ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2012-116 やさしい先生はだめですか? 再び生活指導学習会にて

2012年10月06日 | 日記
 10月6日土
例年ならこの連休中が稲刈りだったが先週終了。

そこで今日、4年前までいた盛岡紫波支部の教研に参加。
ここでは、教研を2週にまたがって行っている。参加者55人
かつて、ここの教文部長を5年間担当していたころに
2週間、問題別と教科別そして外部から講師を呼ぶスタイル
を作ったのだがこれが継承されているのはうれしいことである。

今回は神奈川の生活指導常任の篠崎さん(女性)であった。

貧困と学力
経済格差との関連はちまたでは広く認知されている
更に文化格差と学力の相関関係がいわれている。
家庭に本や新聞など文化水準の差が学力に関連があるのだ。
さて本題であるが
職場はどんな環境であるか
失敗が許されているか、それとも孤立気味か
子どもの話が笑って話せているか

この教師のタイトルのように
優しい先生の学級は管理的な職場の中では苦しい展開に陥り易い
なぜなら子どもは優しい(弱い)=甘いとみて、崩れやすいのだ。
特に○年の時は何もなかった。のに荒れてしまったというケース。
さて○年の時はしっかりしていたのだろうか。内実共に自ら律しているのではなく
表面的に管理されてきたのではないか
実は子どもが内面的に育っていないという面が多々みられる。
子どもをどう見取るのか。問われるのである。
質問コーナーで全生研での昨今のいじめ問題のスタンスを尋ねてみた。

いじめについて。前回の浅見氏と同様
いじめはダメ、けんかはダメ、では子ども萎縮し教師もスリムな指導になってしまう。
子どもも社会ヲ背負っているのだ。
いじめの背景をさぐって指導そして解決方法を模索するのが教師のはずなのである。
と力説。
実はそうだろう、参加者が感じ取ってくれればいいと思いつつ質問したのであった。
それを規制や法で縛ろうとしていることに対して尾木しも批判しているのであるが同感である。

それにしても集団ゲームをしながら前職場の人とも出会い、楽しい学習会でもあった。
コメント
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