室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

文化の日・富士

2009-11-03 11:00:17 | Weblog
富士山が好きでね…。 
今朝は、超・快晴! 一昨日の“春一番”(みたいに温かかった)に引き続いて、夕べの“木枯らし一号”(とは、聞いてないけど)で、ホコリが全部、吹き飛ばされたみたいで、クリアな富士山です。


そう、夕べは風が強くて、目にゴミが入り、地下鉄の中でコンタクトレンズを外しました。それも、発車前に慎重に。先ず右目のコンタクトをケースに入れて、今度は左のコンタクトを外して、ケースのふたを開けるのに、なるべくレンズに指紋をつけないように淵をつまんでいるのだけれど、角度が悪くてふたが開けづらくて、アッ!

・・・と、行方不明。

お札が2枚、飛んでゆく情景が脳裏をかすめ、「働けど、働けど我が暮らし楽にならざり、ジッと手を見る」石川啄木の言葉を思い出しつつ、「いや、諦めてはイカン!」

たぶん、バッグの中に落ちたに違いない、と思い、メガネをかけてバッグの中を慎重にさがしましたが、これは全部出してみないと分からない。とりあえず、後悔しないように座席周辺も手で探って、床も光るものが落ちてないかずーっと見てるうちに、バスに乗り換える駅が来てしまったけど、この状態では降りられない。20分歩くことになる先の駅まで捜索を続け、バッグの中に在る、と信じることにして地下鉄を降りました。

風が吹いていて、タクシーに乗りたいところだけど、お財布を出した時にコンタクトが車内に落ちる可能性もあるので、歩くことにしました。明るいドリンク自動販売機の前で、慎重に玄関の鍵を取り出して、とにかくそのまま、そのまま、家に着きました。

自室の床をまずガムテープで掃除して、うすピンクの風呂敷をひろげ、バッグの中身をひとつひとつ取り出して並べます。
んー、無いなあ。全部出して、バッグの裏布の隅々までガムテープで小さなホコリまで掃除しながら「これで、もし見つかったら、神の存在を信じよう…」と心の中で思いました。

あ~あ、やっぱし無いか…。  抱えて掃除していたバッグを床に置いた瞬間に、バッグのふちに、光るまあるいモノが・・!

「神様!」


今度、街で「アーナタハ、神ヲ、シンジマースカー?」と声をかけられたら、「ハイ!」と言おう。

こんな話、公表しちゃっていいの?