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茨城から発信します 笠間市 春風萬里荘

2013-02-07 07:00:00 | 茨城紹介

笠間市は、古くから笠間稲荷と焼き物の町として知られています。

「製陶ふくだ」を後にして「春風萬里荘」へ行きました。


 
昭和39(1964)年、洋画家朝井閑右衛門と小説家田村泰次郎が

長谷川仁 日動画廊社長と笠間を訪れた折り、

笠間にアトリエを作りたいという作家達の要望から、

「芸術の村」の構想ができました。

昭和40年には北大路魯山人が居住していた茅葺き民家を

北鎌倉から移築し「春風満里荘」と名付け「芸術の村」が開設されました。

北大路魯山人自らが設計した茶室「夢境庵」、京都・龍安寺を模しています。

 

枯山水による石庭、睡蓮の池にかかる太鼓橋なども整っています。

(余談ですが中学の頃、田村泰次郎著「肉体の門」を読んでいたのを

親父に見咎められた事を思い出しました)

笠間には鎌倉時代に笠間時朝によって築城された笠間城の下屋敷、

時鐘楼、忠臣蔵の大石内蔵助の像があり歴史も感じられます。

忠臣蔵の浅野内匠頭の祖父が城主で赤穂に国替えされています。

JALで遭難した坂本九ちゃん(笠間に一時住んでいた)の

歌碑もあります。

歴史は小説より奇なり!ですね。