室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

新宿トラッド・ジャズフェス~1~

2009-11-16 11:46:14 | Weblog
新宿三丁目界隈で毎年催される《新宿トラディショナル・ジャズ・フェスティバル》も第9回となりました。
初めての年だけ知らないのですが、あとは観客となり、気がつくと出演者となっていました。

新宿三丁目に足を踏み入れただけであっちからもこっちからも聞こえる古いジャズの嵐。リズムに合わせて歩いて、ウキウキしてしまいます。初めの頃は、演奏のワクが25分で、5分の移動時間に、通路を汗ふきふき楽器を持って皆さんかけずり回っていましたが、現在では、演奏40分、移動が20分、と余裕ができました。それでも、本部へ譜面台を探しに走ったり・・という事もあるんですけどね。

二日間行われるうちの初日、14日の方は、出番が1時の『田部フレンズ』と、3時の『アストロノーツ』
この日は、偶然(?)、出張で上京中の山形の裕美ちゃん先生が見に来て下さることになって、ほぼ1年ぶりの再会を喜び合いました。・・と言っても、学芸会用の編曲を頼まれた件で、このところほぼ毎日メールのやりとりをしていたので、1年ぶりというのが信じられないくらいでしたが・・。

それから、小学生時代の音楽教室以来の仲良し、尚ちゃんが今回も来てくれて、気がつくと荷物を持たせていました。


この日の『田部フレンズ』は、“第21みくに丸”という、大漁旗が飾ってある店が会場でした。
長らくベースが欠員のバンドなので、大阪からの助っ人“メダカ君”が入ってくれての演奏でした。明るくて人好きのする若者で、こんな若者ばかりだったら日本も安泰か、と思いました。

エレピの台の高さを調節する穴から棒くいがこちら向きに出ていて、それに触れないように気をつけながらの本番となりました。でも、周りの方々がとても親切で、「それ、気をつけた方がいいよ」とか「荷物こっちにおいてあげよう」とか、とても有り難かったし、嬉しかったです。すぐ側のテーブルの上にあった豆類が一杯入った鉢が、とても気になったなあ。

次まで1時間の余裕があったので、HUBで来て下さったお客さん達、友人達と一服。つい気が大きくなって、皆に奢ってしまいました。すぐハシャイじゃうんだなー。


それから『アストロノーツ』の会場、“家路”へ。
ピアノがあるから、ということで大プロデューサーの大将があてがって下さっているのだけれど、嬉しい悲鳴なのですが、お客様には大変申し訳ない、ぎゅうぎゅう詰めとなりました。この写真は、本番10分前くらいで、池田くんがふざけてベースを弾くポーズを取っています。このあと、バンドネオンの前は、譜面台にくっつく距離まで、後ろは立ち見の方が私の位置から見ても5~6人はいらしたようです。なにせ、ジャズ・フェスティバルの中で、唯一のタンゴバンドですからねえ。物珍しいんですね。

窮屈な中で熱心に聴いて下さった皆さま、本当にありがとうございました。

最後のワク時間で、《哲楽団》を聴いて、大勢で打ち上げに行きました。それから裕美ちゃん先生の新幹線の時間に合わせて出て、東京駅まで見送りました。名残惜しかったけれど、またすぐ会える身近な感じがしています。


そして帰宅したら、6年5組から『お礼の手紙』が届いていました!

あ~、お返事書かなくちゃ・・。 しかしバタバタはつづく・・。