ヒジュラ暦1427年ジュマーダー・ル・ウーラー(5月)22日 ヤウム・ル・イスナイニ(月曜日) |
昨日は「日本ムスリム協会の総会」「日本旗章学協会の総会」「はでぃーじゃね~さんの出版記念茶話会(でいいのかな?)」と重なった。
しかし、日曜出勤が原則の私はそのいずれにも参加できなかった。食っていくためには働かにゃならんので仕方ない。
「日本ムスリム協会」の方は名称からしてどのような団体か推測できると思われるが、「日本旗章学協会」の方は何をやっている団体なのかよくわからん…と感じる人の方が多いのではなかろうか?
簡単に言えば、世界の旗(国旗・地域の旗・団体の旗などありとあらゆる旗が対象)を研究する学術団体である。
興味のない人にとっては「そんなことして何が楽しいのか?」と思われがちだが、旗のデザインには歴史や文化的背景や思想など多くの情報が盛り込まれている。
それらの情報を読むことで、歴史や異文化を理解できるし、同じ国でも政権が変われば国旗が変わることもある。国際情勢を読むための一助にもなるのだ。
それに西洋の紋章学とも関係が深く、デザインやカラーの勉強・研究をしている人にとっても大いに参考になると思われる。
イスラーム国家の国旗を見ても、オスマン・トルコ帝国から始まった「月と星」がイスラームのシンボルマークだったり、「黒・白・赤・緑」の過去のイスラーム王朝のシンボルカラーを組み合わせた配色が「アラブの色」だったり、聖預言者(サッラッラーフ・アライヒ・ワ・サッラム)のシンボルカラーの緑がサウジアラビアやリビアの国旗に使われていたりと、意味を知れば理解が深まる(以上述べてきたことは、旗章学では基本中の基本)。
あるいは単に「国旗が好き」というだけでもいいのではないか?
世界192カ国の国旗をちょこっと眺めるだけでも、興味深いものがある。
世界で唯一四角くないネパールの国旗は有名だが、次のような国旗はどこの国だかご存じだろうか?
1.デザインが表で裏で異なる、世界唯一の国旗はどこの国のもの?
2.国旗の縦と横の比率は国によって異なる。世界で一番横長の国旗はどこの国のもの?(アラブの国です)
3.2002年に国旗のデザインが変更されたアラビア半島にある国はどこ?
答えの気になる方は自分で調べるか、明日また当ブログを訪問してください。という、いやらしいテを使ってみました。
今日もぼちぼち出勤の時間なので、「はでぃーじゃね~さんの出版記念茶話会」についてはまた帰宅後か、明日綴りたい。
なかなか会えないなあ、はでぃーじゃね~さん…。