室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

ついに新ファックス機を導入

2008-09-28 15:06:53 | Weblog
カラーコピーも出来るファックス電話機(ブラザー・マイミオ)を買いました。

3~4年前に友人たちが次々と購入したのを見て、私も欲しくなったけれど、今まで使ってきた機械(シャープUX-T8CL)が故障もなく、健気に良く働いてくれたので、なかなか決心がつかないでいました。でも1995年製。流石に、親機の受話器コードもボロボロになり、近頃、受信2枚目が必ず詰まるようになり、あちこちにご迷惑をおかけするに至り、急いで買い換えなければならなくなりました。いや~、13年間ごくろー様でした。

実は、ボロボロのコードを見て、そろそろ買い換えた方が良いなあ、と思って調べ始めたのは7月でした。
ヨドバシへ見に行ったら「今購入時に光りONE加入で2万円引き」のオマケ付きと書いてありました。そしてMAC bookを購入すると「2万円+1万円商品券」と言うし・・。なにっ光通信?それをどうするか決めないと買えないの?という事になり、7月末からずっと、光通信加入が懸案事項となってしまいました。

うちの場合、家族用の固定電話と私の仕事用電話の2回線が有り「1回線にして、プロバイダーも1つにした方がエコノミーなのに・・」と今まで何度か言われたので、2つの番号を残して光通信にしたらどうなるかを、色々と調べました。

8月末には**・サポートという会社からのNTT光通信の電話勧誘があって、こちらも知りたい事を色々質問して、「検討して、また電話します」と返事しているうちに、担当者が電話に出なくなり”怪しい”感じを受け、ただ翻弄されてまた保留、という出来事もありました。

しかし、今週「受信2枚目が必ず詰まる」事態に至り、新器械導入を急がねばならなくなり、またヨドバシへ。またNTTフレッツの相談窓口で色々話を聞きました。そこで、光電話は、古い電話機では使えないことが新たに分かりました。つまり、家族用の電話機も買い換えなければ加入できないのです。それで、今回の新ファックス機の購入での光通信加入は止めにしました。

そして、やっっっっと連続10枚送信可能の機種のカラー・ファクシミリを購入しました。
7kgあまり・・。重かったけど、根性で持ち帰り。持てるように梱包してあっても、次第に手はすべるし。金曜日ちょうど夕方早めのラッシュ時で、電車内でも奧の方にスペースを見つけ、その分、たくさん持つようになったりもしましたが、駅まで家族に車で迎えに来てもらい、無事持ち帰りました。気がつくと、ちょっとあちこち筋肉痛。

でも、解像度もまあまあ満足できるし、縮小拡大も含めて、家でのコピーにかなり活用出来るのが嬉しいです。 

まだ地デジ問題も含めて、光通信の検討はとりあえず、保留。新MAC導入も保留。ついでに言わせてもらうと、地デジに無理やり切り替えさせられるのは、迷惑意外の何ものでもなく、真剣に考えれば考えるほど腹が立ちますが、まだ保留。


さて、せっかく新しい器械になったのに、まだ何処からも電話もFAXも来ないな~。早くどこからか掛かって来ないかな~。

11月17日は中野ゼロヘ

2008-09-22 15:56:42 | Weblog
一雨ごとに秋の気配が濃く・・と”天達さん”も言っていましたが、今朝は、涼しく、夏は終わったんだな~、とレティシア・ダネリのしっとりとした柔らかいタンゴをBGM に過ごしております。 そして、このブログの壁紙も変えてみました。少し気分を変えてみようかな・・と。

まだ少し先、と思っていましたが、気がつくと二月を切っているので、そろそろご案内をさせて頂きませう。11月17日(月)中野ゼロで、東京室内管弦楽団のコンサートがあります。40年、東室をやっていらした、岩窪ささを氏が急逝されて、早10年。私は、岩窪さんに思いがけず、目を掛けて頂いて、引き立てて頂くようになり、足りない楽器を補う編曲などのお手伝いをしているうちに、やがて「この曲は、あんたが編曲やりなさい」と次第に任されるようになった頃、62歳で逝かれました。タンゴとの出会いの機会作って下さったのも岩窪さんでした。

60歳になられた頃に「やりたいと思った事は、みんなやってしまったんだけど、何か面白い事はありませんか?」とおっしゃるようになり、「死んでもね、あまり知らせないでいて、『そういえば、あの人最近見ないと思ったら死んだんだって?良い人だったけどね』て言われるようなのがいいんですよ。」と何度かおっしゃるので「何おっしゃるんですか?まだまだ、これからじゃないですか。勘弁してくださいよ」と取り合わないでいましたが、その通りになってしまいました。

あれから10年。気がつくと、岩窪さんとご一緒していた年月より、ずっと長い時間が過ぎていました。今度の演奏会は、いわくぼメモリアルの意味合いを持つので、お好きだったコンチネンタル・タンゴをかなり多めにならべ、生前のレパートリーを中心に本来の東室らしいプログラムになっています。「こういう曲こそ、フル・オーケストラで聴きたかったのよね」と言われるのをよく聞く映画音楽や、ポピュラー音楽を沢山演奏します。

”リベルタンゴ”は、私が編曲したトリオ版を下敷きに岩窪さんがオーケストラ編曲なさった合作。”グラナダ”は、イントロ部分が「スゴい音させますよー」とおっしゃって岩窪さんがお書きになり、残りは私が任されました。しかし、マリンバをフィーチャーしたこの編曲を、岩窪さんはお聴きになることが出来ませんでした。

この10年の間に、長年常連で東室のサウンドを支えて来たメンバーも、何割か若手と交替となり、指揮者もいわくぼさんを全く知らない若い方で演奏するわけですが、岩窪さんの残された譜面から”いわくぼサウンド”がどのように継承されて行かれるか、きっと岩窪さんご自身が、一番聴きたいことでしょう。

演奏は例えば録音で残っても、時間を切り取ったものでしかないけれど、楽譜は演奏される度に生の音楽として活かされ、生き返る・・。その信念を籠めて書かれた岩窪さんの遺産を、聴いて頂きたいと思います。

中野ゼロは、かなり広めのホールで、1階席も見やすく響きも良いですが、意外に2階席がお勧めです。ステージはやや遠いですが、ムラ無く、どこの席でもホールの持つ響きを聴くことができます。

このブログを見てご一報下さって私経由で券をご購入の方、2階席に向かって手を振りましょう (ホンマか~?

どこでもスピーカー

2008-09-18 13:09:40 | Weblog
”どこでもスピーカー” 
友人の同級生の会社『デザイン ファクトリー』で開発、販売している商品。
伝導式になっており、糊の付いたパッドを貼り付けた物の振動で音が聞こえる。ペットボトルやティッシュケース、段ボール箱などで、iPodやMDやmp3レベルの音源を鳴らす事を想定して作られた器械なのだけれど、「これでエレピが鳴らせるかどうか、実験させてほしい」と頼まれた。

昔、エンソニック社のシンセサーザーを購入した時に、内蔵スピーカーが無いので外部スピーカーも購入しなくてはいけなかったのだが、「シンセは出力が大きいのでパワード・アンプが必要」と言われ、ヤマハの MS-60 を購入。その後買ったヤマハのクラビノーバ P-120 を運搬して使う時は、内蔵スピーカー付きだけれど、いつも MS-60 もお供している。

そんなクラビノーバの出力を調べてみると、6W が2個、となっている。一方、”どこでもスピーカー”の方は、標準電力 1W 、最大で 2W という事で、大丈夫なんだろうか? まあ、壊れる事はないだろう・・、と思い、先日の道産酒の会へクラビノーバを運搬する日に、実験する事になった。

音量調整は、音源側なので、クラビのボリュームを上げれば大きくなる。ペットボトル、プラスティック・カップ、クリヤ・ファイル、壁、司会者用演台など、色んな物に貼り付けて試したが、面白かった。プラスティック・カップ(紙コップのプラスティック版)は、向きを変えると違って聞こえるのが面白かった。しかし、小さい物はノイズが入りやすい。司会者用演台は、木で出来ており、面積も広いので、低音もかなり響く。響きとすれば、これが一番よかった。

イヤホーンとして使っても骨伝導になるので、耳を痛めなくて良いし、もしかしたら耳の不自由な方にも有効かもしれない。

まだお預かりしているので、自分の部屋でも試してみた。写真のように、部屋を仕切る折り畳み扉の磨りガラスに貼ってMDと接続したところ、部屋が鳴るようで面白かった。

商品名”どこでもスピーカー”も、会社名『デザイン ファクトリー』もヒトが思いつきやすいせいか、検索すると他のサイトも出て来るけれど、東急ハンズの銀座店、一部のロフト、あとヤフー・ショッピング等でも販売しているようだ。

¥5229 これが安いか、高いか・・? 妥当かもねー。世の中、あまり安い物にはウラがあるのは、最近また学習させられているからねー。

道産酒の会・9月編

2008-09-17 14:42:48 | Weblog
先週、久しぶりに道産酒の会があってお邪魔しました。
北海道に縁のあるお酒好きな名士の集いで、北海道のサポーターを自認していらっしゃる方ばかり。北海道産の食材、もちろん北海道産のお酒を頂きながら、北海道の話題でいつも盛り上がります。夏の7月8月は休会なので、3ヶ月ぶり。

今回は7月の洞爺湖サミットの経済効果について「観光などは、どうも期待された程ではなかったけれど、お酒だけは良く売れた」という酒造組合の方からのお話があり、「それは良かった」と皆さん口々に喜び、サミットで各国首脳に振る舞われたという”国酒”というお酒に舌鼓を打ち、ニコニコなさっていました。

私は、この日もプリウス号でクラビノーバ持参の身。 ただ一人、銘酒を味わうことが許されず・・ なーんて言うと、まるで飲兵衛のようですが、このブログに何度も書いたように、実際は弱くて、大して飲めないのです。ビールはコップに一杯。ワインもグラスに一杯がやっと。日本酒だってお猪口に一杯で充分。焼酎とウイスキーだけは水割りを一杯最後まで飲めるかな・・というレベルなんです。でも、味について「あーだ、こーだ」言うのは好きなので、皆さんが「美味しいー!」とおっしゃっているのを、お相伴できないのが、ちょっと寂しいー!・・です。

東京道産酒の会の代表世話人の安田さんが、この日、入院中の病院からいらして、ガンとの闘い・・というより、つきあいのお話をされました。17年前から様々なガンにかかり、乗り越えていらしてるのですが、「一日でも長く、楽しく生きたい」とおっしゃっていらっしゃいました。「こうなったら体力を付けるしかない、という事になって、デパートで上等な牛肉を買ってきて食べて、体重を少し戻しました」と、前向きに頑張っていらっしゃるお話に、「自分に、安田さんのような”気力”というものが、あるだろうか・・?」と思い、感じ入りました。

メインのゲスト・スピーカーは、北原白秋の末裔でいらっしゃる北原邦雄さんでした。この日に皆さんで歌った”この道”の歌詞の中の”時計台”は札幌の時計台のことだったのは、聞いたことがありましたが、九州出身の北原白秋の作品の中に、北海道のイメージが結構あったというお話。ご実家が造り酒屋だっただけあって、相当なお酒好きで、お酒に纏わる詩もある等、日本を代表する詩人について聞かせて頂く、貴重な機会となりました。

恒例の利き酒大会が、珍しく3回戦で優勝が決まり、お話など盛り沢山だった割りに演奏の時間に余裕ができました。クラリネットの後藤雅広さん(北海道出身)ギターの阿部寛さん、ベースの小林真人さんという、私にとって贅沢な、一流ジャズ・プレイヤーの皆さんとのセッションを3曲やらせて頂き、賑やかにお開きとなりました。

日本人の強みが・・

2008-09-02 22:37:17 | Weblog
錦織圭選手。残念ながらベスト8には残れなかったが、全米オープンテニスで素晴らしいプレイを見せた。

北京オリンピックでのソフトボールにしろ、健闘した卓球、バドミントン等、日本人の強さは爆発的な筋力より、もっぱら“粘り強さ”だ。体操もシンクロナイズド・スイミングも丁寧な繊細さが信条で、粘り強さと共通している。体力的な裏付けは欠かせないけれど、我慢強さと、我慢を楽しむくらいの目標に向かう熱心さが武器と云える。

しかし、安倍氏にしろ福田氏にしろ、粘りが無い。
自分の体面を優先してしまい、何が何でもやり抜く根性が無い。 日本国内でその程度なのだから、外国との付き合いや勝負で優位に立ち回れる筈がない。 そんなレベルでいて首相になるのは、あまりにも無責任だ。 無責任の謗りを受ける事になっても“元総理”“総理経験者”になりたいか? これ程の無責任な人たちが首相のポストに就くのを辞退しないのは、あまりに図々しい。サミットで主要国フェスティバルのホストをこなして世界に名前を残したつもりか?

いや、無責任な“お坊っちゃんの放り出し症候群”を続けて輩出した自民党、それを平気で選挙する愚かな国民の無責任さだ。 人材がいないな~。

次も“一度はなりたい総理大臣”のレベルの、人気者と勘違いしてニヤニヤしているお調子者が、恐らく簡単に失言して、直に潰れるんだろうな~。 人材がいないな~。