答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

♪ お前が20才(はたち)になったら ♪

2017年10月23日 | ちょっと考えたこと

♪ お前が20才(はたち)になったら

  酒場でふたりで飲みたいものだ ♪

 

33年来(つまり女房殿といっしょになってから)の持ち歌だ。

じじつ、男の子が生まれたら「酒場でふたりで飲みたいものだ」と思ってた。そして8年後、女の子ふたりにつづいて待望の男の子が末子として生まれた。しかし、今までなぜか二人っきりという機会を持つことができず、気がついてみたら彼は20才(はたち)を5年も超え、わたしはあと2ヶ月で60になる。そんなある日、お城下でのとある呑み会が終わったあと、ふと思い立ち、二次会へは行かず市内で一人暮らしをしている息子を呼び出しふたりで呑んだ。

 

♪ いいか男は生意気ぐらいが丁度いい

  いいか男は大きな夢を持て ♪

 

これもまた『野風増』の一節だ。

『野風増』という歌は好きだが、わたしは彼に「大きな夢を持て」とは一度たりとも言ったことがない。

「大きな夢」なぞ、皆が皆、持たなくていい。どうも昨今の教育は、「夢を持て」の押しつけが過ぎるとわたしは思ってる。持てる人は持てばいいし、持ちたくない人は持たなくていい。人それぞれだ。

「大きな夢」を持ち、その夢がかなえられたとしたらそれは素晴らしいことだ。しかし、世の中はそういった類の人種ばかりではない。「大きな夢」を見ることなく「地道にコツコツ」やる人のほうが数としては多いはずだ。そして、そういう人たちの存在が世の中を支えている。そのことについて、今という時代のこの国は、あまりにも理解がないような気がしてならない。

大切なのは、はたらくこと。時として過剰なぐらいにはたらくこと。つまり、オーバーアチーブメントにはたらくこと。この「働き方改革」のご時世に何を言ってるのかとお叱りを受けようと、わたしは断じてそこは曲げない。融通無碍変幻自在優柔不断のわたしだが、たぶんその点だけは死ぬまで変わらない。

 

人間には「好きにやっていいよ」と言われると「果てしなく手を抜く」アンダーアチーブタイプと、「やりたいことを寝食を忘れてやる」オーバーアチーブタイプに二分される。
このどちらかだけを作り出すということはできない。
そして、ブリリアントな成功を収めた組織というのは、例外なく「『好きにやっていいよ』と言われたので、つい寝食を忘れて働いてしまった人たち」のもたらした利益が、「手を抜いた」人たちのもたらした損失を超えた組織である。
(『内田樹の研究室』2012.10.24『人々が「立ち去る」職場について』)

 

 

息子と、そんな話をしていたわけではない。

しかし、他愛もない話で盛り上がるなか、なんとはなしにそんなことなども考えつつ、33年越しの宿願の実現を楽しんでいたお城下の夜。




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