ヒジュラ暦1427年ジュマーダー・ル・ウーラー(5月)4日 ヤウム・ル・アルビアーィ(水曜日) |
アラビア語オリンピックの内容について3回ほど語ってきましたが、最後にちょっとしたハプニングなどについて触れたいと思います。
毎年、穂高書店さんという、外国語の書籍を扱っている本屋さんがアラビア語やイスラーム、アラブに関係する本を売りにきています。
昨年、『アラブの学者たち』というアラブの子ども向けのシリーズを発見し、「全巻欲しいなあ」と思ったのですが、虫食い状態で買うのがためらわれました。
イブン・シーナ、フワーリズミーのような、日本でも比較的メジャーな人物の本から売れてしまうようです。
発行元はエジプトの新聞社アル・アフラーム社です。
そこで後日、東京晴海のビッグサイトでおこなわれたブックフェアへ行き、当時お世話になっていたエジプト大使館のブースへ行ってみました。
おお! このシリーズあるではないですか。しかも2セットあります。全巻買おうと思ったら、2セットとも虫食い状態。
レジにいた女性(この方にもエジプト大使館でお世話になりました)に尋ねると、「3セットあったうち、1セットは丸ごと買っていった人がいます。残りのセットの中から、イブン・シーナやフワーリズミーなど有名どころだけが売れてしまいました」
そういう買い方はしないで頂きたいのですが、個人の自由ですから仕方ありません。泣く泣くそこにある本だけ全部買ってきました。
ということで、今年のアラビア語オリンピックでは、抜けた巻を買うぞーーーー! と張り切っていたのですが、今年は輸入した1セット丸々すでに売れてしまったそうです。
以上、ただ単に「シリーズが虫食い状態解消が今年もできずに悲しい」という話でした。中身はありません。
さて、スピーチの部の後、トイレに入ると、洗浄スペースに黄色くて臭い液体がぶちまけられていました。
とてもいや~な予感。
近くで確認すると間違いなく小便です。
トイレはすべて個室で、あとは洗浄スペースという作りを知らない日本人男性が、小便用のスペースと間違えて洗浄スペースで用を足してしまったようです。
知らなかったのでしょうから仕方ないのですが、さすがに洗浄スペースに小便をされちゃーかないません。たまたま学院関係者の方に会ったので、そのことを知らせ係の方に掃除していただきました。
「異文化理解って、ちょっとしたことが難しいんだな」とトイレの個室でしみじみ思いました。
さて、第3回アラビア語オリンピックの総括が自分なりに終わったので、明日あたり久しぶりに「カンボジア・アセアセ紀行」シリーズでも書こうかと思っています。
文体が記事によって違うので読む方は落ち着かないと思いますが、「カンボジア・アセアセ紀行」では文体が変わります。