◆井上陽水と私◆2005年1月1日から2011年12月まで

マルチクリエイター。井上陽水と私。 独身氷河期世代。当時、ペンネームは夏風アザミルク。

コンピュータ不安

2005-07-05 20:57:44 | Weblog
コンピュータ不安論

現代は、コンパスのない時代と喩えられる。コンパスは火薬、活版印刷とともに、近代三大発明とされる。しかし、現代におけるコンパスは、人工衛星、GPSなどをコンピューターを使って利用する。
そのコンピューターに不安を感じる。理解できないものに対する不安。コンピューターの基本原理や基本デバイスは、アメリカに強く依存している。コンピューターはアメリカの戦略的社会システム支配のための兵器だと、私は考える。アメリカは、アジアを植民地化して、自国産業の繁栄と安定を目指している。

人工衛星、GPSも、アメリカの戦略兵器技術のひとつだ。偵察衛星といった軍事利用が始まりで、民間に開放された経緯がある。

そうしたコンピュータの欠点のひとつが、時間だ。コンピューターで、ファイルに名前をつける。Windows3.1を使ったことのあるひとなら、半角8文字という制約を覚えているだろう。それは、すぐに、解決されてロングネームが、いまでは当たり前だ。それは、コンピューターは勝手に時間に従って順番にファイル名をつけて、それにユーザーがつけた名前を対応させている。この仕組みから、時間こそがコンピュータを支配するキーになっている。しかも、100年以内の時間しか認識しない。その先は、新技術が必要とされている。
「時間だけがすべてを支配する」。こんな暗号がWindowsのバグだったこともあったらしい。

私の、聞きかじりの知識では、ここまでしか解説できない。さらに詳しく知りたいもんだ。

ドラえもん論

2005-07-05 20:56:52 | Weblog
ドラえもん論

現在の小学生のドラえもんに対するリアルな感想は分からない。これは、20年前の小学生が、無意識に感じていたドラえもん論だ。

ドラえもんの人気は、未来の技術に対する憧れにある。現代のように、昔では考えられないようなスピードで、技術開発が進み、人類の夢が実現する時代の延長上にある未来だ。
魅力は、その技術の非完全性を暴くストーリーだ。

なぜ、猫型ロボットか?それは、明治の「我が輩は猫である」の継承者だからだ、と私は思う。
なぜ、「ドラ」えもんか?猫のつけるベルが社会に対して警告をする意味を象徴している。その警告をするために、「銅鑼」を名前につけたと推測する。
技術の進歩に盲目的にあこがれる社会、文明の批判をするために、長くテレビ界に生き残っている。

陽水歌詞分析6

2005-07-05 20:51:57 | Weblog
闇夜の国から

この曲は、ゴールデンベストに入っていない。だが、陽水ファン必聴の名曲。ライブでもよく歌われる。「夢の中へ - 井上陽水ベストアルバム」に収録される。
最初の結婚直前の明るい気分を反映している。ただ、
『コンパスもない』
『波まかせ』
と地道な生活者から外れた自分の将来に不安を感じている様子も伺える。

この、コンパスのない旅は、20年後のアルバム「ガイドのいない夜」(1992)に続いている。このタイトルは、「すべてのことに指針がない、世紀末の雰囲気を無意識に表現した」と著書「媚売る作家」で、語っている。