2017年5月15日(月)
みかりんさん、発想は正解です。ヘビは首根っこが急所ですよね。でもY字型のものだと、押さえ込んでも箪笥の裏から引っ張り出せませんね。もう一息。
sueさん、コメントは久々とのことですが、そもそも私が最近あまり更新してませんでした。いえ、飽きちゃったわけではなく、できることなら一日中でもブログをいじっていたいのです。いっそそうしちゃおうかな。「筒状のもの」は言い当ててます。ほとんど正解。
こんな時のために用意していたのでしょうか、竹の節を抜いて長い管にしたものを曾祖父は持ち出してきたんだそうです。(屋敷の一隅に今でも竹林がありますし、田舎ですから材料には事欠きません。)それに長い紐を通し、一方の端を輪っかに結んで細工はできあがり。この道具を箪笥の裏に差し込み、ヘビ君の頭が輪っかの中に入ったところを竹のこっち側で紐を引けば、6尺豊かなアオダイショウも手も足も(出)ないという次第。↓ こんな感じですかね。
曾祖父はヘビ君を道具ごと当時旧制高校生だった父に渡し、「前の川に捨ててこい」と命じたのだそうです。むろん「捨ててこい」とは「逃がしてこい」と同義で、当然とはいえのどかなものです。僕も今回、30cm ほどのチビヘビを同じ川に注ぐ水路べりに放してやりましたが、バケツから地面に落ちるが早いか、滑るというより飛ぶように草むらに逃げ込む足(?)の速かったこと。とてもとっても臆病な動物なのでしょう。マムシ・ハブ・ヤマカガシといった毒蛇でない限り、ヘビは概して人間には無害でもあります。
そもそも人によっては、箪笥の裏のアオダイショウなら捕まえずに放っておくかもしれません。アオダイショウがわざわざ人家に入ってくるのは、ネズミを狙うものだと考えられています。ネズミを獲り尽くしてしまえば餌を求めて勝手に出て行く理屈だから、ヘビ君は出入り自由にしておくのがネズミ対策には合理的なんですよね。ネズミのほうはのどかでは済まない、たいへん厄介で危険ですらあります。家中の家電のコードの被覆が、ネズミにかじられてボロボロという状態を想像してみてください・・・
上記の方法は曾祖父が考案したものではなく、その時代の田舎の人々にはよく知られたものであっただろうと想像します。試みにハブの捕獲法をインターネットで検索したところ、いろいろな方法が出てくる中に「ハブ捕獲棒」という道具を使うものがあり、写真で見た感じでは曾祖父の手作り品と同一原理のようなのです。人の考えることは、どうしたって似るんですよね。
アカマタ(練習用の無害なヘビ)をハブ捕獲棒で捕まえる浦添署の面々。琉球新報デジタル版 2017年5月8日から。(http://ryukyushimpo.jp/news/entry-491859.html)
Ω