goo blog サービス終了のお知らせ 

リセット整体まるたけにようこそ(札幌市厚別区)

整体はエンターテインメント!からだを楽しんでみませんか?

ドラゴンボールという、呪縛。

2013年09月30日 | 小説も漫画も、ええもんは、ええで!
作家が人気作品を生み出してしまうと、それによって得られる“富”や“名声”がある一方、その人気ゆえの“呪縛”も発生してしまうものです。

今週号の少年ジャンプ。

鳥山明さんの新作「銀河パトロール ジャコ」の最終回が掲載されていました。

で、ネタバレ。

この作品は、ドラゴンボールと同じ世界(プロローグ的なお話)ということでした。

ガチなドラゴンボール世代としては、こういうあとから追加した系の話も嫌いではないのですが、作家の創作活動としては、どうなんでしょうね。

でも、空前のヒット作品を生み出した副作用としては、いたしかたない現象かもしれません。

エヴァンゲリオンの庵野秀明さん然り。

アキラの大友克洋さんもまた然り。

どんな作品を作っても、「エヴァの庵野秀明」であり、「アキラの大友克洋」って呪縛からは逃れられないですからね。


そう考えると、宮崎駿さんは別格なんでしょう。

「トトロの宮崎駿」とか「ナウシカの宮崎駿」といった、万人が共感する“呪縛”はないですからね。







渡辺謙の大きさ、佐藤浩市の色気。

2013年08月29日 | 小説も漫画も、ええもんは、ええで!
知り合いが、来月公開の映画「許されざる者」に出演しました。

撮影自体は、昨年の秋だったそうです。


撮影の様子を少し聞くと、「渡辺謙さんは、とにかく大きい。佐藤浩市さんは、エロい」ですって(笑)。

まあ「エロい」というのは、「役者として色気がある」ってことらしいですが。

「謙さんって、人間としての器が大きいの?」と尋ねると、「それもあるけど、身長がね…」だって。

確かに184cmらしいですから、大きいですよね。

まあ、そういうことが聞きたかったわけではないのですが(笑)。



クリント・イーストウッド監督・主演の西部劇映画「許されざる者」を、北海道を舞台に時代劇としてリメイクした今回の作品。

元の映画は、アカデミー賞を受賞した作品。

そんな有名な作品をリメイクするのって、ホント勇気が必要でしょう。

だって、どんな作品に仕上げたところで、批判にさらされるリスクは高いですからね。

でも、「フラガール」や「悪人」の李相日さんが監督ですから、期待してもいいのかも???


くちづけ 【映画】

2013年05月30日 | 小説も漫画も、ええもんは、ええで!
貫地谷しほりさんが初主演した映画「くちづけ」を見てきました。

「東京セレソンデラックス」という劇団が上演した舞台の映画化だそうです。


知的障害者のグループホームが、メインのお話。

というより、グループホームしか出てこないんですよね。

いわゆる“映画”というよりは、“舞台”に近い感じの映画でした。


ネタバレは、他の人にお任せするとして、ふと気がついたことを一言。

知的障害者って、つまり“子供”なんだな、ってね。


先日、円山のコミュニティセンターに行くことがあり感じたのですが、小学校低学年くらいまでの子供って、わけがわからないでよね。

無駄にはしゃいだり、同じ言葉を連呼したり、自分の世界に入り込んでいたり…。

これって、まさに知的障害者の行動パターンですよね。


知的障害者に対して差別的な態度をとってしまう理由のひとつに、“怖い”という感情があります。

何を考えているか、分からない。
何をしでかすか、分からない。

もちろん健常者と言われている人間だって、実際問題、何を考え、何をするかかなんて、誰にも分かりません。

けれど知的障害がある方の場合、そういったレベルの“分からない”ではおさまりませんよね。

「大人であれば、最低限こういうルールを守るはず」という部分が、欠落しているからでしょう。


知的障害者の言動は、“異常”というわけではなく“幼稚”であるということ。

ただ、体は“大人”なのに、頭の中だけ“子供”という状態が、どうしても異様であると感じられ、理解できないという“恐怖”を生みだすのだと思います。


映画の中でも、そこらへんの感覚は、ちゃんと表現してありました。

グループホームで働くおばさん役の女優さんが、入居者に対して「キモい」といってしまう脚本。

きれいごとを並べた作品より、よほど心が動かされますね。


子供の言動を、大人の体力でやってしまうから、恐怖を感じる。

理解できないという恐怖は、必ず差別感情を生み出すもの。

例え制度上の差別はなくなっても、差別する心はなくならないってことでしょうね。












ヱヴァンゲリヲン 新劇場版 Q 

2013年04月23日 | 小説も漫画も、ええもんは、ええで!
明日は、賛否両論の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」が発売になりますね。

賛否両論とは書きましたが、実際には、大多数の視聴者が、“否”と判断している情勢ですが…。


正直、エヴァは映画館で見るのには向いていない作品だと思っていたので、レンタルされるのを待っていました。

すでに見られた方が、ネットでネタバレをしてくれているので、見ていなくても内容は、ほぼ分かっています。

それでも見るのは、なんなんでしょうね。

「クソまずい!」といわれる料理でも、物は試しと、食べたくなるようなものでしょうか?

試してみたら、「やっぱり、まずいよな」と後悔するのがオチですが(笑)。




アウトレイジ ビヨンド

2013年04月18日 | 小説も漫画も、ええもんは、ええで!
「アウトレイジ ビヨンド」は、北野武さんの映画「アウトレイジ」の続編です。

ハリウッド映画などでもそうなんですが、続編になるとある程度売り上げが計算できるため、予算のかかった作品になることが多いですよね。

かかった予算に比例して、内容は薄くなる傾向もありますが…。


さて今回の作品は、前作に比べて、特にお金がかかった感じもないです。

肝心の内容は、“バランス重視”といった感じでした。

前作では“ビートたけし主演”って印象が強かったのですが、今回はイマイチ印象に残りません。

主演が目立たない分、メンバーがバランスよく出演しているなあ…、とは思いますが。


映画の終わり方からいって、さらなる続編の作られるのでしょうが、主演がたけしさんじゃないほうが面白いと思います。

監督業に専念されたほうが、いいものになるんじゃないでしょうか。

いくら怒鳴り散らしても、“おじいちゃん”って見た目になっちゃってますからね。



機動戦士ガンダム3 めぐりあい宇宙 特別編

2013年03月22日 | 小説も漫画も、ええもんは、ええで!
久しぶりにガンダムの“一年戦争”を見ました。

特別編だというだけあって、私が以前見たものと内容が違っていましたね。


アフレコや音響をやり直すなど、いろいろ手を加えたそうですが、失敗ですね。

ラストがすごく貧相になってしまって…。


オリジナルの「ガンダムⅢ めぐりあい宇宙」は素晴らしかったのになあ…。





バガボンド 34 (井上雄彦)

2012年10月23日 | 小説も漫画も、ええもんは、ええで!
やっとこさ、バガボンドの新刊が出ました。



週刊連載のときは、毎週、モーニングで読んでいましたが、さすがに月一回の連載になると、コミックで読んだ方がいいですよね。

だって、内容を忘れちゃいますから。

でも、内容がほとんど進展していないので、忘れていても平気だったりして(笑)。


あいかわらず、グルグルと同じようなことを悩んでいる宮本武蔵を描いています。

それに対して文句を言う人もいるのでしょうが、個人的には嫌いじゃないです。

人間をリアルに表現しようと思ったら、死ぬまで悟り切れないのが当たり前なので。


うだうだ悩み続ける姿こそ、人に安心感を与えるような気がします。

ポジティブすぎると、まわりは迷惑ですからね(笑)。



バクマン。 【原作:大場つぐみ 作画:小畑健】

2012年03月16日 | 小説も漫画も、ええもんは、ええで!
現在、アニメ化もされている少年ジャンプ連載の漫画「バクマン。」。

最近、勧められて、一気読みしました。
(コミックスが出ている範囲ですが)

少年ジャンプ世代としては、ジャンプの“暴露本”であり、“取扱説明書”のような内容で、勉強させられます(笑)。

もちろん漫画なのでフィクションなんですが、かなりの程度ノンフィクションの要素もあり、そのバランスが人気の秘訣なんでしょうね。

登場人物の中で一番いい味を出しているのは、「中井巧朗」さん。
だって、人間として“サイテー”な人物ですから。

人生を30年以上生きてくると、輝いている人間より、ほどよく腐った(発酵した)人間に、味わいを感じてしまいます。

言うまでもなく、光り輝く人間は、素敵です。
でもその輝きが、時として人を傷つけることもあります。

植物にとって、太陽の光は、なくてはならないもの。
けれど、日差しが強過ぎれば、枯れてしまうように…。

腐りきった根性の人間だからこそ、他人を癒せることもある。
クズも、クズとしての、クズだからこその、存在価値がある。

でも、まわりに“中井さん”がいたら、近づかないですけどね(笑)。

しあわせのパン

2012年03月01日 | 小説も漫画も、ええもんは、ええで!
北海道の洞爺湖(月浦)を舞台にした映画「しあわせのパン」。
大泉洋さんと原田知世さんが主演された映画です。

「見たいなあ」と思いつつも、なかなかタイミングが合わなかったのですが、昨日、やっと見に行くことができました。

予想通り、“いい映画”でしたね。

“おもしろい”わけでも、“楽しい”わけでもない。
“ハラハラする”わけでも、“ドキドキする”わけでもない。

「どんな映画だった?」と聞かれれば、
「いい映画だったよ」としか言いようのない内容でした。

ただひとつ気になったのが、パン。
ある意味、物語の“主役”でもある手づくりパンが、おいしそうじゃないことですね。

どうしてもパン好きの立場から言えば、「ちょっとね」という作品(注:パンのことです)ばかりでした。
美しく、見るからにおいしそうなパンより、おいしいそうでないパンのほうが、この映画には合っているのかもしれません。

でも、「めっちゃ、うまそう」と思わず唾が出てきてしまうようなパンが、ひとつくらいあっても、よかったのではないかな?

小林賢太郎 「THE SPOT」

2012年01月24日 | 小説も漫画も、ええもんは、ええで!
知る人ぞ知る奇才、小林賢太郎さん。
「ラーメンズ」の普通っぽいほうの人、といったほうが分かりやすいでしょうか。

「テレビでよく出ている人=売れている芸人」という方程式で考える人からすれば、「誰それ?」って感じる人物ですよね。
でも、ライブのチケットが(札幌公演以外は)即完売してしまう実績からすれば、めっちゃ「売れている」といえます。

さて、そんな小林賢太郎さんのソロコントプロジェクト「Potsunen ポツネン」の最新版「THE SPOT」を見ました。
先ほど札幌でも公演のあった「うるう」の雛形であるコントも入っている内容です。

ひとことで言えば、「おもしろい」というより「うまい!」でしょうね。
ひとつひとつのコントの内容もさることながら、全体としての構成力が、ハンパない。

テレビ業界で必要とされている吉本興業的な爆発力のある笑い。
その対極にあるような笑いが詰まっている作品ですね。

スマートで、スタイリッシュな笑い。
長寿番組である「笑点」も、本来はこういう笑いがしたかったのかな(笑)。


KARA STEP

2011年11月23日 | 小説も漫画も、ええもんは、ええで!
「ミスター」ヒップダンスで日本でもブレイクした、KARA。

今度の新曲「STEP」では、骨盤ダンスですって。
なんか健康に良さそうなネーミングですよね(笑)。

ただ残念なことに、韓国限定の新曲なんですよね。
日本における新曲は「ウィンターマジック」ですから。

KARAの場合、マーケットによってキャラ設定を使い分けているそうです。

韓国では、かっこいい女性。
日本では、かわいい女の子。

それぞれのマーケットで、より売れる形を求めてのことなんでしょう。
まるで西日本と東日本で、どん兵衛の味が違っているように。

アーティストも「商品」に過ぎないってことなんでしょうね。

個人的には、「Lupin」や「Jumping」の路線が好きですね。
だからこそ、「STEP」の日本版も聞いてみたいものです。

とりあえず、それまではYouTubeに頼っちゃいますが。

マスターキートン 完全版

2011年10月28日 | 小説も漫画も、ええもんは、ええで!
「MASTER キートン 4 完全版」が本日発売される。

作画の浦沢直樹さんと、原作の勝鹿北星さん(の関係者)が揉めていたのが原因で、長らく絶版状態になっていた「マスターキートン」。
この夏から、「完全版」という形で復活されました。

原作者が亡くなっているので、どういう経緯での「復活」なのかは分かりませんが、表紙を見ると、なんとなく想像はできます。

オリジナル単行本と違って、まず「浦沢直樹」の文字が「勝鹿北星」に比べて大きい。
しかも「原作」と「作画」という肩書がなくなり、あくまで浦沢直樹さんの作品であり、「脚本」として勝鹿北星さんと長崎尚志さんが併記されています。

ハッキリ言って、読者からすればどうでもいいこと。
まあいろいろ言い分はあるのでしょうが、大事なことは作品が普通に購入できることですからね。

完全版になって価格もレベルアップしましたが、それはそれでいいと思います。

漫画だけでなく、本の値段って変でしょ。
内容に関係なく、紙質やページ数で価格が決まってしまう。

つまらない内容でも、装丁が豪華であれば、いっちょまえの値段をとる。
素晴らしい内容でも、文庫であれば、ワンコインで買えてしまう。

漫画にせよ小説にせよ、いいものは高くてもOK。
マスターキートンのクオリティなら、1巻1300円でも、お買い得じゃないかな。

2012年 秋 公開?

2011年08月27日 | 小説も漫画も、ええもんは、ええで!
「エヴァンゲリヲン新劇場版:Q」の公開が、2012年秋と正式に発表された。

エヴァを少しでもかじっている人なら分かりきっていることですが、100%秋には公開されないでしょう。

つまり問題は、「ちゃんと2012年の秋に公開されるのか?」ということではなく、「公開がいつまでずれ込むのか?」ということ。


では、勝手に予想。

これまでの傾向からいって、半年遅れの「2013年 春」くらいじゃないかな?

だいたい、製作発表された時点では言っていた4部作って話は、どこへ行ってしまったのか?

なんだか3部作で完結しそうな感じですよね。


少女時代 「GIRLS' GENERATION」

2011年08月04日 | 小説も漫画も、ええもんは、ええで!
「K-POP」という言葉も、一般的になってきましたよね。
もしろ最近では「J-POP」より、よく耳にするかも。

ということで、K-POPの金字塔「GIRLS' GENERATION」です。

これを買わずして、少女時代は語れない!
別に語らなくてもいいのですが(笑)。

美人女優を妻に持つ俳優さんがテレビ局の「韓流」志向を批判をして事務所をクビになっていましたが、どうなんでしょうね。
特定のテレビ局だけを取り上げて批判するのも大人げないし、そんなことくらいで解雇する事務所は、もっと大人げない。

「ブームにのっている奴はバカだ」といった主張は無意味でしょ。
人間の性(さが)みたいなもので、どの国でも、いつの時代でも、わけのわからん流行はつきもの。

そんなことを真剣に考えるなら、ネクタイなんてしてられない。
あれこそ現代まで続く「無意味な流行」の残滓なんですから。

とにかく現状で、少女時代に勝てる日本人アーティストがいないのですから、売れるのは当然のこと。
ブームであろうがなかろうが、自分で判断すればいいだけの話なんですからね。

白夜行 (映画)

2011年07月24日 | 小説も漫画も、ええもんは、ええで!
原作の惚れ込み、堀北真希さん主演の映画『白夜行』を見る。
原作の世界観が好きだと、ちょっと物足りないかな?

もちろん、小説は小説。映画は映画。
映画にとって小説はあくまで「原作」であり、小説をそのまま映像化する必要なんてない。
むしろ、原作をいかに上手に“壊すか”が重要になってくる。

で、映画の白夜行。
壊し方が、ちょっとねえ…。

まるでジグソーパズルのよう作品。
原作の登場人物を“足して二で割る”的なことをし、映画の登場人物にしている。

元ネタを知っていれば、
「この人とこの人の設定を一緒にしたんだな」とか、
「この出来事とこの出来事をまとめたんだな」と楽しめるかもしれない。

でもそうまでして、“原作に忠実”という規制をかけなくても良かったんじゃないかな?
映画は映画なんだし、もっと“作品の世界観に忠実”という方向性のほうが、原作ファンも納得できたのでは。

原作にあった桐原亮司のパソコン関連の出来事が、ごっそり削除されているのは、世界観の構築する上で、もったいなかったんじゃないかな。