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整体はエンターテインメント!からだを楽しんでみませんか?

阪急電車 (有川浩) 幻冬舎文庫

2011年05月17日 | 小説も漫画も、ええもんは、ええで!
阪急マルーンを見ると、望郷の念にかられる。

「マルーンってなんじゃい?」と普通思いますよね。
鉄オタ(鉄道オタク)の兄のおかげで、阪急電車の色が「阪急マルーン」であることを知っています。

住んでいる地域によって「電車」のイメージはそれぞれ異なるもの。
私にとっては「電車」といえば「阪急電車」です。
しかし、同じ大阪出身でも「阪神電車」かもしれないし、「南海電車」や「近鉄電車」、はたまた「京阪電車」や「JR」かもしれない。

ちなみに、札幌では「電車=路面電車」であり、JRは「汽車」と呼ばれる。
札幌に住み始めた当時は、この「汽車」という表現がどうもしっくりこなくて…。

今では平気な顔をして、
「千歳から新札幌まで、汽車で30分くらいかな」
なんて言っちゃっていますが(笑)。

さて、映画化もされた小説「阪急電車」。
腐るほど阪急電車に乗ってきましたが、小説の舞台である「今津線」には、全く縁がありません。

宝塚線をメインに使用していたので、わざわざ今津線に乗る機会もなくて。
神戸に行くにしても、宝塚駅経由で行くより梅田駅(または十三駅)から乗り換えたほうが便利ですし。

文庫の背表紙に「ほっこり胸キュンの傑作長編小説」とありますが、「傑作」かどうかは別にして、「ほっこり胸キュン」は嘘偽りなし!
なんだか意味もなく阪急電鉄今津線に乗りたくなってしまう。

小説家の力って、すごいもんですね。


相棒 -劇場版Ⅱ-

2010年12月23日 | 小説も漫画も、ええもんは、ええで!
クライアントの中に、熱心な「相棒」ファンがいらっしゃいます。

先日、今日のご予約をいただく。

今日(12月23日)は、映画「相棒-劇場版Ⅱ-」の公開日。

前回の「相棒-劇場版-」も初日に見たそうなので、今日は施術を受けた後に見に行くのかと思い、聞いてみる。

「相棒の新作、これから見に行くんですか?」

「もう、見てきました」

「・・・・・・さすがっ!」

好きな人って、こういうことなんですね。

公開日のファーストショーで見たかったんだろうな。

映画の内容は、そうきたか!、ということらしい。

見てない人間にとっては、なんのこっちゃ!?、ですね(笑)。

ではでは、私もすっかり感化されたんで、イッチョ見に行きますか!

ワンピース(映画) ストロングワールド

2010年08月30日 | 小説も漫画も、ええもんは、ええで!
原作者の尾田栄一郎さんが、製作総指揮。
東映アニメ映画最高の、興業収入48億円。

いろいろ話題になっていた「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」ですので、期待しながらレンタルで鑑賞。
映画館が嫌いなので、気になった映画でもレンタルするまで待っちゃいますね。

見終わった感想は、「イマイチ」のひとこと。

悪いとは思いません。
たぶんワンピースのアニメを見ている人なら、映像の丁寧さだけでも、喜ぶんじゃないかな。

でも、ひとつの作品として考えた場合、「イマイチ」以上の的確な言葉が思い浮かばない。

原因は、なんだろう?
主人公の仲間が多すぎるからではないか。

仲間(麦わらの一味)は、主人公を含め9人。
それぞれにそれなりの見せ場を作ろうとすると、どうしても内容が単調になってしまう。
思いきって、スポットライトを当てる人物を絞ったほうが、物語としては面白かったのではないだろうか。
カリオストロの城のように。

ワンピースの良さは、群像劇なところ。
しかし、映画という時間に制限がある作品形態にしてしまうと、持ち味である「群像性」が色あせてしまう。

やはりワンピースは、原作が一番いい。
当たり前ですけどね(笑)。

ルフィの刺青 暗号の謎

2010年08月04日 | 小説も漫画も、ええもんは、ええで!
あいかわらず「ワンピース」は面白い。

今週号のジャンプで、読者に対する「謎」が提供された。

「金田一少年の事件簿」みたいな露骨な謎解き問題ではないが、読者としては「気になる、気になる」といった内容。

こりゃ本当に、ラスト(ワンピース)まで付き合うしかない漫画ですな。


「さてさて、その謎の答えは、何?」ってことなんですが、どうなんでしょう。

ネットで検索すると、右腕の刺青から答えを導き出しているファンが多かったですね。

「3日後に集合って言っていたけど、2年後に変更」という答えが、一番しっくりしていた。


あせらなくても、そのうち答えはちゃんと分かるのですが…。

あれこれ無駄に想像してしまうのが、人間の性。

尾田栄一郎さんは、どんな仕掛けを考えているのやら。



バガボンド 再開

2010年07月10日 | 小説も漫画も、ええもんは、ええで!
やっと、モーニング(講談社)で「バガボンド」の連載が再開されました。

数ヶ月連載しては、数ヶ月休載。
少し連載しては、また休載。

最近は、ずっとのその繰り返し。
まあ、以前あったような1年間休載よりはマシですが(笑)。

作者の井上雄彦さん曰く、今年で終わらすそうですから、あと半年。
休載がなければ、半年分ですが、また休みながらの連載なのかな?

週間ヤングジャンプ(集英社)で「リアル」も連載しているから、休み休みになるのか…
でも「リアル」もたまにしか連載されませんが(笑)。

週刊で2本は、土台無理な話。
浦沢直樹さんじゃあるまいしね。

ワンピース 壮大なる大河漫画

2009年05月26日 | 小説も漫画も、ええもんは、ええで!
少年ジャンプの黄金時代といえば、「ドラゴンボール」が連載されていた頃でしょう。

鬼のように売れていた。

650万部という、まさに「鬼」な記録。

しかし、栄枯盛衰は世の常。

90年代後半から、階段を滑り落ちるように、発行部数は低迷し、今では最盛期の4分の1程度らしい。


そんな少年ジャンプだが、歴史的作品が、いま現在も掲載されている。

ワンピース。

アニメや映画にもなっているので、認知度は高い。

しかし、そんなことよりも、作品としてのクオリティーが、異常に高い。


ジャンプでは、人気が高くなればなるほど、結末が見苦しい。

とにかく少年ジャンプという雑誌は、露骨。

人気がなければ、話の展開なんて無視して、打ち切る。

反対に、人気があれば、作品として末期症状になっていても、延命処置を続ける。

作品にとっても、作者にとっても、何もメリットのない連載の継続。

漫画は作品ではなく、利益を得るための手段に過ぎない。

そういった思想が、ジャンプでは特に「露骨」なのである。


だから、長期連載されている人気作品でも、徐々に物語が支離滅裂になることがほとんど。

ああ、またジャンプの悪癖だな・・・、そう感じることが多い。

そんなジャンプにありながら、「ワンピース」のストーリーはいまだに破綻していない。

いや、むしろ連載が12年にわたっているにもかかわらず、作品の流れが美しく進化している。

これは、まさに脅威である。


多くの作品は、物語のどこかで、終了しているポイントがある。

ここで終わっていたほうが、ひとつの作品としての美しさがあるよな・・・、そう思えるポイントである。

ドラゴンボールで言えば、悟空がマジュニア(ピッコロ)に天下一武道界で勝ったとき。

あの時が、話としては終わり時。

まあ、編集部としては、終わらすわけにはいかなかったので、以後、延命処置的なストーリーになってしまうのだが・・・。


ともあれ、ワンピースには、いまだにその「ポイント」が見当たらない。

つまり、きちんと物語が進んでいる証拠。

連載を継続することが、無駄な延命ではなく、健康な状態であるってことだろう。


今後どのような展開になるのか分かりませんが、ワンピースという作品が、漫画の歴史に残る「大河作品」であることは、間違いない。


たぶん、作者にとって、ワンピースを超える作品を生み出すことは、至難の業。

だからこそ、人生のすべてをかけて、この作品を美しい形で終了させてほしい。

勝手な、いち読者の願いなんですが。

龍が如く

2009年03月07日 | 小説も漫画も、ええもんは、ええで!
プレステ2を、久しぶりに触った。

以前、「メタルギア」をするためだけに買い、それ以来ゲームをすることはなかった。

TSUTAYAで、「龍が如く3」のデモがあり、ふと購入。

まあ、「龍が如く2」のほうですが(笑)。


やはり、昔のようにゲームの世界にどっぷりつかることはできない。

これを作っている人達は、どういった形で仕事をしているんだろう?

そんな制作サイドのことが気になってしまうから。


ゲームという、ひとつの作品に費やされるエネルギーは、莫大なもの。

それに関わる一人一人の仕事は、細分化されているのでしょうね。

大きなプロジェクトを完成させる喜び…

整体師には、一生、味わえない「喜び」ですね。

ドラゴン・キングダム (ジャッキー・チェン、ジェット・リー)

2008年12月11日 | 小説も漫画も、ええもんは、ええで!
カンフー映画は、理屈もなく見たくなるもの。

鍛え上げられた人間の動きってものは、見ているだけで、楽しくなる。

カンフーと言えば、この二人。

ジャッキー・チェンとジェット・リー。

この映画は、内容そのものより、この二人が共演するってことが話題になった。


でも、映画を見てみると、残念な感は否めない。

二人とも、年なんだな。

ジャッキー・チェン、54歳。
ジェット・リー、45歳。

どんなに鍛えたって、年齢には勝てない。

演技ってもの自体には、年齢を重ねることによるプラスもある。

でも、アクションってことだけで見れば、マイナスしかない。


20年前に、同じキャストで映画を撮っていたら、もっと見ごたえのあるのもになっていたんじゃないかな。

今回の作品も、お金がかかっているのは分かるけど、カンフー映画には、逆効果だと思う。

お金をかければかけるほど、嘘っぽさが増す。

まあ、映画なんてものは、「全部、嘘」の世界なんですが(笑)。


タイミングってものは、運命なのかもしれませんね。

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三谷幸喜 監督作品 ザ・マジックアワー

2008年12月09日 | 小説も漫画も、ええもんは、ええで!
映画の「ザ・マジックアワー」を見た。

三谷さんの作品は、人気がありますね。

今回の映画も面白くないわけではないけれど、「楽屋オチ」な感じが強い気がする。

芸能界の人間にはとっては面白いネタが多いのだろうけど、どうもそれ以外の人には・・・ですね。

あとは時間かな。

同じような内容で、1時間の作品だったら、すごく面白いと思う。

三谷監督作品は、どれも「間延び」していると感じる。

良くも悪くも、くどいというか、ダラダラしているというか。

もっとスピード感のあるコメディーだったらいいのに。

なんだかもったいないな。

柴咲コウとジェット・リー

2008年11月09日 | 小説も漫画も、ええもんは、ええで!
「少林少女」という柴咲コウ主演のアクション(?)映画を、借りる。

たまたまジェット・リー主演の「少林寺」も、借りる。

ジェット・リーのアクションを見たあと、柴崎コウのアクションを見るのはつらかった。

日本の女優さんが、スタントと使わず、がんばりました・・・って感じは伝わってきたが、相手が悪い。

ジェット・リーと比較してしまうと・・・・・・ね。

ほんと「少林少女」を最後まで見るのがきつかった。

同時に借りた、私が悪いのだが・・・。

やはり“本物”には、フィクションである映画という枠の中でも、勝てないもんですね。

PLAYBOY

2008年11月03日 | 小説も漫画も、ええもんは、ええで!
月刊誌のプレイボーイが、来月号で廃刊になる。

好きな作家の、石井光太さんの「地を這う裸虫」というノンフィクションを掲載している。

内容は、重い。

インドの貧民層のお話。

4、5才で誘拐され、マフィアに目を潰されたり、腕や脚を切断されて、「障害者」に。

そして、物乞いをさせられる。

そのほうが、多くの喜捨を稼げるから、と。

ノンフィクションの文章が、好きだ。

読んでいると、とてもしんどくなる。

文章を目で追うのがつらくなる。

でも、こういったことが今の世界で起きているのも事実。

たかが、受験に失敗しただの、仕事をなくなっただので、自殺する日本人からは想像すれできない環境。

理由もなく、殺されたり、傷つけられたりする世界が、すぐそばにある。

人間の醜さが、これでもかこれでもかと現れている世界が、すぐそこにある。

他人と比較して、自分の人生の方がましだと思うのは、悲しい慰め。

でも、他人の人生を見て見ないふりをするのも、それはそれでいかがなものか。

みんな自分が、かわいい。

それはそれで「正しい」本能なんだけれど、ほんの少しだけ、他人を思いやってもいいのかもしれない。

自己犠牲は、嫌い。

そこまでいくと「嘘」だから。

とはいえ、何か困っている人の役にたつことをするってことは、あながち悪いもんじゃないでしょう。

「エヴァンゲリオン」から「ヱヴァンゲリヲン」への進化。

2008年09月16日 | 小説も漫画も、ええもんは、ええで!
エヴァ世代ってわけでもないが、新世紀エヴァンゲリオンを
90年代後半、テレビで見ていた。

昨年、新たな展開として、再映画化されたことは知っていたが、
個人的には「エヴァは、もういいでしょ」と食傷気味だった。

あのテレビ放送されてから数年間の「社会現象」を体感してしまうと、
もうこれ以上、同じ作品で何かを語るのは、お腹いっぱいだよ・・・ってね。

そういう思いもあり、今回の映画には、ほとんど関心がありませんでした。

たまたまレンタルショップで並んでいたので、なんとなく借りてしまった。

何も期待していなかったので、
たぶん早回しでササッと見るだろうな、と思いつつ・・・。

スイマセン! 私が間違っていました!

最近でいえば「犬神家の一族」のリメイク版のように、
何のためにリメイクしたんだか分からない作品になるんだろうな、
と勝手に「新作ヱヴァ」のことも考えていました。

今回の「ヱヴァ」は、作り直した価値のある作品。
なにより、数段グレードアップした「映像美」が秀逸です。

ストーリーは、テレビ版と基本は同じなので、どうこうということはない。
ただ、映画という尺の問題で、すこし展開が早く、
詰め込みすぎな感はあるが、それは仕方がないでしょう。

ただ、映像が、美しい。
内容を知っているにもかかわらず、
その映像だけでも、見る価値が十分にある作品ですね。

映画は3部作で、当初の予定なら、すでに全作品上映されているはずだが、
現在のところ、1部のみ。
2部以降は、未定に近い状態らしい。

エヴァらしいといえば、らしいですね(笑)。
さんざん延期しておいて、
途中で放り投げるような作品にならなければいいのですが・・・。

ともかく作品を見もしないで、
勝手に色眼鏡で見ていた自分を恥ずかしく思いますね。

宮崎駿の最高傑作は?

2008年05月13日 | 小説も漫画も、ええもんは、ええで!

岸の上のポニョ、宮崎駿監督の最新作である。
どのような内容なのかは、わかりませんが、最近の宮崎作品に対するマスコミなどの扱いって、どうなんでしょうね。
公開される前から、あおり過ぎじゃないのかな?
出す映画、出す映画、無理矢理「最高傑作」に仕立ててるみたい。
もちろん好みもあるものだから、人それぞれ受け止め方があって当然なのですが、あまりに褒めすぎじゃないかな?

やはり宮崎作品の最高傑作は、「天空の城 ラピュタ」でしょう。
物語の世界が、きちんと作品の中で完結している。
最近の作品は、強引にテーマを入れすぎなんじゃないかな?
「環境問題」だの、「生きる」だの、それはそれで大切なメッセージかもしれないが、映画のクオリティーを下げてまで、入れることはないと思う。

有名な俳優・女優を起用して、盛り上げるのも商業的には正しいのだろうが、やっぱ声優でいいんじゃないのって、思うことのほうが多い。
そりゃ、そうだ。
短距離選手に、同じ走るんだからマラソンもできるでしょ、なんて言うバカはいない。
それと同じような気がするのだが…。

テーマなんていらない。
小説や映画など、それを目的にしてしまうと、どうも強引だったり、薄っぺらく感じてしまう作品になる。
テーマは、自然とにじみ出てくるもの。
出そうとしなくても、出てきてしまうのが、製作者の個性(主張)ではないのか。

「ラピュタ」の良さはそこ。
ぐだぐだ、主張しないのに、心に残るものがある。
「もののけ姫」は、何も残らない。
テーマを意識しすぎて、作品の奥深さがないがしろになった印象。

なんでもかんでも宮崎作品なら褒めちぎるマスコミは、もういいです。
かといって、ちゃんと見もしないで有名な監督ゆえに批判して、カッコつける評論家も、いりません。
一作品一作品、当然違うのですから、まとめて評価すること自体おかしい。

いいものもあれば、あれれってものもある。
どんな有名な作家であっても、そりゃそうでしょ。

すべての人にとっていいものなど存在しません。
みんな、違った考えを持つ存在だから、生きるのって、ウザったいけど面白い。