花桃の里へ

はや３月も終わり、明日からは4月ですね。

入学、入社と人生のひとつの区切りの時期でもあります。

一年中春休みであり、夏休みでもある私には季節の移ろいは孫たちの進級が唯一の時間確認です。

先日、花桃の名所の古河市の公方公園へ行ってきました。
冒頭の写真が公園の花桃です。

＊＊江戸時代初期、城主の土井利勝が江戸で家臣の子供たちに桃の種を拾い集めさせ、農民に育てさせました。
当時、燃料となる薪が不足していたので成長が早く、実が食料となる桃を選びました＊＊

と、公園のパンフレットに載っていました。

明治時代までは桃の花見物に臨時列車が出るほど賑わっていたそうです。
1975年の公園の開園を機に花桃を植えて桃林を復活させたとのことです。

桜の花と違って、ちょっと自己主張が強いかなとも思いますが、
花桃の華やかな花色も愛らしくいいものです。

我が家としては珍しくジャスト・シーズンに行ったので、
公園は平日ながら様々なイベントや出店があり賑わっていました。



花桃の木はあまり大きくなかったので、すぐ近くで写真も写せました。
この花は「矢口」という種類だそうです。

この公園には5種類の花桃が植えられています。
一番多いのが写真の「矢口」、ひな祭りの切花の代表種です。
一本の木に紅白の花が咲く「源平」、赤・桃色の」絞りの花の「寿星桃」、
花弁が菊のような濃い紅色の「菊桃」、そして白色の八重咲の「寒白」があるそうです。



源平


菊桃？寿星桃？　どちらかわからず・・


寒白

桃の木は成長が早く、そのため寿命もあまり長くないそうです。
植え替えをしているので、丈の低い木が多かったです。


古河の帰りに幸手の権現堂堤の桜も見に行きましたが、
ここも見事に満開であまりの混雑に車を停めることができず、横目で桜を愛でて通り過ぎてきました。

今年は開花も早く、あっという間に桜の季節も終わってしまいますね。