アラ70の友人、ミツオさんが【サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼】から帰ってきました。
1000枚以上写真を撮ってきていたので、カメラをテレビに繋ぎ、
出発から足跡をたどりながら見せてもらいました。
景色や空、古い礼拝堂…写真を見ながら旅の話を聞いていたらジーンとしてしまいました。
中でも印象に残ったのは“アルベルゲ”という巡礼者専用宿で
様々な国の人と食事をしていたり、田舎道を旅の途中で仲間になった人と歩いている写真。
「この彼とは20日程一緒に歩いたんだ。
そっちの彼は途中で帰ったんだけど、これから私が寒いところに
入るからってシャツをくれた。
彼女は自転車で旅をしていて、そうそう、こっちの彼が旅のことを色々教えてくれた」
髪の色も目の色も違う旅人同士。
そこには国境も摩擦も見当たらない。
「また歩いてみたいね。だってまた違う人と出会えるじゃないですか」
その言葉になんだかとても元気付けられた。