先日も書き込みましたが、
井戸水が飲めるかどうかのお問い合わせが多いので
もう一度御説明いたします。
はっきり言って、保健所の検査を受けてください。
そして、ここから書く事は私の判断ですので責任は負いません。
井戸水に(砒素・六価クロム・テトラクロロエチレン・他)など
直接的な有害物質が混入しているものは絶対飲んではいけません。
また、大腸菌や一般細菌が多く含まれる水も飲んではいけません。
通常、井戸水で悩まされるのは鉄分とその臭や味です。
昔は、工業的な土壌汚染も少なかったので井戸水で生活していました。
昔は飲んでいたけど、今では飲用にできないのはなぜ?
いや、違うんですよ。
昔は、保健所で検査するということをしなかっただけなんです。
今の時代になって、世の中が清潔になり、衛生管理がしっかりされてきました。
どんな食品にも賞味期限が有り、使用原料も記載されています。
我々が子供の頃、お菓子の中にチクロやサッカリンなどがよく使われてきました。
それと同じように、水にもしっかりとした水質基準がつくられました。
井戸水よりも水道水の方が絶対に衛生的です。
残留塩素の味がしますが、その分殺菌されています。
薬品が懸念され、無農薬野菜などにこだわる方もいますが、
今の時代になって高齢化になったのも薬の御蔭なんですよね。
人間には免疫力もありますが、免疫だけでは長生きはできないと思います。
話が少しずれましたが、
井戸水を飲んで直接死につながることは少ないと思います。
汚染物質が含まれていれば別ですが、
鉄分やマンガンなどが基準以上でも有害とは言えません。
鉄分やマンガンもある意味、人間には必要な物質です。
ただ、長期常用すると体のバランスが崩れるかもしれませんね。
暑い真夏の農作業などで、コップに数杯飲用しても死ぬことはないでしょう。
ただ、慣れていない水を飲むと下痢を起こすかもしれませんね。
所変われば水道水でも下痢を起こしますから・・・
このように、飲めるか飲めないかではなく、
飲むか飲まないかということではないでしょうか?
ですから、私はお客様の問い合わせに対し、
井戸水を飲みたいなら保健所の検査をしてくださいといいます。
ただ、飲用不可の井戸水を平気で飲んじゃってる人も多いです。
井戸水を飲むのに抵抗を感じるのもいいですが、
酒の飲みすぎ、喫煙、塩分や香辛料の取りすぎなど、
そっちの方を注意したほうが良いのではないでしょうか・・・笑
最後に、
私は井戸屋ですが、家で飲む生水は水道水も井戸水も飲みません。
生水の飲用は、富士山の水を購入しています。