いなっち日記

気持ちは「ナウなヤング」でも身体がちょっぴりついてこなくなってきた、アラフォーライダーの自転車と何気ない日々のお話・・・

第1回照葉樹の森サイクルジャンボリー(続き)

2009-07-15 20:47:44 | レースリポート
(ゴール地点から見えた風景)

すこーしずつではあるが、青いジャージの選手との差が縮まってきた。
俄然、やる気が湧くのだが坂はかなりキツイ斜度が続き、気が滅入りそうになる。
でもキツイのは他の人も一緒、と自分に言い聞かせて歯を食いしばり上り続ける。

そして、やっとのことでキツイ坂を上り終え、「あ”~キツ~~イ」と一叫びして(笑)キツさをガマンしていたストレスを吐き出す。
約1キロほど平坦区間が続き、ここでドリンクを飲んだり息を整えたりして最後の坂に備える。
青いジャージの選手は先に平坦区間に入ったから、差をつけられちゃったかな、と思ったが、まだチラチラと前方に見える範囲にいる。
しばらくして後方から体大生の選手が追いついてきて2人で並走しながら最後の坂に入る。

2人で走ると自然とペースが上がるので、残り1キロ手前でついに青いジャージの選手に追いついた。
青いジャージの選手も僕らに喰らいつき、3人での争いになった。

そして残り1キロのラインを過ぎて、前方で上りが一旦切れて平地になり、木製のゲートのようなものが見えて、沿道で応援する人たちの姿も見えた。
残り1キロを過ぎたばかりなのに僕はなぜか(あそこがゴールかも)と勘違いしてしまい、一気にアタックをかけてヒーヒーいいながら2人から抜け出した。
だが、上りきったところでゴールは最後の最後のキツイ坂の上だということが判明。
今のアタックで完全に余力は無くなり、後方の2人に今度は置いていかれるハメに。
もう追いかける余裕もなし。
青いジャージの選手を追いかけ追いついたときは(よし!30代2位獲るぞ!)と意気込んでいたが、置いていかれた今、(もう3位でいいや)と気持ちが下がり、キツクて足に力が入らないとはいえ、半ば残りは流すような感じになった。

残り100メートルほどになり今度は「本当の」ゴールゲートが見えた。
(はぁ~もうすぐゴールだ。3位確定だぁ~)と安心したその瞬間・・・

後方から物凄い勢いのダンシングで一気に追い抜かれた。
(もしや!)と思いその選手のゼッケンを見たら僕らと同じ600番台。
つまり30代の選手。

やられた・・・

結局、この選手に100メートルで9秒もの差をつけられてゴール。
上りきった達成感よりも最後に油断してしまった自分への情けなさというか、はらただしさが残った。

あの時、アタックをかけてヘロヘロになり2人に置いていかれたとしても、少しでも前を追う気持ちがあれば、もしかしたら3位になれたのかもしれません。

「3位を獲りに行く」という気持ちではなく「3位が来るのを待っていた」という感じでした。
だから「3位」が僕のところに来る前に他の人に獲られてしまったのです。
悔しいというより情けなかったです。
やっぱ、気持ちは大切です。
以前も自分のブログで「勝負の勝ち負けは思う気持ちの強さの差だ」とかいたことがあります。
まさに3位になった選手のダンシングは背中から「気迫」を感じました。
自分で言っておきながら・・・はぁ~

でも終わったことをどうこういってもしょうがありません。
今回をいい反省材料にして次回のレースで2度と同じ失敗をしないように最後の最後まで気を抜かないようにしたいと思います。


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2 コメント

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Unknown (青いジャージ)
2009-07-16 11:48:35
はじめまして
こんにちは、先日のヒルクライムレースお疲れ様でした。
残り1kmで追いつかれた時はヒヤヒヤでした。
いなっちさんの鬼気迫る走り脅威でしたよ!
返信する
お疲れ様でした (いなっち)
2009-07-16 20:39:46
青いジャージさん、コメントありがとうございます。
いえいえ、まだまだ練習不足、気持ちが足りません。
それに青いジャージさんの積極性も見習わなければなりません。
またレースでご一緒になれたときはよろしくお願いします!!
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