ヒジュラ暦1427年ジュマーダー・ル・ウーラー(5月)2日 ヤウム・ル・イスナイニ(月曜日) |
さてさてアラビア語書道のコンテストはそういうわけで選外だったのですが、あまり悔しい気持ちはありません。
「やるだけのことをやったつもりなのに結果が出ない」ということは、私の人生において別段珍しいことではないのでガッカリしても仕方ありません。
それに、この後もやらなきゃいけないこと・やりたいことが目白押しなので、立ち止まっている場合でもありません。なぜか今、妙に前向きです。
むしろ、残念なのは、初対面のスライマーンさんが私にしかけようとした、茶目っ気のあるイタズラを無意識に阻止してしまったことです。
アラビア書道のコンテストのときから、「ふふふ、あれがイスハーク氏だな。どれどれちょっといたずらしてやれ~(←私の想像)」と考えていたそうで、ちょっと申し訳ない気分でした。
初対面のスライマーンさんはマジメな雰囲気の中に茶目っ気を感じる、とてもいい味のムスリムでした。なんというか独特のオーラがあるので、見た途端「あ、彼がスライマーンさんだ!」と直感的にわかりました。結果として、それが彼のイタズラを挫いてしまったわけですが。
さて、食べ損なうかと懸念された、昼食用のシュワルマサンドを無事に食べることができ、午後はアラビア語スピーチの部です。
今回の出場者は8名、全員女性です。昨年は男性が3名ほど出場していたと記憶していますが、ついに男性0名です。前々から予想していたことなので驚きはありません。
司会も2名とも女性です。昨年はメインの司会は若い男性でした。なかなかユーモラスな司会だったことを覚えています。
内容的には、後の人になるほど高度な内容で、もしかしたらレベル別の代表だったのかもしれません。
「イエス様の復活…」「同じ神を信仰するムスリムのみなさまに出会えたことを感謝しています」などの内容を話された女性がいました。どうやらクリスチャンのようです。
アラブイスラーム学院のアラビア語スピーチの部に、クリスチャンが出場ということで、「画期的なことなのかな? それとも前例があるのかな?」と考えてしまいました。
それにしても、みなさんの経歴が華やかで参りました。アラビア語だけでなくギリシア語も話せる方、チュニジアに留学していた方、サウジのリヤドに住んでいた方などなど。
いつの日か、スーダン留学から帰ったスライマーンさんがこの場に立つ日が楽しみです。
ここまで打ったところで今日も出勤時間となりました。いってきま~す。