いけふくろう通信(発行人=ムッシュ)

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「あしたはあした」(いけふくろう通信第83号)

2005-11-16 23:35:13 | 舞台・演劇・演奏会
先日、11月6日の日曜日に、お天気キャスターの方だけが出演する舞台「あしたはあした」
の第1回公演を鑑賞してきました。

同公演は、お天気キャスター森田正光さんが主宰する気象予報士集団「お天気や」
の記念すべき第1回目の公演。


公演の概要は、パンフレットの内容を転記(引用)すれば、以下の通りです。


舞台は、地方テレビ局。
ある日、天気予報に恨みをもつ人物によってお天気スタジオがのっとられてしまう。
前代未聞の天気予報ジャック。
犯人は叫ぶ「天気予報は、なぜ当たらないのだ!」
それは多くの人の代弁でもあった。
折しも外の天気は、風雲急を告げる荒れ模様。
そんな中、社内では天気予報のリストラ計画が進んでいた。
もう天気予報士なんかいらない・・・?
どうするお天気キャスターたち。天気予報はどうなるのか!?

私は、気象予報士の方がどんな演技をするんだろうと、期待とちょっとの不安を持って、
当日、観客席に座りましたが、これが始まったら、そんな不安は吹っ飛んでしまうほど、
皆さん、素晴らしい演技で、あっという間の1時間40分でした。

特に、これはと思った演技は、

お天気スタジオをのっとった社内食堂のおっちゃんこと小田ゆうじ(森朗さん)さんの演技、
そして、何ともいえない関西弁でした。素晴らしかったです。(笑)

それから、テレビ局AD浅見を演じた根本美緒さん(TBS「みのもんたの朝ズバッ!」に出演中)、
いや~、「はれるん」のぬいぐるみの中、お疲れ様でした。

また、途中に出演した謎の出前持ち(井坂綾さん)の天気予報に関する観客アンケートは、
なかなか良いアイデアでしたし、彼女の独特のゆったりかつやわらかな雰囲気が
良い味を醸し出していました。

さらに、途中で出てきた高校生の制服を着た女性(誰だったか分からない…。みなさん、教えて下さい。)の
強烈なビンタには、驚きました。あれは、本当に痛かったでしょうね。
とにかく、もの凄い音でしたから…。(笑)

それに、掃除のおばちゃん(大野治夫さん)、似合いすぎです。(爆笑)

あと、テレビ局プロデューサー宵山を演じた中嶋美年子さん、あの最後の舞台から
袖に消えていく時の演技、あの迫力ある叫びは素晴らしかったです。

もうきりがない位、皆さん演技がお上手なんですよ。
小林豊さんしかり、真壁京子さんしかりと言った感じです。

そうそう、忘れてならない、今回の主役、ベテラン気象予報士冬木を演じる森田正光さん、
いつも、天気予報を見ている時は、テディベアのような穏やかな雰囲気ですが、
冬木さん役、ぴったりマッチしていました。

次に、中身について言うと、
幻の最高気温を観測した、関東大震災の時の気象庁職員のお話、
和歌山の南海地震の際の「稲むらの火」
といったエピソードを参照しながら、進めていく話は、とても、
気象に関する知識を知りつつ、納得しながら、公演にはまっていきました。

まぁ、色々と書いてきましたが、とにかく、第1回目の公演、大変、楽しく、
そして、感動させていただきました。ありがとうございました。

また、お天気キャスターとしての仕事の傍ら、舞台の練習、大変だったと思います。
出演者の皆さん、裏方のスタッフの皆さん、大変、お疲れ様でした。

是非、第2回目の公演を期待しております。

なお、公演の前売り券・当日券、はれるんグッツの売上等は、全額、先般の
スマトラ島沖地震の津波被害にあったスリランカの幼稚園建設の費用に充てられる
ことになりました。

<補 訂>
それにしても、お天気キャスターの皆さんは、テレビで見てもそうですが、
実際に見ると、よりもっと綺麗でした。
それから、アンケートに答えていただいた気象庁イメージキャラクターの「はれるん」グッツ、
私は、カレンダーをもらったのですが、(それと公園前にマグカップとぬいぐるみを購入)
と~っても可愛いので、気象に関するイベントでの販売のほかに、楽天市場などへの出店、
百貨店文具売り場への陳列など、もっと、上手に宣伝をすれば、
警視庁マスコットのピーポ君以上に、爆発的に売れるような気がします。
関係者の方、是非ぜひ、頑張って下さい。

<参 考>
朝日新聞朝刊(11月2日) http://www.asahi.com/culture/theater/TKY200511010411.html
お天気やウェブサイト・あしたはあした http://www.weathermap.co.jp/otenkiya/
ウェザーマップオフィシャルブログ・マップな日々 http://www.weathermap.co.jp/blog/
はれるんグッツ販売(財団法人気象業務支援センター) http://www.jmbsc.or.jp/

(m.i)

鳥取・寿製菓「因幡の白うさぎ」(いけふくろう通信第82号)

2005-11-16 22:17:53 | グルメ(土産物)
今日のおやつは、
鳥取・寿製菓の銘菓「因幡の白うさぎ」でした。

寿製菓のホームページによれば、

「かわいい白うさぎの形を再現したあっさりとした焼饅頭です。
中餡は程よい甘さで口当たりの良い黄味餡に仕上げています。
老若男女どなたにも好まれ、日本茶はもとよりコーヒー・紅茶など
にも良く合います。」
とのこと。

確かにいただいた時に、ちょうどコーヒーを飲んでいた私は、
それを食べた時、ふ~ん、バターの良い香りがして、ほのかに甘い白あんが、
コーヒーにマッチするんだなぁと思っていました。

それから、本当に見た目が、可愛らしいうさぎじゃないですか。
ちょっと一瞬だけでしたが、眺めてしまいました。

そういえば、この商品の名前になっている「因幡の白うさぎ」、
神話になっているんですね。

その神話は、


昔因幡の国気多という処に、一匹の白兎が住んでいました。

ある時大洪水で隠岐島まで流され困っていましたが、
わにざめをだまして向こう岸まで渡ってやろう思い
「あなたの仲間とどちらが多いかくらべてみよう」といい、
向う岸までならベ、一匹、二匹と数えながら、
とうとう岸まで渡ってしまいました。

わにざめはだまされたことを知ると大そう怒り、白兎を捕え、
まるはだかにしてしまいました。

白兎は砂浜で泣いておりますと、そこへ大きな袋を肩にかけた
大国主命が通りかかり、きれいな水で身を洗い、蒲の穂にくるまると、
なおるといいますので、その通りにしますと、
みるみるうちに元の体にもどりました。

白兎は大喜びし、お返しに美しい八上姫のもとへ案内しました。

(後に大国主命と八上姫は御夫婦になりました。)
今でも鳥取市大字内海の白兎神社には、大国主命と共に白兎が祭ってあり、
そこには蒲の穂が茂っています。

とのことです。

何だか、子どもの頃、聞いたことがあったような気がしないでもないです。

まぁ、とにかく今日も、美味しゅうございました。
ごちそうさまでした。

<参 考>
因幡の白うさぎ 
  6個入-525円、8個入-735円、12個入-1,050円、
  16個入-1,470円、20個入-1,750円(別途・送料740円)

因幡の白うさぎ・ホームページ http://www.okashinet.co.jp/usagihonpo/

(m.i)