ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2019-27 新元号「れいわ」のアクセント

2019年04月04日 | 日記
なんてことのないアクセントの話だ。
(丁度、朝日新聞もこれを巡って取りあげていたが。)

「れいわ」の発表で
官房長官や首相のアクセントとTVのアナウンサーのアクセントが
違うと感じていた。いわゆる「れ」を高く読む
「頭高」が政治家たちであった。

自分も前者で初め行っていたのだった。

そしてTBSアナウンサーの言い方を聞いて平板読みだと感じていた。

アナウンサーが首相にアクセントの言い方を尋ねていた。
どちらでもいいのじゃないかと答えていたように思う。


なんだか面白いなと感じた。
読み方まで首相のご機嫌をとらなくても。
自分たちがマスコミのプロだろうにと。

政治家たちは地方出身が多い。ということは
自分たちのアクセントでややもすると話しているのだ。
だから「頭高」の読みになってしまうのだ。

その点、標準語的な言葉のアクセントは
近年、平板型が多い。

だから「れいわ」を聞いて2種類の読み方があると感じたのだった。

内閣府は読み方だけ定めているものの
英語のような決まりはなくアクセントは自由なそうだ。



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2019-26 愁いの王ー宮澤賢治

2019年04月02日 | 日記

元号が1日に公表された。れいわ令和。5月1日から。
発表直後は違和感を感じたものだったが1日過ぎると歓迎ムードに流された。

さて、この憂いの王。
この映画は宮澤賢治の生涯を描いた作品だ。俳優は一般人。

全カットモノクロームであり、台詞を言う人物を写さないオフスクリーン手法なそうだ。

製作に6年の年月を要した作品だ。
監督は盛岡出身の吉田氏。4時間の長時間台詞は後付け。

台詞が大変読解力が必要で集中して聞いていたため終わった後は
1冊の哲学書を読んだような疲れが残った。

逆に風景が美しくそして当時の住まいやしきたりなど
よく表現されていたと感じた。

1896年(明治29年)の大地震の4日前に生まれた賢治。裕福な家庭で育った。
盛岡農林学校に進学したとき法華宗経と出合い生涯信仰するようになる。

教師の4年4ヶ月。生徒にとっても賢治にとっても至福の時間。最愛の妹トシの死。
2年後に出版された「春と修羅」童話集「注文の多い料理店」当時全く売れなかった。
教師を辞め自給自足の農民へ。そして1933年3・3に三陸大地震。
その年に賢治は37歳で亡くなる。

賢治は37年間の生で大地震を2度うけているのだ。
この事実は震災のあった8年前、当時図書館専任司書教諭をしていた
私自身も気づいていたことだった。

この作品を上映するに当たって
賢治の心を今に偲び、3,11で亡くなった方々に祈りを捧げたいと主催者が語っていた。
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2019-25 価値ある作品 グリーン・ブック

2019年04月01日 | 日記

時は1962年代。
アメリカで実際にあった黒人差別が題材の映画だ。

黒人天才ピアニストと白人用心棒の運転手がおりなす
アメリカ南部演奏ツアーの出来事から見える社会模様。

グリーン・ブックという題は何を表示しているのか。

これは黒人が泊まれるホテルのガイドブックだった。

それ以外のホテルに泊まると
白人社会の中で黒人が排他的に扱われてしまう。

才能あふれるピアニストのドクター。ホワイトハウスで演奏するほどの人物。
北部では3倍の料金でできるのに、あえて差別の残る南部での演奏に出かける。

イタリア系の無教養の白人、トニーを運転手として雇って。

トイレ、ホテル、レストラン、等など黒人が出入り禁止。
白人との差別化。なぜ?と主人公は問い詰めるが「習わしなので」と。

車で深夜、移動中にパトカーに追跡され投獄される。
理由は、黒人は深夜、移動してはならないというきまりがあるから。

演奏に遅れるということで
ピアニストはあるところに電話をする。
かのロバート・ケネデイだった。釈放され無事演奏場へ。

黒人差別がそれだけひどく理不尽なことがまかり通っているのだった。

どうにか2ヶ月のツアーを終えてラストシーン。

心温まるクリスマスイブ。と2人の友情。

素敵な結末のストーリーでほっとした。心に残る価値ある作品だ。














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