ライトの苦行 その1 "電子機器の簡単な組み立て"のお仕事 その35

2008年01月07日から今日まで

　お正月休みがあっという間に過ぎていき初出勤となりました。

あー、とうとう始まっちゃったよ・・・

　病気持ちの私にとって仕事はかなり辛いもの。けれど支払いがあるから何とか頑張らなくちゃね・・・と。

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「ちょっとお客さんからご指摘をいただいたんですが、色がバラバラなンだけれど・・・と」
「ええーっ?!」

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　昨年末あたりからちっこいライトの製作をしています。

　薬指の爪くらいの面積の丸い基板の上に白色のLED(実際には青色LEDの上に黄色い樹脂をのせていて光らせると白色に見える)があるので、それを一つずつ切り取ってバリをとり、線をハンダ付けして白色のプラスチックのキャップをかぶせ、シリコン(シリコン樹脂、シリコーンゴムとも言う)でシールして出来上がりです。

無茶苦茶面倒くさいし、ココは工場なのにほとんど手作りなンですけれど

　いやぁ、この台詞どこかで書いた記憶があるなぁ・・・と。
　このライトは野外で使うモノらしく、シール(=シーリング、充填剤でふさぐ事)し、中に水が入ってショートしないよう、隙間をシリコンで埋めます。シーリングはもっぱら私の仕事。

なんだかモールドを思い出すなぁ・・・

　それはそうと、お客様のご要望「IPx5」なンて全然聞いていませんでした。たまたま私が"お客様のWebページ"を読んでいたところ、このライトの規格が載っていていた資料を見つけちゃったので、工場長に聞いたところ、

「大丈夫じゃない?」

　楽観的過ぎやしないか・・・オイ。
　私があまりにも心配し続けるので「工場長が正月休みにテストをしてみる」ということで落ち着きました(その前にテストしていなかったんかい・・・)。

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　正月休みが終わり、しばらくして、

「○○君(私の名前)、大丈夫。点いてたよ」
「本当ですか、良かった～」
「○○君も風呂にジャボ浸けしてみる?」
「えっ・・・お風呂?!」
「そりゃ、1つ上のIPx6じゃないと安心出来ンじゃろ」

　テスト方法=お風呂にボチャン・・・原始的だけれどまぁ「合格」の太鼓判を押されたので一安心です。ただ、この方法、IPx7かIPx8だと思う気が。