室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

米沢牛

2009-11-08 00:09:58 | Weblog
去る9/30に、山形の友人から『お願い』というメールがありました。

小学校の先生のゆみちゃん先生からで「学芸会にクラスで合奏をすることになって、“いきものがかり”の《ブルーバード》をやりたいけど楽譜が無いので、お願いできないかな・・」というお話。

ゆみちゃん先生は、周りじゅうを楽しい良い人にさせちゃう天才で、「ゆみちゃん先生のお願いじゃあ、断れないわ」 いつもながら後さきをあまり考えない私、即やる気になりました。

早速、“いきものがかり”の《ブルーバード》を検索しようとしたのですが、iBook ではYoutube 見られず、楽譜ダウンロードの登録までしたのに、実際にはダウンロード出来ず。でも、これをきっかけに、今はこんな楽譜の売り方のシステムが在ることを学習しました。

結局、母のFMV でYoutube を見て、音源をゲット。そこへゆみちゃん先生からダウンロード楽譜が送られてきて、譜面作り開始。クラスは28人で、どんな楽器があるのか、どんな音域か、いくつもあるキーボード類に私がイメージする音色があるか・・など、毎日何度もメール通信を重ねました。

「学芸会は10/28なので、できれば13日に練習を開始したい」
当時、日常的な仕事の他に、アストロノーツのライブ、台風騒ぎのコンサートがあった頃で、かなり時間は限られていましたが、12日の夜を寝ないでやり通し、学校に直接FAX して13日の練習初日に間に合わせることができました。

譜面を送ってからも、リズムの練習の仕方や、テンポ、並ぶ配置などもメールを重ね、練習風景のムービーを携帯にメールが届いたり、子供たちから質問やメッセージが届いたり、毎日6年5組のようすが手に取るように分かって、私も一緒に準備を楽しみました。

学芸会の直前になって、例のインフルエンザで学年閉鎖、学校閉鎖の危機が迫り、「あれだけ練習したのに、中止?」という事態になりました。ゆみちゃん先生が「インフルのばかー!」と言うので、「MAC のコンピューターは悪口言うと調子悪くなっちゃうんで言っちゃいけないの。インフルさんにも悪口でなく、“お願い”した方がいいんじゃない?」と言ったりして・・。

結局、学芸会は何とか予定通り行われました。
子供たちはノリノリで、観客から手拍子をもらって、楽しく演奏できたそうです。ゆみちゃん先生から「最高でしたー。うるうる涙でちゃった」とメールがあり、子供たちからも全員並んで、手にはブルーバードの飾りを持って「たのしかったよー」のムービーが届きました。

大成功、みんなの良い思いでができて良かった、良かった、と思っていたら、米沢牛の箱が届きました。

自分では、まず買うことのない、高級和牛です。
昨日、2日遅れの私の誕生会に来た弟一家とすき焼きを楽しみました。

ごちそうさまーでした。