世界文化遺産に登録されている下鴨神社。正式には賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)といいますが、紀元前の植生を残すといわれる原生林「糺の森」に包まれた京都最古の社の一つです。
現在の社殿の内、55棟が国宝や重要文化財に指定され、さる四月、21年に一度の式年遷宮を終えました。
現在、催行中の「京の夏の旅」の文化財特別公開で、特別参拝所からの本殿拝観とともに、神様の御台所「大炊殿」、「神服殿」も公開されております。
境内の御手洗池では7月26日まで別に「足つけ神事」といわれる「みたらし祭」が開催されており、御手洗池に足を浸し、灯明を捧げて罪や穢れを祓い、無病息災を祈ります。
入り口でお供え300円を払い蝋燭を受け取ります。蝋燭は、御手洗池の横にある小さな祠の蝋燭から火をもらい、池の上の井上社のそばの祭壇に供えます。
御手洗池は意外と深く、裾をひざ上くらいまで上げないと濡れてしまいますが、とてもひんやりとしていて気持ちがいいです。
ほかに、御神水授与所では御神水がいただけます。
みたらし祭は朝5時半から夜9時まで(金、土、日は10時)行われておりますが、夕方からは夕涼みの人でとても込み合います。
天候により、切り上げもあるようですのでご注意を。
下鴨神社の名物といえば、「みたらし団子」。
御手洗池に湧く、水の泡を現しているといわれ、先の一つから間をあけて他の四つが並ぶのが特徴で、世のみたらし団子発祥の地で、砂糖醤油の甘辛い昔ながらのスイーツです。
加茂みたらし茶屋さんが有名ですが、期間中は境内でも販売されております。
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