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京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

三船祭と車折神社

2015-05-23 | 宿日記

平安時代の舟遊びを再現する「三条祭」が5月17日、
嵐山・渡月橋上流の大堰川(おおいがわ)で営まれた。
今年より新たに清少納言役が加わった。

 


時代装束の参加者は午後12時30分頃、嵐山中ノ島公園を出発
渡月橋を渡り川岸に到着
神儀の後、午後2時頃より十二単に身を包んだ清少納言役や神職の乗る
「御座船」や「龍頭船」など7隻が川に浮かび
船上では雅楽・舞楽の奉納、今様の奉納や清少納言に扮した女性による扇流しの奉納が行われ
両川岸に埋め尽くした多くの観光客が川面の王朝絵巻を楽しんでおられた。

 

 

 

 

 

「三船祭」は右京区嵯峨にある「車折神社(くるまざきじんじゃ)」の神事として
1928年(昭和3年)にはじまった。

 
この境内にある「芸能神社」は芸能や芸術に関係する人たちに信仰され
時代劇俳優からアイドルまで名立たる多くの芸能人の朱塗りの玉垣で埋め尽くされています。
修学旅行生も好きな芸人さんの玉垣を見つけて大はしゃぎ

車折神社にはもうひとつ有名なものがあります。
それが「祈念神石(きねんしんせき)」と呼ばれるパワーストーン「願い事がかなう石」
「祈念神石」を持ち帰り、願いがかなえば倍の数の石を返納する。

 

<京都すき男>

 

 


京都国立博物館

2015-05-23 | 宿日記

先日京都国立博物館の狩野派~永徳の後継者たち~は拝見しに行きました。
石長のロビーに貼ってある、お腹を出した唐獅子のポスターがすごく印象的で
チャーミングな獅子が気になり足を運びました。

豊臣と徳川の勢力が拮抗した桃山後期。
狩野派一門絵師達が繰り広げた戦略の数々は目も眩まんばかりの華やかな金碧障屏画(きんぺきしょうびょうが)

迫力がありました!!

この時代の金蘭の多さが豊かさを感じられる。
また、仏彫、うるし工芸、装飾も多かな時代で金蘭より表現されている。
(古代エジプト ツタンカーメンも天下を取った証)

私は早熟の天才といわれている探幽が好きで
二条城二の丸御殿の障壁画である「松に孔雀図」は迫力がありました。

素朴な表現の柳絵は墨の濃淡の微妙なタッチが絶妙ですごく良かったです。

次回、秋の琳派~京を彩る~10月10日(土)~11月23日(月・祝)
の特別展覧会もとても楽しみにしています。


<マンマ・ミーア>