答えは現場にあり!技術屋日記

還暦過ぎの土木技術者のオジさんが、悪戦苦闘七転八倒で生きる日々の泣き笑いをつづるブログ。

『ひねもすのたり日記』(ちばてつや)を読む

2020年09月28日 | 読む・聴く・観る

 

ちばてつやの『ひねもすのたり日記』を読む。

 

野暮を承知であえて書くと

「ひねもす」は、「一日じゅう」。

「のたり」は、「ゆったりとしているさま」の意。

「ひねもすのたり」とつづくと与謝蕪村の

「春の海ひねもすのたりのたりかな」

という句がすぐに思い浮かぶ。

また、ちばてつや →「のたり」というと、あたりまえのように連想するのが、名作「のたり松太郎」。

 

一話4ページの超ショートストーリーだが、これがまた、絵といい構成といい筋立てといい、じつに味わい深い。

この妙味、なんと表現したらよいだろうと、いろんな語句をひねりだしてはみたが、やはり「味わい深い」という言葉を、それも「じつに」という副詞をあたまにつけて使うのが、いちばんしっくりとくる。

現在発行中なのは全3巻。

あっというまに読み終えたとたん、つづきが読みたくてたまらないわたしなのだ。

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 昼酒の果て | トップ | 内向きマインド »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。