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妙法の大良薬

2023年03月24日 | 光 明(一)

大白法 令和五年二月十六日 第1095号

 光 明

 「妙法の大良薬」

 三災については、経論にも依るが、概(おおむ)ね飢饉・戦乱・疫病が挙げられる。これらは、大勢の無(む)辜(こ)の人々を死に至らしめる意味で、まことに恐るべきものである。

 特に昔の時代は、貴賤貧富を選ぶことなく罹(り)患(かん)させる疫病は、得体の知れない極めて恐るべき存在であった。

 欽(きん)明(めい)天皇の御(み)世(よ)に仏教が伝来し、篤く信仰されたのも、疫病からの救済・克服を願ってのことであった。

 聖(しょう)武(む)天皇による東大寺大仏の造立や、国分寺等の建立も、疫病終息と民心の安定に主眼があった。

 さらに桓(かん)武(む)天皇は、疫病等の問題によって平安京への遷都を図り、その鬼門に当たる比叡山の伝教大師・天台法華宗に篤く帰依した。

 このように見るとき、疫病の流行と仏教の流布には深い関わりがあることが判る。

 ただし、これら爾前迹門の諸経・諸宗が必要とされたのは、あくまで像法時代までのことである。宗祖日蓮大聖人は、『高橋入道殿御返事』に、

 「末法に入りなば迦葉・阿難等、文殊・弥勒菩薩等、薬王・観音等のゆづられしところの小乗経・大乗経並びに法華経は、文字はありとも衆生の病の薬とはなるべからず。所(いわ)謂(ゆる)病は重し薬はあさし。其の時上行菩薩出現して妙法蓮華経の五字を一閻浮提の一切衆生にさづくべし」

  (御書 八八七㌻)

と御教示されている。つまり、濁悪の滅後末法の極重大病の一切衆生を救う妙薬は、外用上行菩薩・本地自受用報身の当体・本因妙の教主たる宗祖日蓮大聖人が所持される南無妙法蓮華経ただ一つである。そして疫病をはじめ、すべての災厄を打ち払う方途は、この三大秘法を受持信行することに尽きるのである。

 いよいよ本年三月から、宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年慶祝記念総登山が始まる。法華講員お一人おひとりが、御本仏大聖人に連なる地涌の眷属である誉れを胸に、喜び勇んでご登山し、御報恩の誠を申し上げていきたい。(T)

 

 

 

 

 

 


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