ充実した生活を送れるかでしょう。

成蹊は保護者の気持ちを、よく理解している。また企業とのつながりも大きく影響しています。成蹊は三菱財閥総帥の岩崎小弥太が長らく理事長を務めたため、有名企業への就職率が高いんです。親としては、偏差値以上に魅力的な学校に映るんですよ」(森上氏)

大学受験や就職で一発逆転。そんなメリットが中堅付属校人気の要因のようだ。
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黒川前検事長も再就職? プロ雀士は数千万円の稼ぎも可能に

2020年07月10日 16時30分45秒 | 雇用と職のこと

新聞記者らと賭けマージャンを繰り返し、常習賭博の疑いで市民団体から東京地検に告発状を提出された前東京高検検事長の黒川弘務氏。我が世の春を謳歌していた「官邸の守護神」から一転し、刑事告発状を提出される身になるとは本人もさぞ驚いているに違いない。まさに「身から出た錆」だが、そんなマージャン好きの黒川氏には天職とも言うべき再就職先がある。

ズバリ、プロ雀士だ。 「日本プロ麻雀協会」(東京)によると、プロ雀士になるには年2回行われているプロテストに合格することが必要だ。テスト内容は「論述」「麻雀問題」「一般教養」からなる筆記試験と、面接、実技試験があり、受験資格は「当協会の目的と義務を遂行し、麻雀界の発展に貢献する意欲のある方」だ。 

「プロ」という名前の付くテストだけあって、ハードルは高い。例えば、今年1月の論述問題(試験時間25分)をみると、<インターネットを介して相手と麻雀を打つ「オンライン麻雀」で競技麻雀(=リーグ戦とする)を実施しようとした際に「想定される問題」を2つ挙げなさい。またその2つの問題に対し、あなたなりの問題解決を解答用紙に360~400字で論述しなさい>とある。  

なかなか難しい問題だが、国務大臣が昼間の大臣室で業者から収賄まがいのカネを受け取るという「絵にかいたようなあっせん利得」を不問に付すような答弁書を書くよりも簡単だろう。  

一般教養(試験時間25分)では、<7種類の字牌7枚を横一列に並べる。何通りの並べ方があるか>や、<必然、定例、希釈、未知>の対義語を答える問題、消費税をめぐる制度名を答えたり、首里城の歴史、歴代総理大臣の名前を漢字で書いたりする問題のほか、小惑星探査機、地質時代について答える問題もある。 

 幅広い知識を問う問題構成だが、これも、旧知の記者と雑談を交えて日常的に雀卓を囲んでいた黒川氏であれば余裕しゃくしゃくに違いない。 

 麻雀問題は待ちの手牌やテンパイする牌が何種何牌あるか――などで、一晩で10万円も勝った黒川氏であれば難なく答えられるだろう。 「プロテストは誰でも受けられます(受験料2万円)。実技は点棒の数え方など、一般的なルールを熟知しているのかを見ますね。合格率などはお答えしておりません。(プロ雀士になれば)Mリーグという対局があり、最も稼ぐ人であればン千万円ぐらいはいくかもしれません」(日本プロ麻雀協会)  次回のプロテストは7月。もしかしたら、黒川氏が姿を見せるかもしれない?



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学歴詐称疑惑」再燃の小池百合子…その「虚飾の物語」を検証する

2020年07月10日 16時15分04秒 | 政治のこと

近藤大介 北京のランダムウォーカー」と題したこの連載は、普段は毎週火曜に中国を中心とした東アジア情勢に関するレポートを載せ、最後に推薦新刊図書の書評を加えている。だが、今回は特別編として、元政治記者の近藤大介氏と、現在ベストセラーになっている『女帝 小池百合子』(文藝春秋刊)の著者で、ノンフィクション作家の石井妙子氏との120分にわたる緊急対談をお届けするーー。 


【写真】カイロ大学の深い闇…小池百合子が卒業証書を「出せない」理由
まさに「虚飾の政治家」

写真:現代ビジネス

 近藤: 新著『女帝 小池百合子』(以下、本書)のご出版、おめでとうございます。まだ発売から一週間なのに、早くも大変な話題を呼んでいますね。4万部を超える勢いで、アマゾンの本の総合ランキングでも、10位前後で推移しています。  

前作『原節子の真実』(新潮社刊、2016年)を読んで、これは平成日本における映画人評伝の最高傑作だと思いましたが、今回の新著は、平成・令和日本の政治家評伝の最高傑作ですね。いやあ、腰を抜かすような本が世に出たものです。  

石井: お誉めの言葉、ありがとうございます。  

近藤: 私はかつて政治記者をしていたこともあって、これまでずいぶん多くの政治モノの本を読んできました。しかし444ページもある大著なのに、徹夜して一気呵成に読破した本など、何年ぶりでしょう。 

 石井: そう言えば、4年前に私が『原節子の真実』を書き上げた時、近藤さんに、「私は次に何を書いたらいいでしょうね?」と尋ねましたよね。そうしたら、「原節子のような『過去の人』ではなく、いまこの世に生きているもっと『生々しい人』。しかも誰でも名前は知っているけど、本当のことはよく知らないような人物」と仰いました。  


近藤: そうです、そうです。でも、これほど生々しい67歳の女性政治家のことを描くとは予想外でした(笑)。そして何より、嬉しかった。  

というのは、われわれほぼ同世代のノンフィクションの物書きではないですか。若い頃はバブル経済の絶頂期で、才能あふれる同世代の書き手が、綺羅星のごとくいたものです。ところが、主戦場だった雑誌媒体が減ったこともあって、書き手の方も一人減り、二人減り……。先日、タクシーに乗ったら、偶然にも運転手が、かつての書き手仲間でした。別れ際、「近藤はこれからも書き続けてくれよ」と言われ、心中複雑でした。  

そんな中、私が「同世代の宝」と思っているのが石井さんで、その石井さんが今回、日本のノンフィクション史に残る傑作をものした。同世代の書き手として、純粋に嬉しいんです。  

石井: ありがとうございます。たしかに媒体は減るし、同世代の書き手が減っていくのも寂しいことです。私も今度の本を出すまでに、4年近くかかってしまいました。  

近藤: 4年もの歳月をかけて、小池百合子という「女帝」の半生に取り組んだきっかけは、何だったのですか?  

 石井: いまからちょうど4年前、舛添要一都知事が金銭スキャンダルで辞任しましたよね。その後行われた都知事選に、小池氏が衆議院議員を辞職して急遽、出馬し、東京都民は熱狂した。あの様子をテレビで観ていて、どこか違和感を覚え、胸がゾワゾワしてきたんです。  

彼女はいつも作り笑いを浮かべているのに、目はちっとも笑っていない。目は心の窓と言うけれど、この政治家の心はどうなっているんだろう?  

彼女には、人知れない「心の闇」があり、さらにその奥にも「真実の闇」が広がっているのではないか。そんなノンフィクション作家としてのモヤモヤ感からでした。でも、直接のきっかけは編集者からの執筆依頼です。それがなかったら、書いたかどうか。  


 近藤: なるほど。読者がまだ『女帝 小池百合子』を読んでいないという前提で言うと、この本には現在、東京都知事として新型コロナウイルス問題で日々、テレビに出ずっぱりの小池百合子という政治家の、少女時代から現在に至る赤裸々な姿が記されています。しかも感情的な誹謗中傷ではなく、一つひとつ事実を検証し、積み上げていくという帰納的手法によって、「小池百合子」という人間の本質を浮き彫りにしています。  

小池百合子氏は、生まれてこの方、一体いくつのウソをつき続けてきたのだろうと、石井さんの本を読みながら数えていったものの、50くらいまで来てやめました。「嘘八百」という言葉があるけれど、本当にこの本には800くらいのエピソードが詰め込まれているかもしれません。まさに「虚飾の政治家」です。 

 石井: 本書を書くにあたって、ゆうに100人以上の関係者から話を聞きました。いずれも彼女の67年の人生の折々で、交わりのあった人たちです。例えば、「カイロ大学を首席で卒業した」と小池氏が公表している留学時代(1971年~1976年)のことを知ろうと、遠くエジプトにも出かけて行って、その時代の彼女を知る10人近い人々に会いました。加えて、過去の小池氏の著作や発言、雑誌や新聞記事など、大量の資料を読み込みました。  


するとこの政治家は、ウソにウソを塗り重ねたことで現在があるということが、次第にはっきりとわかってきたんです。ある時は自己顕示欲を満たすため、ある時は自己防衛のためにウソをつく。その後、それを隠そうと土を掘って埋めるけれど、隠そうとするあまり、土をかぶせすぎてしまうので、かえって、土が盛り上がり、そこにあるウソが透けて見える。そんなイメージでした。 

 近藤: 中国には「ウソも100回つけば真実になる」という言葉がありますが、小池氏の場合、ウソの上塗りで自己破綻していくということですね。でもあることに関して、最初にウソが小池氏の口から飛び出した時は、マスコミも喜んで報道したりするわけで、われわれも自戒しないといけません。  

その意味で本書は、人間・小池百合子のウソをウソと見抜き、正攻法で著した初の著作と言えます。

以下はリンクで>



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行方不明のソウル市長 遺体で発見

2020年07月10日 14時45分08秒 | 国際情勢のことなど

行方不明のソウル市長 遺体で発見

ソウル聯合ニュース】9日午前に公邸を出た後、行方が分からなくなっていた韓国の朴元淳パク・ウォンスンソウル市長が10日午前0時すぎ、遺体で発見された。 

 

   青瓦台(大統領府)近くの北岳山一帯を捜索していた警察は、北側の粛靖門付近で朴市長を発見した。  警察当局によると、朴市長の娘が9日午後5時すぎ、「4~5時間前に父親が遺言のような言葉を残して家を出た。携帯電話が切られている」と警察に通報していた。

 

 朴市長は同日午前10時44分ごろ、鍾路区の市長公邸を出たことが確認された。ソウル市は同午前10時40分ごろ、朴市長のこの日の全日程を「やむを得ない事情」で全て取り消すことを発表していた。  朴市長の携帯電話の位置情報は同市城北区内で途切れており、その後の足取りは確認されていない状態だった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d06fd338ac2f30002a85d7c2ef6ccc788fa49a30

 

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河井案里」捜査の裏に“検事総長の怨念” 敵は安倍官邸

2020年07月10日 08時45分29秒 | 事件と事故
河井案里」捜査の裏に“検事総長の怨念” 敵は安倍官邸


 自民党の河井案里参院議員の選挙をめぐる事件は、夫の克行前法相もカネを配ったのがバレて夫婦ともども剣が峰。だがこの捜査の裏に隠された、検察トップの怨念をご存じか。

【写真】ラムネ片手に笑顔を振りまく「河井夫妻」

 *** 
 目下、捜査は着々と進んでいるかに見える。その概要を司法記者に解説願おう。

「今年1月に捜査に着手した広島地検は、先月末、運動員買収で案里議員の秘書らを起訴しました。さらに地元広島の首長や県議、市議は、“克行前法相からもカネを受け取った”との声を上げています。連座制の適用で案里議員が失職するかどうかはともかく、夫婦揃って買収の疑いで起訴される可能性も出てきました」

 当然の流れとはいえ、

「ある検察関係者が言うには、“通常なら国会が閉じる6月に着手すべき案件。なぜ強引に進めたのか”。河井夫妻の家宅捜索は国会召集のわずか5日前でした。この捜査開始は、実は稲田伸夫検事総長(63)のゴリ押しだったのです」

 これには、安倍官邸の意向が大きく影響していて、

 「官邸は、政権に近い黒川弘務東京高検検事長(63)を総長に抜擢すべく、1月に彼の定年延長を閣議決定しました。その決定前、昨年末の時点で、官邸は稲田さんに通例2年の任期を半年残して退くよう迫った。それに激怒し、抗う形で稲田さんは河井夫妻の捜査に着手したわけですよ」
逮捕許諾請求
 
 この対立を、社会部デスクは次のように見ている。

「恨み骨髄の安倍官邸に対する最大の嫌がらせは、国会会期中の逮捕許諾請求。広島地検と広島高検、最高検の決裁ラインに“官邸の守護神”こと黒川さんは不在なので、稲田さんは可能とみています。現在のコロナ禍の中で踏み切れるかどうかが最大の焦点ですね」

“本当の敵”は官邸にあり、といった具合だ。

「しかし法務省内には、総長の怨念が捜査の迷走を招いているとの指摘がある。そもそも黒川定年延長で法務検察が混乱している時期です。“入口”は県警が扱えばいいような選挙違反をいきなり地検が捜査し、最高検が指揮を執って鞭を入れるなど、前代未聞です」

 畢竟(ひっきょう)、捜査は前のめりとなり、

「先月、ホテルの一室にいた河井夫妻を深夜に急襲し、ドアチェーンを切って雪崩込む強硬手段も取っています。揉み合いの末に二人の携帯電話を押収した一幕もあったとされ、これで立件できなければ一大事です。逮捕許諾請求がダメなら国会閉会後の在宅起訴あたりが落としどころでしょう」

 法と証拠に基づき、疑惑に斬り込むのは良いが、いささか冷静さも欠いているようだ。検察トップと安倍官邸のバトルは、傍目にはどっちもどっちの憎悪劇と映る。その行く末やいかに。

 「週刊新潮」2020年4月16日号 掲載


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