今日も寒かったですが、昨日よりはマシでした。雪ではなく雨だったしねー。飛び石連休が終わると暖かくなって、春一番がやってきます。次の週末は春陽気。
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今日は山陰から北の日本海側を中心に雪や雨
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10日にかけて強い寒気が居座る 積雪さらに増加も
朝、花粉が飛んでるようで、鼻水くしゃみが止まらん状態でした。体調も悪いし、外は雨だしで・・・出勤♪
それにしても週末でないと落ち着いてデスクワークができないってのは困ったもんだな。栄養学科というのは文科省だけじゃなくて、厚労省の監督下にもあるんで書類が多いんだよ。
腫瘍が良性か悪性かってのは、浸潤転移するかどうかなんだけど、癌細胞が簡単にそれやってるわけじゃないんよ。
突然変異細胞を体外に排除する仕組み解明 がん予防薬の開発に期待 北大(財経新聞)
実は正常細胞の中で突然変異の細胞が現れると排除されます。細胞競合と言います。実験的に正常細胞の中に癌細胞を突っ込んでも追い出されてしまう。浸潤転移できる癌細胞はそれに打ち勝って転移していってる。
癌になる前の段階で、変異した細胞は周囲の正常細胞によって追い出されます。変異細胞を中心にカルシウムイオン濃度が同心円状に高まっていき、このカルシウムウェーブを受けた正常細胞たちは、変異細胞に押し寄せて細胞組織から物理的に押し出し体外に排除します。カルシウムイオンが合成されるわけはないので、突然変異に気づいた周囲の正常細胞の小胞体からカルシウムイオンが放出されるということでしょう。カルシウムイオンは信号伝達物質として機能します。
受精で起こる現象を連想しました。卵子に一つの精子がたどり着き受精すると、卵子内でカルシウムイオンがパーッと広がって受精卵周囲に膜を形成し、後から来る第2第3の精子を排除します。
私たちの体の中で突然変異なんてのは毎日発生していて、それを排除したり防いだりするシステムはいろいろとあるのに(免疫系とか細胞死の誘導とか)、年取るとしっかり癌にはなります。ただ、タバコ吸ったり酒飲んだりストレスまみれの生活していると、癌化するような突然変異の起こる確率は一定でも、変異のルーレットを回す回数が増えるわけですな。今回の研究は変異細胞を追い出す仕組みの研究なので、予防的に癌リスクを減らすことに貢献できるかもしれません。
本日のお酒:天狗舞 山廃純米 + SANGIOVESE DI ROMAGNA RISERVA
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