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建築設計者の日々是好日

建築家として感謝をもって生きる日々の記録

被災された方々への支援を!

2011年03月13日 | Weblog
三陸沖の巨大地震のマグニチュードが9.0に訂正されたという。
神戸の時の経験から、現在報道されている以上に被害は拡大していることが判明してくることだろう。
今私たち個人にできることは余りにも少ない
自衛隊や消防、警察の組織力に期待したい
しかし、今後は義援金、建築家としての被害調査判定など私なりにできることをしてゆきたいと思う

今回の震災で避難されている方々、寒い中で燃料など不足する中で生活をしている方々に心よりお見舞い申し上げます
また地震や津波で亡くなられた方々に弔意を表したいと思います。
合掌。

GATTI CASA

2011年02月28日 | Weblog
ネコと暮らす家という意味です
今、十条駅の近くで計画している小さな賃貸集合住宅で、友人のHさんに手伝ってもらってヒアリングや企画を進めているところです

心豊かな生活は人それぞれに作り出すものです
ペットと暮らすのもそんな暮らし方のひとつでしょう
しかし、現在の日本では賃貸住宅に住む場合はなんと制約の多いことか
いや、分譲マンションでさえ規約に縛られてだまって飼っている人を何人か知っています
ペットを飼う時のマナーなど難しい問題が多いのは承知しています
しかし希望する方には気兼ねなくペットと共生できる住まいがあっていいのではないか?
そんな思いを実現させたいとオーナーは考えてネコ専用の賃貸住宅を希望しています

私はそんな生活を実現しつつ、老後にも安心して住まえるような地域(施設でなく住宅)社会を作りたいという将来の夢を持つオーナーに非常に共感します
一人住まいの方や共働きで日中は家にいない夫婦などがペットの心配をしなくても安心して出かけられる家が理想です
小さな子どもを持つ人と同じで、病気の時等に預かってもらえる人が近場にいるとなおいいのですが
そして高齢になっても近隣の方々とのおつきあいが心豊かな生活を紡ぎ出してゆく...

こんな住まい方をしてみたい方はこちらをどうぞ!
これからも進み具合を載せて行きたいと思います

なげかわしい社風?(教育について)

2010年06月19日 | Weblog
今日はある大企業の展示会に行って来た
その一角で説明をしていた社員にiPadのような製品群を1社独占にしない方策としてキャリアの充実による主導権の確保はできないかと聞いたところ、「それは政府の仕事」とのたもうた
アップルは政府ではないけれどデファクトスタンダードを勝ち取るため次々と戦略的な商品群を提案して世界の人に支持されている
その人の政府に頼るような姿勢は嘆かわしいものだと感じた

大企業にいるととんでもないミスさえしなければ給料をもらえるのでアグレッシブにチャレンジする人はいなくなるのだろう
いても独立して起業するのかもしれない
これはかのアメリカでも同じだろう

このような寂しい心はどうして形成されるのだろう
こんな大企業に入社できるのだから立派な学校で教育を受けて来たことは確実だ
それでは学校教育の質はどのようにあるべきか
そして世界で戦える人材育成にはどのような会社内部の教育が必要であろうか

当の会社は当然そのようなプログラムは組んでいるのだろう
しかし、実情はあまりに寂しいものだ
大きすぎること、官僚的な組織、安定感、みなアグレッシブな方向性を生み出す土壌にはならない要素だ
問題の根は深い

しかしそれを会社のせいにするのは簡単だ
厳しくいえば「個人の問題」なのだろう
まさに「組織は人」なのだから...

落ち着くということ

2010年06月12日 | Weblog
今日気がついたことだが、去年の5月から今年の4月まで1年間1本も投稿していなかった
その間ちょうど1年間、一つの建築の設計監理をしていた
はじめから終わりまでまったく時間がない訳でもないのに1本も書かなかったということは象徴的だ
それだけ集中していたということも出来る...
が、なにか他に忘れていたものが無かっただろうかという心配も頭をかすめる
人間時々振り返って自分の人生を見直すこともいいのです
見直して反省しても遅いことがほとんどだけど、これからの残りの人生に生かせればと思うこのごろでした

すこしづつ写真を載せていこうと思います
今日は気持ちのいい初夏のような気候なので森の風景といきましょうか...

元気を出して!

2010年05月10日 | Weblog
今日はあるビルの竣工式があり出席させていただいた。
工事前からいろいろお世話なったお隣のビルオーナーが、貸室が空いて賃料を下げても入居者が入らないと嘆いていた。
賃貸マンションが色々工夫し、デザイナーズ...など特色を出してもすぐに陳腐化して競争力が無くなるとする不動産評論家がいたが、事務所需要においても同様の傾向があるのだろうか。
確かに今の状況はお国が言う程は世間の景気は芳しくないと思う。全体としてみれば輸出で潤っている分野が日本全体の経済を支えていると言ったところだろうか。

こんな時はダメだダメだと言っていては悪いスパイラルに陥るばかりだろう。
今日竣工したビルを作った会社のように、地道ではあるが先を読んで積極的な活動をしてゆくことができるのではないだろうか。
そのようなひとつひとつの会社なり個人の経済活動が全体の活気を作り出すのではないだろうか?
専門家ではないので裏付けは無いがそんな動向が景気を左右しているのかもしれないと思う。

皆さんも元気を出しませんか?
というわけで、私もなにか消費活動をすることとしようと思います!

建築家賠償責任保険が!

2010年05月10日 | Weblog
先日のある建築雑誌に建築家賠償責任保険の記事が出ていたので興味深く読んだ
というのも、私は保険料の値上がり等から保険自体の危険性を感じて2つの保険に加入しているからだ
2つも入って無駄だという設計者が多い
私は一度もこの保険のお世話になったことは無く、関係ないかと思う方も多いかもしれない

しかし、考えてみよう
もし保険自体が破産してしまったら、保険会社が破産したらどうなるのだろう
というのも、ある保険が少し前に保険料を値上げして私のケースで約5倍になったのだ
これは何を意味するか?
記事にも出ていたがこれが1級建築士の設計かと思うような、トラブルが多発しているようだ
どこまで行ってこの状況が止まるのか不安である
だれが設計者の公平な評価をしているのだろう
建築家協会には「登録建築家」制度があり私も登録頂き、少し前には会員以外にもオープン化された
建築士会には「専攻建築士」制度があり私は設計と街づくりで登録してもらった
これらは登録申請資料を提出して審査の上で認められたものだ
しかもこれらは自己学習であるポイントを満たさないと更新できない仕組みだ

どの組織にも属さず、このような評価も受けていない設計者は多いだろう
そのような人たちの内、技術力がある基準以下の方が保険に加入して事故を起こせば、保険の蓄えはあっというまに底をつくことだろう
私はそんな気配をうすうす感じていた
それが、今回の記事で現実になってしまうかもしれないと感じた

保険の2重加入は自分のリスク管理のためでもあるし、なにより万が一のときにクライアントにご迷惑をお掛けしないための義務でもあると考えている

さくら

2010年04月12日 | Weblog
今年のさくらは珍しく入学式まであまり散らずにがんばっていた
地球温暖化が懸念されるようになってから,入学式ではさくらは散ってしまっていたことが多いと記憶している
温暖化の進行がゆっくりになった訳でもなさそうだ

ところで鳩山首相の25%削減演説はよかったが、その後の世界世論への働きかけがいまいちではないか
環境に限らず社会が期待した民主政権だが、なににつけても中途半端で花びらを残しながらぱらぱらと散り続けるさくらのようでは困るのです
政権を持ったのだから何をしてもいいという訳ではないだろうが、言っていたことはびしっと決めてもらいたいと思っているのは私だけではないだろう
「まだ、フリーハンドになっていない」とのたまうのだろうか
しかし、もう少しもう少しと見守る余裕がどのくらい社会にあるだろうか?

バイシクルライド2009in Tokyo

2009年04月19日 | Weblog
今日は友人たちと都内を自転車で駆け巡る一日だった
これは「メイクアウイッシュオブジャパン」のチャリティイベント。

永田町から大手町、永代通り経由で佃まで行き、晴海に渡って浜離宮に戻り芝を通って皇居前を往復、桜田門警視庁前から永田町に戻るコースだった。
スタート会場に受付時間ギリギリで到着。
仲間は皆到着して受付を済ませていた。
準備を済ませ8時ちょうどのカウントダウンで20名づつのグループでスタートする。
我々の仲間は4家族7名で2番グループに入ってスタートした。

今日は一日天気がよくて、雨男が一人いたが完全封印!
日曜朝早くの都内は車も少なく、危険性も心配していたほどではなく安心して走ることが出来た。

車で走る都内とは見え方がまるで違う。
あまりよそ見はできないが、車では気がつかないような景色、車で入り込めない緑道など同じ東京でも新しい発見が多かった
仲間も気持ち良さそうに走っていた

休憩所での飲料等のサービス、各チェックポイントでの案内のボランティアの方々などみな笑顔で声援してくれて、本当に気持ちよく走ることが出来た。
ボランティアの皆さん一日ありがとう
来年も参加したいイベントだった。

建築家協会展示当番

2008年11月01日 | Weblog
今日は神宮前にある日本建築家協会の広報委員会の展示当番だ
ホームページの書き込みを半自動化したことに慣れていない方が多いため、説明をするのを兼ねてデモンストレーションする係りだ
ところが土曜日というのに朝から誰も来ない
みなさん説明されなくてもわかっていらっしゃるようで

建築学会(広島大会)聴講

2008年10月10日 | Weblog
自分の発表を終わってから、それぞれ興味のあるところへちらばった
私は「住環境ビジョンの再構築」というPDを聞きに行った

住宅小委員会のPDだと思うが、住環境政策と住宅供給の市場メカニズムなどについての発表があった
日本と英国の住環境の姿の違い、非営利セクターの困難性、若年層の住宅問題、格差など住宅問題は社会や国の形を映す鏡と言えるのかもしれない
問題は多いが着実に少しづつでもいい環境をつくることを念頭に活動して行くことが大切だ

次に環境系のセッションを聞きに行った
BESTという環境評価システムの立ち上げを多数の関与で開発している
私の義妹も発表と司会を務めていた
CASBEEのような定性的な評価尺度を入れずに、環境評価を数値的に客観化しようという試み
非常にやっかいな相手を数値化するのは実に大変だ
いくつもの壁がありそうだが、実現すればワールドワイドな指標として認知されるだろう


建築学会(広島大会)発表

2008年10月10日 | Weblog
本日はやっと発表の日
ホテルでY先生と合流してバスで大学へ
久しぶりの学会はなかなか活気があった

会員証でCPDのチェックが可能になっている
参加費は事前に払い込んであるので簡単だったが、混んでいて2人は受付で時間がかかった
Y先生に広島大の概要を案内頂き、丹下さんの図書館など見学した
日本有数の敷地面積とのことで、とても全部を見ることは出来ない
受付から発表の教室に行くにも10分くらいかかったろうか

教室に着くと前のセッションが終わるところだった
着席して時間を待つ
インターバルに各自のパソコンをプロジェクター切替器に接続して待機する
私はトップバッターで発表
MacBookは調子がいい
事前の準備通りに発表を終わり、H女史に引き継いだ
ところが!
パワポの設定を間違え、女史の発表の途中でプレゼン画面は真っ暗に!
どうしようかと思ったが、女史は慌てることなく発表しているので救援に行くのをやめた

プレゼンでミスったにもかかわらず、質問はそのセッションで一番多かった
実践事例の発表は興味が多いのだとY教授と話し合った

建築学会(広島大会)前夜

2008年10月10日 | Weblog
以前より準備していた建築学会発表
台風が近づいているので心配だったが飛行機は揺れることもなく無事広島空港に到着
すぐに西条のホテルに行き共同発表するH女史とプレゼンの打合せ、読み合わせ

そうこうしているうちに、女史の友人の熊本にいる元広島大のY先生が到着し、3人で酒蔵巡りに出かけた
Y先生は広島大にいる頃酒蔵の活性化の活動をしていて、町を歩いているとそこここから「先生!」と声がかかる有名人
先生の本日のねぐらは酒蔵のひとつの離れという贅沢さ

お酒に詳しいクライアントから西条はいいですよと聞いていたが、こんなに蔵造りやレンガの煙突が残っているとは
日本3大酒造りの町との評判にたがわぬものだ
行く先々でわき水を飲み、お酒の試飲をしながら歩いているといい気分になって来た
東京では聞かないお酒を何本か買って送ってもらった

夕方から酒鍋というのを囲んで3人で地酒を楽しんだ

定借機構講師;公的事業の新しい展望へ

2008年08月08日 | Weblog
先日,NPO法人首都圏定期借地借家権推進機構のセミナーに講師として参加して来た
前に横浜のシンポジウムに来て頂いた機構の専務理事のからのご依頼
テーマは「コーポラティブハウスと定借」ということで1時間ほどお話しさせて頂いた

コーポの住民によるコミュニティ形成という主旨と実現手法、定借の利用方法,手法についてご説明した
建物譲渡特約付きとすることで、都市ストックの形成,長寿命による省資源、省エネなどの効果も期待できることを強調した

これらは公的なPFI、SPI事業にたいするチェックポイントにもなると考えている
事業主体が利益誘導であるのは仕方ないとしてもより理想に近いものに近づけるインセンティブが働くような仕組みづくりが大切だ
3セクなどが介在しない住民による直接自治ならぬ直接事業という形態があり得るのではないだろうか
政治の専門家のご意見を伺いたいところだ

ゴルフ晴れのちあられ後富士悠然

2008年08月08日 | Weblog
今日は以前勤めていた設計事務所のOBゴルフ会で富士山麓のゴルフ場に行って来た
ゴルフは前にいつやったか覚えていない程ご無沙汰で,子どもが生まれてから記憶がないので10年以上はやっていない
先週1回だけ練習場に行ったが昔の感覚を取り戻すには厳しいものがあった
今日はそんななかで、皆様のご迷惑にならないように頑張った

午前中のハーフは晴天の中、高原の気持ちいい空気を吸いながら、なんとかついていった
昔はよくOBを出していたのだが今日は不思議とそれは無く、私なりに気持ちよくラウンドできた
180ヤードのショートホールをワンオンできたし,パーも一つだがとることができた
昼食を挟んで午後のラウンドも中盤にさしかかった頃,雲が広がりそれがグレーに変わって来た
途中でホールアウトしたところで雨が振り出し,雷も鳴り出した
仕方なく近くの避難小屋に入った

ほどなく雷が近づき雨脚が激しくなった頃に,外を見ると大豆程のあられが降っている
それが芝の上でピョンピョン飛び跳ねているように,また小人が踊っているような動きをしている
小屋の中から皆そのかわいい小人たちを眺めながら雷の過ぎ行くのを待った

しかし、雷鳴はますますひどくなり一緒に避難していた別のパーティはクラブハウスに引き上げてしまった
その後も近くの立ち木に落ちたのではないかと思われるくらい激しい落雷音が森の中に鳴り響いた
しかし、30分くらい経つと辺りが明るくなり出し,雲が切れて来て日が射して来た
気がつくとさっきまで辺り一面にちらばっていたあられが見る影もなく解けてなくなっていた
ただ,クラブハウスのレーダーではまだまだ危ないという情報があり、プレー再開の許可はなかなか出なかった
仕方なく今日は上がろうとうことになりカートで下に向かった

途中で振り返ると、もやのなかに富士山が姿を現し幻想的な風景がひろがっているではないか
朝も少ししか姿を見せなかった富士山が雲一つ隠れることなく悠然とその優美な姿を見せていた

30年以上メンバーという元上司も初めてという貴重な経験をし、旧交を暖めたいい一日だった