ヒジュラ暦1427年ジュマーダー・ル・ウーラー(5月)8日 ヤウム・ル・アハドゥ(日曜日) |
実は長い小説を読むのが苦手なので『ダ・ヴィンチ・コード』を読んでいません。今月の末あたりに映画を見に行こうと思っているので、その前には読んでおきたいものです。
それにしても、『買ってはいけない』や『嫌韓流』などのときもそうでしたが、話題になる本が出版されると、雨後の筍のごとく追随本がいっぱい出てくるものです。『ダ・ヴィンチ・コード』も例外ではありません。
そして、なぜか便乗商法のわりに、追随本の著者の方がエラソーなことを書いているのが普通です。「あの本は話題にはなっているけど、まだまだツメが甘いな」ってな感じで。
批判や議論ならまだいいのですが、単なる自慢というか、「ふふん、ワシの方が一枚上だぞ」的匂いが漂ってきて鼻をつまみたくなることもあります。
まあ、このブログもきちんとイスラームのことを説明しているHPやブログの追随&オマケみたいなものなので、あまり偉そうに追随本を批判できませんが。
さて、コンビニでなんとなく追随本のうちの一冊を買ってみました。週刊誌より薄いし、絵ばっかりで字も少ないから、すぐ読み終わるだろう…と軽いノリで買いました。
ところが困ったことに、例によってツッコミどころが多くて、そういう箇所に出くわしては頭の中でいろいろな疑問・想像・妄想・思いつきなどが渦巻き、なかなか前に進めません。
「謎解き本」の定番の、無茶な語呂合わせ、一貫した法則が感じられないアナグラム(文字の並べ替え)、偶然の一致のオンパレードで、これじゃあモンゴルに渡ってチンギスハーンになった源義経もビックリだと思います。
読んでいるうちに、「それじゃあ琉球語(沖縄方言)の起源はアラビア語って説だって有りだよなあ」などという「新説(正しくは珍説ですけど)」が頭に浮かび、妄想の世界が広がってしまいました。
ヘブライ語で伊勢音頭を解釈する人や、朝鮮語で万葉集を読む人もいますし、私もここで「琉球語の起源はアラビア語説」を発表してもいいのかも…という勘違いをするに至りました。構想約30分という大研究です。
それでは…と言いたいところですが、これから出勤なので、具体的内容は明日書くことにします。
「さんざん引っ張っておいてそれはないだろ、おい!」という声が聞こえてきそうですが、テレビ局がよくやる手法と同じだと思って納得していただければ幸いです。それではまた明日。