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◆井上陽水と私◆2005年1月1日から2011年12月まで

マルチクリエイター。井上陽水と私。 独身氷河期世代。当時、ペンネームは夏風アザミルク。

いい子いる?短歌

2007-06-23 10:59:24 | 詩人・夏風あざみ

いい子って
かわいいって子は
いるけれど
気が合いそうって
子は見つからず


キミの手を
両手で強く
握りしめ
もう離さないと
見つめる目と目


誰よりも
君だけ愛すと
言ったのに
そんなあの頃
はかなく消えて


黒髪に
手櫛で触れる
ひとときは
キスする前の
潤んだ瞳


短歌量産中。




続・カフェ短歌

2007-06-23 10:57:21 | 詩人・夏風あざみ

カフェ通い
「お気に」のあの子
運び来る
その瞬間に
うまく喋れず


お隣の
オヤジ集団
親しげに
あの子に語り
かけているのに


週プレも
グラビアページは
控え目に
でもこっそり
のぞくカフェにて


気がつけば
バイトを終えて
帰ってく
その時間こそ
狙い撃ちなの?


たくさんの
お客をさばく
ウェイトレス
その他大勢から
抜け出したいが…



本気とも
ギャグともつかぬ
短歌詠み
自分の世界を
楽しむオタク


短歌量産中です。よろしく。




モテ男・短歌

2007-06-22 21:24:53 | 詩人・夏風あざみ

アイツが言う
この子あなたを
好きみたい…
オレの気持ちが
試されてるのか?


この気持ち
気づいてくれて
ないのかな
あなたへの思いは
軽くないのに


友達が
私に相談
してきたの
今さら言えない
私も好きとは


ゴメンナサイ
ずっと友達で
いたいけど
この恋だけは
譲れないのよ


ごめんなさい
気持ちはとても
嬉しいよ
でも今は他に
好きな子いるんだ


キミが聞く
どうしてあの子
断っちゃったの?
オレの気持ちに
カマかけられて


二人の女性に同時に惚れられる男を想像してみました。私にはあり得ない状況なのでリアルさが足りないよね。




通い婚短歌

2007-06-22 21:22:59 | 詩人・夏風あざみ

キミが肌
重ね合わせし
夜終わり
つらき別れの
明け方の星


この部屋に
キミ通い来る
夜待ちて
一人暮らしの
二人分料理



歯ブラシも
寝間着も二人
お揃いで
この部屋に来る
あなたのために


また来るよ
今度はいつ?
と問う私
夜明け前には
寂しすぎるから



通い婚キャラで短歌。




ウェイトレス短歌

2007-06-22 21:20:36 | 詩人・夏風あざみ

一人カフェ
雑誌をめくる
手を止めて
あなたの働く
姿に見とれ


白いシャツ
赤いエプロン
黒い髪
光る笑顔に
カフェオタク萌え


「コレ読んで!」
レジでそっと
渡すレター
そんな勇気が
あればいいのに


「ありがとう
ございました」の
いつもの声
見つめるだけじゃ
何も届かず


店を出る
ドアを押して
帰るとき
「忘れ物ですよ」と駆け寄るキミが…



とりあえず5首・カフェオタク短歌を書きました。




6月俳句便り

2007-06-15 17:35:55 | 詩人・夏風あざみ

6月の長雨が始まりました。いかがお過ごしですか?
私は元気にぼんやりしております。

さて、季節の移り変わりを毎月俳句と短歌にまとめています。
ごく素朴なものですが、ご一読頂ければうれしいです。


片思い
井の中カエルの
空想キッス


ドライブは
一人カメラに
紫陽花寺


台湾の
夏懐かしき
ジャスミンティー


カタツムリ
閉じこもりたい
時もあるさ


夕立に
恋する夏は
急ぎ足


梅雨時の
つかの間デート
ホタルの火


金もない
男前でもない

それでも夏は
恋をしたくて


恋してる
時には気づかぬ
真の顔
冷たき別れに
初めて気づく


人生に
逆転勝ちって
あるかしら
負け組烙印
焼き付いた顔


今日は、台湾料理店で思いつく俳句と短歌を携帯から投稿してます。


最近、短歌量産中。




切り絵・花

2007-06-05 20:15:22 | 詩人・夏風あざみ
今日は、いろ紙で切り絵。
第一作目は「花」です。
最近撮った花の写真を手本に作ってみました。
小学一年生レベルだね。

でも、このぐらいが暇つぶしの趣味にはちょうどいいかもね。


重ねて置くと下の色が透けてイヤだな。もっと厚い色紙にするか、重ね方を計算しなきゃな。


糊が手について、うまくいかない。
写真アルバムのような透明シールを上からかぶせるようにしたいな。

構図や色の組み合わせも適当。
切り方も雑。

あんまり頑張り過ぎない方が「素人の味」があるって言い訳です。

もうちょいうまくなったら画材も買いに行くよ。


詩・プア太郎

2007-06-02 17:51:22 | 詩人・夏風あざみ

おいらは働く夢見人
他人の夢が気になって
起きたままでも夢を見る



毎日、自分の居場所を探しては
かわいそうな人の群れの中にしか
居場所を見つけられない



かわいそうな人って
思うのは
ちょっと思い上がった言い方で

働いても疲れるだけで
幸せになれない人って言うのが
正確かなあ




幸せって青い鳥
クック
クック
と鳴く平凡な鳩



ワーキングプアって
言われたよ

ワーキングプアでは
苦しいよねって
言われたよ

結婚の予定もないなら
何のために働くんだろう

養う家族が持てないなら
なにを守るために
働くんだろう


あと20年
親が逝くまでは
働かなきゃなあ

親不孝息子でも
それしか守るものはないから




俳句の花たち

2007-05-13 11:53:37 | 詩人・夏風あざみ
新緑、花々が美しい季節です。
いかがお過ごしですか?
今月の俳句を投稿します。ご一読下さい。

ガーデンで
触れ合う心
花もよう


咲き誇る
薔薇のまぶしさ
影の草


早乙女の
風も爽やか
衣替え

葉に隠れ
庭のイチゴの
赤さかな


母の日に
慣れぬ花屋の
照れくささ


薔薇の日の
ひねもすパチリ
パチリかな


では今後ともよろしくお願いします。


古寺藤棚

2007-04-28 09:17:21 | 詩人・夏風あざみ
古寺の見事な藤棚。きれいに揃った藤。野生味はないが、庭師の丁寧な仕事を感じる。
GWはデジカメ買おうかな。一人旅にはカメラは必須アイテムだしね。

ホームページやブログには携帯写真の方が適してるけどねえ。
写真好きな友人がいるので、技やロケ地を競う前にマシンで先行しようと思う。

将来、有機ELの写真立てやポスターが売り出されるだろうな。それは欲しい。


詩・きれいごと

2007-04-26 18:14:18 | 詩人・夏風あざみ
仲間から連絡が切れた
彼女から縁が切れた
キレイに切った黒髪が揺れる

コイツには付き合う価値がない、と切れた
こんな不愉快な奴には掛ける言葉もない、と切れた
心を繋ぐ言葉も途切れたまま


金も地位も努力もない僕は
社会に切られた
愛想笑いも食いしばる歯も鍛えた筋肉もない僕は
会社に切られた

きれいごとを言えば
「人にはなにか取り柄があるはず」
きれいごとを言えば
「あなたが楽しく生きることが
社会の役にたつこともある…」

きれいごとを言えば
「個性を大事に尊重する社会を目指して…」

きれいごとを
リアリストは笑う

きれいごとを
リアリストは聞き流す

現実は変わらない

きれいごとは
心の中だけ
気休めだけ

それでも僕は
きれいごとを言わずには
いられない