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井山裕太七冠、名人戦カド番をしのぐ

2016年10月06日 07時01分29秒 | 時事放談: 国内編

いやあ、よかった。ファンとして、ホッとしています。

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井山名人、踏みとどまる 囲碁名人戦、1勝3敗に
朝日新聞 2016年10月5日20時02分

 第41期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第4局は5日、兵庫県宝塚市の宝塚ホテルで2日目が打ち継がれ、午後6時3分、3連敗であとのない井山裕太名人(27)=棋聖、本因坊、王座、天元、碁聖、十段をあわせ七冠=が、挑戦者の高尾紳路九段(39)に181手までで黒番中押し勝ちし、1勝を返した。持ち時間各8時間のうち残り時間は井山名人が4分、高尾挑戦者が38分。第5局は12、13の両日、静岡県熱海市で打たれる。

 大胆な発想から「捨て石作戦」に出た井山名人が、その後の精緻(せいち)な折衝の中で優勢に立ち、シリーズ初勝利を挙げた。カド番を一つしのぎ、防衛に望みをつないだ。

 白58(封じ手)からが2日目。名人は、分断された左下の黒の一団を相手に取らせる作戦に出て、陣地の囲い合いの勝負を挑んだ。

 すんなりとヨセ勝負にはならず、左上黒91から局面は大きく変化。左上を荒らし、右上を大きくまとめた名人に流れが傾いた。挑戦者は中央に大模様を形成して対抗したが、名人は右辺の白に圧力をかけ、危なげなく逃げきった。

 解説の村川大介八段は「挑戦者が大長考した白54に対して、黒55以下から反発したのが玄妙。名人の勇気ある決断でした。黒103あたりからペースをつかみ、的確に勝ちきりました」と話した。(伊藤衆生)

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 〈井山名人の話〉 上辺の白を取り込む展開(黒115あたり)になって、勝てそうと思った。まだまだ厳しい状況。少しずつ状態を上げていきたい。

 〈高尾九段の話〉 形勢はずっと悪いと思っていた。(負けは)仕方がないが、悪いなりに辛抱強く打てたので、次はもう少しいい碁を打ちたい。

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「まさか井山七冠が負けるなんて」という思いで見ていたら、あっという間に3連敗。後がない状態になって、強豪高尾九段相手ですから、4連敗で名人陥落もあるかと不安に思っていました。

そしたらば、さすが若き勇者、白のミスを衝いて、あっという間に勝勢を築き、勝ち切ってしまいました。こうなれば、井山七冠には、3連敗のあと4連勝という趙治勲名誉本因坊・名人の偉業を成し遂げてもらいたいと願ってしまいます。

なお、朝日新聞によると、井山七冠は、新しい記録を作ったとか。

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 4月に囲碁界初の七冠独占を成し遂げた井山名人がまた、新たな記録をつくった。独占後、本因坊、碁聖の防衛戦を制し、名人戦期間中の本日5日、七冠保持期間が168日になったのだ。将棋界では今も第一人者の羽生善治三冠が1996年に唯一、七冠独占を達成しているが、その期間が167日だった。

 七冠独占の「記録更新」を果たした井山名人。今シリーズ開幕3連敗とあとがないなか、どこまで記録を伸ばすことができるか。

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これから19歳の俊英・一力遼七段が挑戦する王座戦もありますし、井山七冠の苦闘は続くでしょうが、七冠なら跳ね返して、七冠在位の記録を更新し続けてくれるものと信じます。

清水市での第5局も見逃せません。


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