弘道館は水戸藩校として第9代藩主徳川斉昭により
天保12年に創設されました。
先の震災で弘道館は内部が破壊し今耐震性の建物
として復旧工事が進められていました。
弘道館は藩士に文武両道の修練をつませようと
武芸一般はもとより、医学・薬学・天文学・蘭学など
幅広い学問をとり入れています。
当時の藩校としては国内最大規模のものであります。
弘道館建学の方針を示す「弘道館記」の内容や
学校教育の特色によって天下に有名になっています。
第15代の将軍となった慶喜も父斉昭の厳しい教育方針で
5歳の時から弘道館において英才教育を受けています。
「大日本史編纂」に活躍した 格さんこと安積澹泊(通称、覚兵衛)
慶応3年の大政奉還の後謹慎した至善堂が今も残っています。
弘道館として国の特別史跡になっているほか正庁・至善堂・
正門の3ケ所は重要文化財に指定されています。
敷地跡は弘道館公園として梅樹約60品種800本が
植えられており梅の名所となっています。
今年は寒さが続き咲いている梅の木は数本でした。
梅まつりは始まったのに梅大使も困るでしょう。