自己満足的電脳空間

完全自己満足主義。テーマはない。自分の趣味・関心事を偏った嗜好と思考でダラダラと書き綴る自分のための忘備録。

二刀流…いやいや三刀流

2019-06-23 00:05:00 | 野球、その他スポーツの話
今年は怪我の影響もあり野手(DH)に専念しているLAAの大谷翔平投手だが、昨年彼がMLBでも投手と野手の兼務、所謂二刀流としてプレーすることが可能であると実証した。それは疑うことなく21世紀のベースボールにおいてエポックメイキングな出来事だった。

そして、その大谷翔平投手の実績に影響されたのかは不明ではあるが、CIN首脳陣が今シーズン大きな決断をした。

DH制を採用していないナ・リーグだったり、セットアッパーというポジション故に元々打撃には定評があったが代打での起用がメインだったマイケル・ローレンゼン投手を本格的に二刀流として起用することになった。過去にはローレンゼン投手本人が二刀流は考えていないと語っていたが、大谷投手の活躍で風向きが変わったのかもしれない。スプリングトレーニングから外野守備の練習も開始した。





昨季は45試合に登板した一方、打撃でも31試合9安打4本塁打、打率.290、OPS1.043と野手顔負けの結果を残し、7月1日の敵地MIL戦では代打で満塁ホームランも放った。昨季は代打での起用がほとんどで、外野の守備に就いたのは1イニングだけだったが、今季は外野手としてすでに9試合に出場している(6月上旬現在)。

登板日があらかじめ予定されているスターターと違いいつ登板するか予測できないセットアッパーというポジションのため大谷投手とは違った調整の難しさもあるだろう。さらにはDH制を採用していないナ・リーグのため複数回打席に立つためには守備にも就かなければならない。娘が大好きなキラキラ☆プリキュアアラモードの「つくって!たべて!たたかって!」のようにマイケル・ローレンゼン投手は「守って!打って!投げて!」と二刀流どころか三刀流であることにより希少性が高まっている。

一昔前ではまるでファンタジーでしかなかったことを今、彼は実践している。

LAAは今季、新人のジャレド・ウォルシュ内野手を二刀流として起用し、2試合に救援登板させた。また、6月3日に開始したドラフトでは、4巡目で二刀流の高校生、エリック・リベラ投手を指名している。

ファンタジーはどこまで続くか楽しみな展開になってきた。