凡人マスター

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筑後川昇開橋

2007年11月16日 | 建築&アート
パンゲア】に行く前に寄りました。
現存する国内最古の昇開式鉄橋【筑後川昇開橋



九州最大の河川、筑後川の河口付近に架橋されたこの橋は、1935(昭和10)年に開通した旧国鉄佐賀線(佐賀~瀬高間4.1km)の鉄橋です。
1987(昭和62)年に旧国鉄佐賀線が廃止され、
1996(平成8)年には線路部分が撤去されました。





その後遊歩道として整備され今に至っています。
中央部の可動桁は当時のまま昇降を続けているんですよ。
昇降時間:
2003(平成15)年には、貴重な近代産業遺産として
国の重要文化財に指定されました。
全長507.2m。中央部分にある長さ24mの可動桁は
48tの重量があり、桁の左右にある高さ30mの吊上塔(鉄塔)
には4本のガイドレールが走り、この上で滑車が回り機械室内の
巻上装置を介してワイヤで23mの高さまで引き上げることができます。
昇開橋の周辺は有数の河川港として栄え、800t級の大型船舶の航行に
対応可能な水陸両用の大規模な鉄橋だったそうです。

このあたりは【嫌われ松子の一生】の“松子”や、
のだめカンタービレ】の“のだめ”
の出身地として出てきます。
のだめの時はロケでも使われました。





橋からの眺め

■筑後川昇開橋
住所:福岡県大川市大字向島地先
   佐賀県佐賀市諸富町大字為重地先
休日:毎週月曜日。ただし月曜日が祝祭日のときは次の日が休業日
開門時間:9:00~17:00

公共交通機関で行く場合:西鉄柳川駅下車、筑後川昇開橋行バス(下車1分)
            JR佐賀駅下車、柳川行バス(諸富橋下車10分)