市民意見広告運動事務局だより

9条の精神に立ちかえり、核のない社会を実現しよう!
5月3日の新聞に意見広告を載せよう! 

立正佼正会 安保法案廃案求める

2015年09月04日 14時05分39秒 | 事務局より
コチラ


すべてのいのちを守るために
「安全保障関連法案」への重大な危惧
絶対非戦の誓い
日本人は先の大戦により、戦争にはいかなる勝者もなく、すべての
人が傷つくということを多大な犠牲を払って学びました。そして深い
反省とともに絶対非戦の誓いを立てたのです。いかに世代が変わろう
とも、あの重い教訓を決して忘れてはなりません。
非戦の願いは政治家であろうと、宗教者であろうと、すべての人の
共通の願いであると信じます。そして、今回の「安全保障関連法案」
の目的が、日本そして国際社会の平和と安全を守るためであるという
主張があることも承知しております。しかしそのために、隣国を脅威
とみなし、武力による抑止力を前提とした選択をして良いもので
しょうか。
真の安全保障
多くの宗教が「不殺生」「非暴力」という精神を大切な価値としてい
ます。なぜなら、人間が根源的な暴力性と思いやりの両面を有する
弱い存在であることを知っているからです。人類は、他者への無知
からくる恐れと、そこから生まれる不信により、これまでも分断、
暴力へと発展する歴史を繰り返してきました。それを思う時、私たち
には、たとえ一歩でも力を行使する方向に道を開くことが正しい選択
であるとは思えません。
この七十年間、平和的貢献によって信頼を築き上げてきた日本には
「力の文化」ではなく、智慧と慈悲を根底とした「いのちの文化」を
発信する重要な役割があります。対話と協力を通して世界に貢献する
努力を続ける。それこそが相互信頼にもとづく真の安全保障であると
信じます。
共に生きるすべてのいのちを守るために
私のいのちは、私以外のすべてのものに支えられて存在していま
す。いのちは数ではありません。私たち一人ひとりのいのちは、例外
なく無差別的かつ絶対的な尊厳を有しており、隣国にも私たちの
いのちとつながるいのちが、それぞれかけがえのない人生を生きて
います。そしてどの国でも、親は子どもを暴力の被害者にも加害者に
もしたくはないのです。
平和は平和な心からしか生まれません。私たちは平和を人任せに
せず、共に生きるすべてのいのちを守るために、これまで以上に人と
人、諸宗教・諸文化間の対話と協力に基づく平和創造を推進すること
を強く決意するとともに、重大な危険をはらむ「安全保障関連法案」
の廃案を求めます。
平成二十七年八月二十二日
立正佼成会

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