室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

タクシー代行

2009-08-30 22:19:00 | Weblog
木曜日の夜、西荻窪のミントンハウスヘ、阿部寛 (Gt)トリオのジャズ演奏を聴きに行きました。

脳みそを共有しているのかと思うくらいお互いに良く聴き合った演奏を堪能して、充実した時を過ごしたのですが、帰り道が大変でした。

10時半には西荻窪から中央線に乗ったのですが、高円寺駅で電車が停まり、40分以上動きませんでした。新宿駅で『火災発生』だというのです!

やっと動き出して中野に着きましたが、また動かなくなりました。アナウンスで「東西線の振り替え輸送をしております」と何度も言っているので、東西線に乗り換えてみました。


車中で検索をすると、このまま大手町へ行っても「東海道線の最終電車に間に合わない」というお告げが出るのです。 この時点で、事の重大性が分かりました。

高田馬場で降りて、山手線で新宿まで行けば何とかなるかしら・・と思い、山手線ホームに行ってガクゼンとしました。山手線も止まっていたのです。

さて、まいった! 湘南新宿線はとっくに終わっています。それにしても東海道線、横須賀線に関するアナウンスが全くありません。JRばかやろ~! 

品川に着いても東海道線に間に合う保証はないので、とにかく少しでも家に近づかなければいけない、と思って、東横線の最終電車で、横浜をとにかく目指すことにしました。

24:40 に横浜に着きましたが、東海道線臨時便でもないかな・・と改札へ聞きに行きました。
「東海道線に乗らないと帰れないんですが、終わってしまいました?」
「新宿火災が原因ですね? タクシー代行をしていますので、この紙を持って西口からタクシーに乗って下さい」

ホンマか~? すごいぞJR!(ころっと評価は変わる

この写真がその『代行輸送依頼票』です。これを握りしめて西口タクシー乗り場へ。
運転手さんに紙を見せてGO!

いや~、知りませんでした、こんなシステムがあるとは!
それにしても遅くなりました。家に着いたのが1:30

反対に、普段、時刻通りに交通機関が動いている事の方が“奇跡”か、と思ったりして・・。
あ~、やっぱり遠いんだな。

その西荻窪で、いよいよ明日(すでに今日、月曜日)が《アストロノーツ》タンゴLIVEでございます。
お近くの方、お遠い方も、どーぞいらして下さいまし。

台風?
テレビは選挙速報ばかりで、天気予報をやってくれませんが、夕方は止むでしょう。止んでおくんなもし。

ごきげん! 和酒の会

2009-08-26 16:18:10 | Weblog
慶應義塾大学OBの、杉並三田会の皆さまによる《わしゅの会》がありました。

会場が、私もよくお世話になっている新宿三丁目の《銅鑼》ということで、慶應OGではないけれど参加させて頂きました。

3種類の利き酒セット(吟醸、焼酎仕込み、もう1つ吟醸)から始まって、2時間飲み放題だったのですが、酒造会社の方の持ち込みもあって、色んなお酒を味わい、「とにかく日本酒が呑めてうれしい!」という皆さんのゴキゲンなお顔!

左側半分の方しか写ってなくて、右側にも大勢いらしたのですが、皆さん流石にジェントルマン。気取らないけれどお上品な飲みっぷりで、楽しんでいらっしゃいました。

私は、相変わらず少ししか飲めないのですが、それでも人生の先輩たちの楽しそうな様子を眺めるのは楽しかったです。

《わしゅの会》の暖簾やペナント作りから、お店との打ち合わせ、2時間ちょうどで終わらせるタイムキーピング、お誕生日の方を祝うケーキの用意まで、パーティ世話人エキスパートによる、スマートな段取りでした。

残暑お見舞いざんしょ・・

2009-08-19 17:39:31 | Weblog
昨日あたりから、夕方の風が妙に爽やかで、そろそろ夏も終わり近くなってきたのでしょうか?
いやいや、まだ夏のままでいて下さいよ。

先週は、姪が泊まりに来ていて、暑苦しいけど可愛いので、いくらでも我慢しちゃう“ひっつき虫”との日々を過ごしました。
プールへ行ってバタ足や息つぎの練習をして、翌日なぜか湿疹が出たり、花火やビンゴ、バッティングマシーン・ゲームやDS、Wii、小学校で流行っている『めちゃモテ委員長』を見させられたり、交換日記を書かされたり・・。昼間のジャズLIVEにも連れて行ってしまいました。毎日、忙しかったけど楽しかったです。

学校の宿題が沢山あって、毎日同じだけ勉強しなくてはならず、夏休み初日に夏休み帳を1冊やりあげて残りは遊んでいられた昔の状況とはずいぶん違うようです。あれを毎日やるんじゃ、ダラダラしたくなるのも分かります。「早くやらないと、今日はビンゴできないよ」などとしょっちゅう言われて可哀想ですが、まあ、仕方ありません。帰ってからも、ずっとそういう生活を続けているんでしょうねー。

オトナも遊んではいられませんなー。

・・という訳で、LIVEのお知らせです。

8月31日(月)西荻窪のミントンハウスで、久しぶりに《アストロノーツ》のタンゴ&ジャズのLIVEをやらせて頂きます。

出演:池田達則(バンドネオン) 大熊慧(コントラバス) 中山育美(ピアノ)
時間:19時30分開演(22時10分頃終了予定)
チャージ:¥2000

詳細は http://www33.ocn.ne.jp/~mintonhouse/  をご覧下さい。

皆さまお誘い合わせの上、ホットなタンゴの夜へ、おいで下さいましー。
首を長くしてお待ち申し上げております。宜しくお願い申し上げまする。

冷桑茶

2009-08-14 11:42:10 | Weblog
長梅雨、台風、地震、カミナリ、オヤジ・・と続いて妙な夏ですが、(火事が抜けた)それでも暑いっス~

うだうだっス~

そんな時の気分転換に、桑茶

山梨産の香味桑健茶
無農薬で安心です。安心なので美味しいです。

ここまで言うと、殆ど会社の回し者のようですが、そうです。私は自主宣伝マンです。

頼まれていないのですが、香味桑健茶の社長さんには、大変お世話になっております。
だから宣伝をしたくなる・・という贔屓目を差し引いても、本当に良いお茶です。

蚕のエサである栄養たっぷりの桑の葉と、美味しいお抹茶を50%ずつブレンドした桑茶。日本人には特に必要なカルシウム、カリウムなどがたっぷり含まれています。

ただ、よくかき混ぜた方が美味しいです。私は小さい泡立て器で200回くらいかき混ぜています。
今のような暑い季節は、お気に入りのグラスにお湯で溶いて、氷を多めに入れ、冷たく冷やして飲むと美味しいです。

冬場は、お湯のまま。体がよく温まります。あ~、今は想像しなくていいっス。

ガンダム勢揃い

2009-08-12 10:51:09 | Weblog
お台場へ行ってきました。
セミ時雨の松林を抜けると、そこに《初代ガンダム》が立っていました。

私は、Zガンダム(ゼータと読むんですよ)からガンダム世界に入ったので、《初代ガンダム》にはさほど感激しないかな・・と思ったのですが、夕暮れの濃淡の躍動的な雲を背景に、実物大の勇姿が映えていました。

そして家から持ってきた《コレクション》の面々を並べて、念願の記念撮影です。


あ~、この日の為に、捨てないでいて良かった・・。

なんちゃって。
ZZガンダム(ダブルゼータと読みます)の頃に発売されていた、森永のチョコボールのオマケのプラモデル・シリーズです。お菓子の箱と同じ大きさの箱にプラモデルが入っていて、中身が分からないので、とにかく3個ずつくらい買っては作り、買っては作り・・で、恐らく百個くらいは作ったと思います。

本体のお菓子の方が美味しくなくて困りました。だんだんゴミ箱へ直行。

その当時は、どのモビルスーツ(ガンダム世界でのこれら人型機体の総称)もモデル名と搭乗者名が言えたんですが、さすがに今は大方忘れました。

この写真のシルエット、後方左から“ダブルゼータ”、初代、ゼータ、その右の逞しいちょうちん袖のガンダムは初代のカスタマイズ(?)。そして、一番右にこの実物大18mガンダムが並ぶように写真を撮ってみました。前方の足の無いのは、初代ガンダム時代にシャアが最後に搭乗していた“ジオング”です。

こんなコレクションを持っているヒトって、あんまりいないでしょうねー。
ジオン軍のや、ティターンズのも、まだまだ有るんです!


すみません。つい夢中になっていた頃を思い出してしまって・・。

転んでグギッ

2009-08-10 10:33:05 | Weblog
昨日、仕事に行ったホテルの控え室で転びました。
階段2段くらいを踏み外し、前にカエルのようにベチャッと倒れました。

左のおでこと、左手の小指の甲側とに体重(たぶん体重以上の)の衝撃がかかって、グギッといいました。

床が絨毯だから、血が出るような事態にはならなかったのですが、恥ずかしいのを承知で、転んだまま10秒以上、起き上がれませんでした。
『あーあ、やっちゃったなー。あれ、左手ヤバイかな?」

リハーサルが終わって、時間切れ状態で、大丈夫かなー?というところだったのに、もう一つ、不安を抱えることになりました。

マネージャーが氷をビニール袋に入れて持って来てくれるのを待つあいだ、冷水をいれたポットに触れて冷やしました。
指は動かせるので、どうやら骨折には至らなかったようでしたが、これからピアノを弾くのは信じられない感じでした。

クラシック系四重奏チームとジャズカルテット、それにゴスペルシンガーも入ったイベント的な企画で、そのために徹夜して編曲したのに…。でも代役はいないし…。

「代わりに弾いてよ。小指だけでもいからさ…」氷を持って来てくれたマネージャーに言った冗談は、ほとんどホンネでした。

ゲネプロでの心配をヨソに、本番での演奏は上手く行き、小指も何とかもってくれて終わり、帰宅。
しかし、夜になると赤く腫れてきました。
パスを貼って寝たせいか、痛みは楽になった気がするのですが、パスを剥がすと、赤いのは変わりません。むしろやや膨らんでいるような…。

しょーがない。(ノー神社) 病院行くべ。
そんなら、ブログ書いてないで早く行けって?

雨、すごいなー。

サンスベリア

2009-08-07 10:10:31 | Weblog
《虎の尾》が咲きました。
1週間くらい前から、つぼみらしい物が付いた“リード”のような茎を見て「いつ咲くのかしら?」と思っていたら、けっこう強い芳香と共に、繊細な針のようなおしべがピンと外に突き出して咲いていました。

地味ながらも《月下美人》を思い出すような強めの匂いで、しかもかなり珍しいので、もしも毒だったらマズイか、とも思ってインターネットで調べました。
http://www.bloom-s.net/kanri/sansu.htm

それによると、「まれに咲くことがある」と書いてあり、特に毒の心配はないようで安心しました。
毒どころか、マイナスイオンを出す植物として注目されているとか。

一昨日の夜、初めて咲いて、昨日の昼間は針がだらんとしていたのですが、夜にまたピンと突き出していたので、《月下美人》みたいに夜型のお花らしいです。ただ《月下美人》と違って、一夜だけでなく、続けて咲いています。

《虎の尾》は、お手入れが極めて簡単…と、くだんの記事にも書いてありました。
お手入れが簡単であろうが、大変であろうが、父の領域です。
私はただ愛でる専門。

ドラマ・リーディング in 三軒茶屋

2009-08-02 10:09:30 | Weblog
三軒茶屋のシアター・トラムで、林隆三&林真里花、父娘による“ドラマ・リーディング”があり、見に行きました。

演目は、《世界が緑色だった時(シェフのお話)》というタイトルで、アトランタ・オリンピック・フェスティバルの委嘱で作られた作品。代々、何世代にもわたる恨み、憎しみの連鎖から平和への解決の模索をテーマに書かれているという事で、11歳の姪も連れて行きました。

“ドラマ・リーディング”は、朗読の形式で台詞が語られるけれど、それだけではなく、演者の登場の仕方やライティング、モノローグなど、普通の演劇により近いので、単に“朗読劇”とは言いたくなかったんでしょうね。

薄暗い牢屋に居る老いた殺人犯(料理人をしていた)を、若い新聞記者の女性が訪ねて来る。何度も訪ねて来るうちに、様々な事が見えてくる。犯人は200年前に隣の親戚にロバを毒殺された家族の子孫として、5歳の時に、隣の従兄弟を殺すように父親に言われる。子供時代は一緒に遊んだ従兄弟なのに、親からの使命を受けて力を蓄え、料理人をしながら変装し逃走する従兄弟(ピアニスト)を追いかけ続ける。

ある時、レストランの常連となった従兄弟の皿のポテトに毒を盛ってとうとう殺害したのだが、それが他人だった事が判明する。犯人にとっては最早、当人でも他人でも良い、使命を果たしてウンザリしているのだが、度々面会に現れる女性記者は、実は間違って殺された男の娘で、出奔した父をやっと見つけたのだった…という設定。

本来なら父親を殺された恨みを晴らしたいところであろうが、食材や料理道具を持ち込んで、犯人と一緒に料理をする、というお話。

殺された父親が行方知れずで、探し求めていた父のシルエットを、もしかしたらこの殺人犯の中に求める…、までは行かなくても、縁のある人間として抹殺したくはなくなったのかもしれないなー、と思いました。

犯人は、結局どうなったのか? 女性記者に毒を盛られることは無いにしろ、死刑になったのか、そのまま牢屋暮らしなのか、などの結末は無く、ただ観客に投げかけただけで終わっているので、宙に浮いたモノを抱いて帰ることになります。タイトルの《世界が緑色だった時》のイメージも、日本とは全然違うアメリカの気候からきているそうで、想像の世界。想像の世界の部分が色々あることで、あまりシリアスでない、直接的ではないファンタジーっぽい空間になっていたのかもしれません。


隆三さんご一家とはご縁があって、ずいぶん長いおつきあいです。真里花ちゃんたちのピアノレッスンの出稽古に8年くらいでしょうか、伺っていました。劇団・円でだけでなく、声優さんとして、もはや“七光り”でなく色々と活躍しているのが、とても嬉しいです。それと、本当にお芝居が上手です。

本編の後、ステージ上で、隆三さん、真里花ちゃん、演出家、館長によるポスト・トークがありました。
ストーリーの解釈について、作者の内の一人で役者でもあるサム・シェパードについて、などの後、観客からの質問コーナーの中で、観客として来ていた江戸家子猫さんから「父娘の競演が羨ましい」という発言があって、隆三さんが照れながらも、とっても幸せそうで、ほんわかした雰囲気でお開きとなりました。観客も、みんな結局その場面が見たかったんだな、と思いました。

姪は、分かったのかどうか、よく分かりませんが、大人しくじっとしていられる年になったので良かったです。最後のファミリーな雰囲気は感じていたようでした。


せっかくチラシの緑の写真をアップしようと思ったのに、3日前からなぜか、MAC 2台ともメールが出来ず、携帯から送った写真を受け取れません。パソコンの末期的症状なのか? CATVのプロバイダーをちゃんと接続しないで、アドレスだけ残している方を使っているせいなのか? 何だかわかりません。

何とかせねば…。 何とかって?