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⑥信心の道場である寺院へ参詣しましょう

2022年11月18日 | 法華講員の心得(一)

大白法 令和2年11月1日(第1040号)から転載

 妙法の振舞い

 『法華講員の心得』より

  ⑥信心の道場である寺院へ参詣しましょう

 

 総本山大石寺は、本門戒壇の大御本尊が厳護され、日蓮大聖人の血脈が伝えられている仏法の根源の霊地です。

  その末寺も、御本尊が安置され、仏法僧の三宝が備わった法城であり、僧俗が和合して仏法を学び、日蓮大聖人の教えを弘めるための重要な道場なのです。 

 なお 末寺には、御法主上人の任命を受けた住職や主管が法華講員に対して信心の指導にあたっています。 

 私たちは、信心修行の道場である寺院へ常に参詣し、指導教師である住職・主管の指導のもとに信行に励むことが大切です。 

 (法華講員の心得 二三㌻)

 

 [信行のポイント]

  本宗の寺院には所属信徒にとって、 根本道場たる総本山の出城として、本門戒壇の大御本尊の写しである常住御本尊が安置された帰命(自らの命を仏に奉り帰依すること)依止(徳ある所に止住して離れないこと)の道場です。私たちは常に所属寺院に参詣し、僧俗和合して正法護持と地域広布のため精進していくことが肝要です。

 

 師弟相対の信心

 本宗の信仰の基本は、第二祖日興上人が

『佐渡国法華講衆御返事』 に、

 「し(師)で(弟)し(子)をたゞしてほとけ(仏)になり候」(歴代法主全書)

と仰せのように、御本仏(日蓮大聖人)と本師(御法主上人猊下)、 本師と小師(末寺の住職・主管)、小師と信徒という縦の筋目を重んじ、師弟相対の信心により、即身成仏の大功徳を成就することにあります。

 したがって総本山第二十六世日寛上人が『寿量品談義』に、

 「一足一足を積んで千里を行くが如く、日日に参詣して南無妙法蓮華経と唱へ奉れば、一足一足の裏に寂光の都は近づくなり。一辺一辺に大山大海の如くなる仏身を、我が己心にこしらえ立つる程に随分に参詣唱題肝要なり」(同)

と仰せのように、師弟相対の信心修行の道場である寺院に常日頃から参詣し、 御住職・御主管より御法話を聴聞し、唱題に励んでいくことが、過去遠々劫以来の謗法罪障を消滅し、現当二世に亘る大願成就、即身成仏の大功徳を積む信行なのです。 

 また大聖人が『佐渡御書』 に、

 「此の文(ふみ)を心ざしあらん人々は寄り合ふて御覧じ、料簡(りょうけん)候ひて心なぐさませ給へ」(御書 五八三㌻)

と仰せられています。御在世当時の先達方のように、 どのような難局にあっても、 御本尊様のもとに寄り合い、 講中の同志と互いに切磋琢磨して、深い信心を起こすことが大切なのです。 

 

 諸行事への参詣

 寺院で行われる御会式や御報恩御講、年中行事等の法要は、仏祖三宝尊に対する御報恩の法要です。 

  これらの諸行事への参詣を通して、 大聖人の教えや御宗門の伝統、そして正しい修行の在り方を学ぶのです。

 また、私たちが先祖や縁ある故人を安穏な境地に導くためには、正しい仏法によって回向しなければなりません。そのためには寺院に参詣し、彼岸会、盂蘭盆会などの塔婆供養の際に塔婆を建立して故人の成仏を期することが大事です。 

 日蓮大聖人は『草木成仏口決』 に、

 「我等衆生死する時塔婆を立て開眼供養するは、死の成仏にして草木成仏なり」(同 五二二㌻)

と塔婆建立の意義について示されています。

  追善の志をもって塔婆供養するならば、その功徳によって故人も成仏することが叶い、願主も大きな功徳善根を積むことができます。 こうした正しい追善供養ができるのは日蓮正宗寺院のみです。

 このように、寺院は自身の過去遠々劫の謗法罪障を消滅し、現在と未来に功徳を積み重ねていく信仰実践の道場であり、 また過去の諸精霊の追善の回向を正しく修する場なのです。

 

  未来広布へ向けて異体同心

  日蓮大聖人の御遺命たる広宣流布は、僧俗の大目標であり、本宗寺院は各地におけるその拠点に当たります。 

  日蓮大聖人が『異体同心事』 に、

 「日蓮が一類は異体同心なれば、人々すくなく候へども大事を成じて、一定法華経ひろまりなんと覚え候」(同 一三八九㌻)

と仰せのように、私たちは常に寺院へ参詣し、僧俗共に異体同心して精進するところに、 広宣流布の大願も成就することを心肝に据えましょう。

 御法主日如上人猊下は、

 「本宗における寺院とは、それぞれの地域における弘通の法城として建立されるものであります。しこうして、寺院がその役目を果たしていくためには、

僧俗一致・異体同心の団結が絶対要件となります」(大白法 一〇〇六㌻)

と御指南されています。

 したがって、 自宅で自分なりに読経・唱題すれば良いというような姿勢では正しい信仰の筋道を歩んでいくことは困難です。

  努めて寺院に参詣し、指導教師のもと、お互いに励まし合い、異体同心の講中に身を置くことが大切なのです。





    次回は、弟子旦那への教導について触れられています。

 

 

 

 

 

 


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