京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

筆に謝る

2009-04-21 | インポート

 今日は4月21日。

 京都で21日といえば、”弘法さん”。

 ”弘法さん”というのは、東寺で開かれる市のことです。

 東寺は真言宗開祖、空海さんの開いたお寺。

 空海さんの別名は、弘法大師、ということで、”弘法さん”と呼ばれているわけです。

 たこ焼きやベッコウ飴など、縁日でお馴染みのお菓子から、野菜や骨董まで。

 何でもござれの市で、毎月多くの人出でにぎわいます。

 何度か行ったことがありますが、何も買わなくても、店先を覗いているだけで楽しい気分になります。

 さて、京都にはもう一つ”天神さん”というのがありまして、こちらは毎月25日に北野天満宮で開かれる市です。

 ”天神さん”とは、いわずとしれた、北野天満宮の祭神、菅原道真さんです。

 他にも、京都には、お寺や神社の境内で月例市が行われるところがあります。

 その中でも規模の大きいのが、上の2つの市です。

 もし京都へ訪れる機会がこれらの日にあたったなら、一度立ち寄ってみたらいかがでしょうか。

 ところで、本日の京都は雨。 

 弘法さんが雨なら天神さんは晴れ、なんてことを京都では言われることがあります。

 25日は果たして晴れるでしょうか?

 ”あいらんど”