“色の話いろいろ”

色には意味があり、使い方次第で印象が良くなります。
「イマイチ」が「素敵」に変わります。

木村博多織・手機り工房見学会の報告

2008-02-05 | 日本の美術品めぐり・鑑賞会

お待たせしました。博多織・手織り工房見学会の報告第2段です。
木村先生もお弟子さんも、気さくに質問に答えて下さり、福岡を代表する伝統工芸・博多織の手織りを知る良い機会となりました。
お弟子さんたちは、木村先生の下、手織りの技術を身につけていくなかで、なんとか見栄えよく織ることが出来るようになっても「まだまだ」と感じるそうです。
でも、「辞めようと思ったことは一度もない」ということです。手織りの奥深さがそこにはありますね。
もともと伝統技術に興味がある人ばかりで、実際に京都で染色の勉強をされた方が二人もいます。

これからは日本の本来の美を見つめる時代であると私は思います。

彩りを楽しむティータイムでは
私が下見で食べたケーキセットと比べるとちょっと違っていましたが、「美味しかった」という評価をいただきました。
(日ごと盛り付けは変化するそうで、それもパティシエの才能!!)

会からの色の話では、博多献上柄の五色についてお話をしたところ
ペ・ヨンジュン主演の“大王四神記”の話になり、「四神の意味がわかった!!」と喜んでいただきました。
博多織で使われる糸は“絹”ということから、蚕の幼虫を育てる桑の木には白い花が咲いて実がなり、それを食べると口の中が紫色になるなど、体験談も飛び出し、会話も弾みました。
口の中が紫色とは・・・身につけるには神秘的で女性を美しく見せてくれる色なので私も好きですが、食べ物となると・・・気持ち悪い!? そういえばブルーペリーも紫です。(案外平気かも知れません)

反省点
レストランの休憩タイムを気にしながらの会話だったので、慌しかったことです。

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P.S.
木村佐次男先生は、2011年春に、博多ふるさと館での手機実演のお仕事をご高齢のため引退されました。本当にありがとうございました。