今回のお城下行は、行きも帰りも土佐くろしお鉄道ごめんなはり線。
鉄路のお供は『クルマを捨ててこそ地方は蘇る』(藤井聡、PHP新書)だ。
しかも、やっかいなことに、クルマを使えば使うほどに人々はさらにクルマなしではやっていけなくなってしまう。便利だからといって頼り切ってしまえば身を持ち崩すーそんなジャンクフードのような側面を、クルマは持ち合わせているのだ。
だとしたら地方を豊かにしたい、地方を創生したいと考えるなら、クルマに頼り切る態度からは脱却する他ない。(P.6)
クルマを捨ててこそ地方は甦る (PHP新書) | |
藤井聡 | |
PHP研究所 |
いつもなら海が見えるように山側の席に座るのだが、今日はなぜか海側の席を選んだわたし。ときおり顔を上げて振り向き、台風21号接近中の土佐湾を見つつ、『クルマを捨ててこそ地方は蘇る』を読むわたしは、「クルマがなければ生きてはいけない(に等しい)」という否定しようがない田舎の現実のなかで、身も心もすっかりモータリゼーションに毒されてしまっている。だからこそ、「クルマに頼り切る態度」が「ジャンクフードのような側面」を持っているという藤井さんの言説が身に沁みてわかりもする。
「そんなことはあれへんやろ」と言わず、よかったらアナタも読んでみてほしい。
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