北海道の白老にある国立アイヌ民族博物館に行ってきた
立派な施設だったが残念な点がいくつかあった
広大な敷地にいくつかの施設が散在していたが、ビジョン、コンセプトが見えてこない
ゲートから入ると正面に真っ黒な現代建築、少し離れて全くデザインの違うウポポイというホール、しばらく歩いて奥まで行くと広い通路に面してアイヌの茅葺古民家が直線状に数棟並んでいるが、そこで営まれていたであろう祭りなどの場はなく、全体の関連性なく建物が通路に沿って配置されているだけと感じた
メイン施設の展示はさすがに国立だけに充実していたが、内部が公開されていた古民家は巨大すぎて、その内部空間で昔の生活を想像するのは難しいだろう
冬の平日だったこともあるのだと思うが、閑散としている中で職員の多さ、誰も乗っていないのに動いている場内バスと、さすがにこれは無駄ではないかと感じる1日だった