京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

ECOCAP

2015-07-03 | 宿日記

近畿日本ツーリストさんが取り組まれている社会貢献事業の一環に
『ECOCAP』というものがあり、われわれ石長も参加させていただいております。

ペットボトルキャップを回収し、リサイクルメーカーに売却、
そこから得た利益をワクチンに換えて世界中の子供たちに届けます。

ペットボトルキャップ430個で10円に換金でき、ワクチンは1人分20円。

大変な量とお思いでしょうが、ゴミとして処分されるはずのものがお金に換わり、
子供の命を救えるかもしれない。

また、焼却されれば430個で3,150gものCO2が発生してしまうそうです。
小さなことかもしれませんが、リサイクルにご協力いただきますようお願い申しげます。

『ECOCAP』回収BOXはお宿いしちょう西の館の玄関を入ってすぐ左手においてございます。

 

<お宿いしちょう・松菊園>


鞍馬案内

2015-07-03 | 京都案内

先日鞍馬へ行きました。

くらま、くらまと呼びますが、鞍馬山でもあり鞍馬寺でもあり、1200年の歴史が息づく信仰の場所です。

叡山電車・出町柳駅から鞍馬行に乗ります。



市街地から、岩倉の田園風景(住宅街が広がってきてはいますが)、を見ながら山に入って約30分、鞍馬駅到着です。
駅舎を出ると鞍馬天狗様がお迎えです。




駅からすぐの石段を登った所に仁王門があります。これを潜って少し上るとケーブルカーの山門駅がありますが、休止中。
やむを得ず、歩いて由岐神社を目指すことに。

この由岐神社、元は鞍馬寺の鎮守様で、10月22日に行われる鞍馬の火祭で有名ですが、境内の3本杉はかなりの圧巻です。



由岐神社からは、清少納言が「枕草子」で、「近くて遠きもの、くらまのつづらおりというみち」と評した九十九折れ参道を登っていきます。
深い緑と、清流が疲れを忘れさせてくれます。

 

中門を過ぎると、石段が続きます。途中で多宝塔(ケーブル終点多宝塔駅)からの新参道と合流し、155段の石段を上ると本殿金堂到着です。
ゆっくりと歩いて約1時間ちょっとでしょうか(ケーブルだと半分もかからないでしょうか)。
本殿金堂前には、鞍馬寺の教えの理想と人間が宇宙と一体化すること表現したという「金剛床」という前庭が広がります。そして、比叡山も望める場所には翔雲臺という、ご本尊・尊天が平安京の擁護寿福の為に降臨したとされる場所があり、板石が埋められています。しめ縄が張られ触れることはできませんが、何となく力を頂いたような気がします。

 

ここからは、貴船にある西門へ降りる道もあり、こちらには、義経ゆかりのポイントが点在していますが、今日は往復。門前のお蕎麦屋さんのすり鉢にお出汁が入ったざるそばに驚かされて帰途に。締めは、きれいな夕焼けに心洗われ帰ることができました.

 

  橋本でした