ニッポンレンタカー北海道が、乗用車とワゴン車の全面禁煙化を実施。同社はレンタカーを交通インフラのひとつとして認知されることを目標としており、今回の件もそれに向けた施策の一環といいます。

「交通インフラ」としてのレンタカー、全車禁煙化への第一歩か

 ニッポンレンタカー北海道2016年11月1日(火)より、乗用車とワゴン車の全車禁煙化を実施。利用者からの車内臭に対する意見、指摘が減らないことや、これまで実施した利用者アンケートで高い支持が得られたことを理由に今回、それに踏み切ったといいます。

 またこのことはニッポンレンタカーグループ内において、将来的に乗用車とワゴン車の全車禁煙化を全国展開させるための先駆けと位置付けられているそうで、飛行機や新幹線など主要交通インフラで禁煙が定着するなか、レンタカーも「公共の交通手段として認知されることを目標とし、これまで以上に安心・快適な車両の提供に努めて参ります」(ニッポンレンタカーサービス)とのこと。

 なお、電子タバコも禁止の対象です。また車内での喫煙が判明した場合、休業補償料として2万円を請求するとしています。

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過去に喫煙されていたレンタカーに乗ったら、たとえそのときはタバコを吸う人がいなくても、すぐにタバコの臭いに気づき、最悪の場合は三次喫煙による健康被害(めまい、吐き気)を起こします。そりゃあ、タバコを吸わない人は、文句をいうのは当然です。

タバコを吸う成人が7割以上になった現在、こうした不都合を解消したほうが、経営的に得であると判断したニッポンレンタカーは、実に合理的です。

こういうトレンドが、北海道だけでなく、全国で当たり前になることを願ってやみません。