建築設計者の日々是好日

建築家として感謝をもって生きる日々の記録

過ちては改むるに憚ることなかれ

2014年05月12日 | Weblog
ご存知の通り論語の一節である。
これを躊躇させるような事例が出ているという。

ことの発端は例の「姉歯事件」である。

最近の法令違反摘発事例で、建築許可(法令では確認という)が出て工事着工した案件で、工事中に許可時には誰も気がつかなかった誤りを発見して適法状態に直す手続きをしたところ、その後の国の査察で違反事例として摘発されたというもの。
これでは誤りを見つけても直さずそのまま工事をした方がいいと考えるやからも多くなると推測される。

誤りをそのままにするのではなく、直ちに訂正し正しい方向に工事を進めることを選んだ設計者ははたして違反者なのか?
設計時のみを考えれば違反だったかもしれないが、直して工事を指示したのであれば結果オーライなのでは?と思うがどうだろう。
国は設計者と工事監理者が別のケースを想定しているように感じる。
そうであれば、違反設計を行った設計者は処罰され、それに気がつかずそのまま工事を行うように指示した監理者は処罰されないのか?
不条理きわまりない事例と考える。

姉歯の事件後に建築士法ほか規則やら告示が出てひどく息苦しい時代に入ったと感じる。
早急な改正を求めたい。
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