ハロウィーン(31日)直前の週末となった26日夜、東京都渋谷区のJR渋谷駅周辺は仮装した若者らでにぎわった。混乱や雑踏事故を防ぐため、警視庁は26日から駅周辺の警戒を強化。渋谷区も今年から指定区域内の路上や公園での飲酒を条例で禁止するなど、対策に乗り出した。

 同駅周辺では近年、ハロウィーン直前の週末や当日に若者らが大勢集まるようになり、飲酒して夜通し騒いだり、ごみを散らかしたりするなどマナーの悪さが社会問題化した。昨年も深夜のセンター街に集まった若者らが集団で軽トラックをひっくり返す事件が起きるなど、暴行や窃盗などの容疑で20人以上が逮捕された。

 警視庁は今年、26日から31日まで機動隊員ら最大数百人規模の態勢で警備を実施。同駅周辺には柔らかな語り口で歩行者を誘導する「DJポリス」を配置し、混雑が激しくなれば車道の一部を歩行者に開放する交通規制を実施する。渋谷区も警備対策などに1億円を投じ、26、31の両日には百数十人の警備員を配置する。

 この日、映画「ジョーカー」の仮装をして渋谷を訪れた佐賀市の会社員、福田啓太さん(25)は「参加して怖いと思うこともあるので、路上の飲酒禁止には賛成。節度を持って思いきり楽しみたい」と話した。【金森崇之】

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アメリカでは、ハロウィーンは子どもの愉しい遊びです。それが、日本ではこんなありさま。昨日も骸骨のマスクをつけた大柄の若者とすれ違いました。

無事に終わればよいのですが。