黄竜士杯、開幕！

皆様こんばんは。
本日、第8回黄竜士杯が開幕しました。
日中韓女流棋士の勝ち抜き団体戦です。
第1戦は呉政娥三段（韓国）と牛栄子二段(日本)が対局しました。
呉三段は前回4連勝、第5回には5連勝している実力者です。
なお、棋譜は幽玄の間で中継されました。



1図(呉－牛戦1)
呉三段の黒番です。
黒1に対して白2と力を溜め、黒3を待って白4と突入！
右側に黒の壁がありますが、意に介していません。
むしろ白は左下黒を攻めようとしていますね。





2図(呉－牛戦2)
白△とつないだ場面です。
白は酷い団子石になりましたが、黒にも沢山傷ができています。
牛二段らしい力強い打ち方ですね。
実績のある呉三段に対して堂々と戦った結果、見事勝利を収めました。

続きはまた明日・・・かと思いきや、なんと1日2局打っていました。
スピード化の時代なのですね。
第2局の相手は李赫五段(中国)です。
世界戦優勝経験のある強豪です。





3図(牛－李戦1)
牛二段の黒番です。
黒△まで、黒はこれでもかというぐらい堅く受けていますね。
力碁も色々で、謝依旻六段のように序盤からどんどん仕掛けていくタイプもいれば、じっくり力を溜めてここぞという場面で仕掛けるタイプもいます。
牛二段はどちらかと言えば後者に属するようですね。





4図(牛－李戦2)
ただ、本局は力を溜め過ぎてしまったでしょうか・・・。
白△となっては白模様があまりにも巨大ですし、白の外勢に隙がありません。
黒は溜めた力を爆発させる場所が無く、短手数での敗戦となってしまいました。

次の日本代表の登場は、明日15時半からの第4戦です。
応援よろしくお願いします！